テーマ:AKANEの考え事
Thu, March 16, 2006 04:00:08

TORAICHI通信と私。

バックナンバー読みたいです。



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宣言しますが今日のは長いよー。
なのでお時間のある時に覚悟してお読みくださいませ。


最後に休みをとったのはいつだろう?
もうずいぶんと「1日休み」をとっていない気がする。

長かった確定申告(と青色申告)もやっと終わった。
いや、正確にはまだやることがある。
3/15である昨日中に提出しなければならないのだが
明けて16日の今もまだ手元にある。

これから夜のお散歩がてら税務署の時間外ポストに投函しに
行こうと思っていたのだけどついさっきまで話をしていたせいで
頭はぐるぐるまわりっぱなし、でも身体はぐったりという
もう何がなんだかよくわからない状況なのでブログ更新してみた。

人妻さとこ(←なぜ人妻を強調するのかといつも聞かれるが)と
長電話したのは久しぶりだ。先週会ったばかりなのだけど。

会ったと言ってもその時間のほとんどが申告の為の事務作業で終わり
結局それ以外の話題は少ししか話すヒマが無く不満だった。
(いや、不満も何もギリギリまで事務を怠っていた自分の責任)

およそ6時間。
旦那が帰ってきた音も聞いたし
彼女はもしかしたら夜ご飯を食べ損ねたかもしれない。
時間を気にしながらも子ども達の笑い声はいつしか消え
旦那がうろつく(人んちの旦那を動物園のパンダみたいに言ってごめん)
足音や生活音は消え、多分寝ている家族を気遣って会話してくれていたと思う。

ごめんねさとこの家族。
お母さんを奪う私を許してちょんまげ。
でもあんたたちが生まれる前からだから私の方が先だからね!(何が?)

なんだか彼女が育児や家事を放棄してるようにも読めるが
実際は時々がさごそと音がしてたり、途中受話器を塞いで
応対していただろうと想像できるので誤解しないでいただきたい。
(なんか今日の文体ヘンですよ?私)

かと言って彼女が話半分だった訳でも無いのだが。

今日の主なテーマは資本主義と豊かさとエコとエゴ、
目の前にあるリアルな世界とTVの中の世界、平等と搾取について
セックスと嘘と過去のトラウマ(?)、この年になっても新たに
見つかって自分でもびっくりするような自分のこと、人との関わり方
それから伝統についてと税金の話、「国」であることの意味
その他家族のことや本の話など他愛もないことを山ほど、という感じだ。

その大半は税務署へ申告する用紙についてくる申告する側を馬鹿にするような
訳のわかりづらい説明書のように小難しいものではなくて
主婦同士が買い物帰りにばったり会ってそのまま話を進めてる、みたいな
学生時代に電車待ちの駅のベンチでついつい盛り上がっちゃったみたいな
そんなノリで、でもお互いに大人なのに馬鹿みたいに楽しいのが嬉しい。

私はこういう時間が大好きだ。
毎日だときっと疲れるが時々でもいいからやっぱり私には必要だ。

事の発端は今日の昼間の出来事だった。

今日の仕事は上野駅からほど近い現場(ゲストハウス)だったのだけど
そのハウスの近くにある一台の自動販売機。

今、私の働く会社はその付近に二軒の新規物件を工事中で
出来次第オープンさせるという所謂ラッシュ状態。

もう一つの現場に呼ばれて戻ってきた時
それを見た私の目は釘付けになった。

一人の男の人が台車に籠を乗せて自販機の横のゴミ箱から
缶と瓶とペットボトルを取り出して籠に入れていた。

今となってはその男の人が老人だったのか中年だったのか
どんな格好をしていたのか(少なくとも「綺麗な格好」では無かったと思うが)
その表情がどんなだったか全く思い出せないのだが
今もくっきり思い出せるのがその「手」だ。

なんかの映画みたいに一瞬にして世界がぐにゃっとして
その男の人の手だけが鮮明で私の目が勝手にその手にピントを合わせた感じ。

ビュゥゥゥゥゥッと効果音が鳴りそうなくらいの速さで。

ゴミ箱から取り出したコーヒーの缶はドロドロで
べたべたな質感が遠くからでもわかった。

その男の人の指は太くてごつごつしていて
爪の間も縁取りみたいに黒くて指全体も黒味がかっていた。

その男の人とのすれ違いざま私の頭の中は物凄い速さでいろんなことを考えていた。

□ 以前も浅草で大きな袋に缶をいっぱい詰めて歩いてる人を見た。
なんだかそれが「下町」っぽくていいなぁと思ったんだっけ。

□ 前にネットの記事かなにかで読んだな。
フィリピンかどこかの街ではゴミ回収者(車)がなくて
お金持ちの家であればあるほどゴミは外に放りっぱなし。
だけどそれを回収してちゃんと仕事にしてる人がいて
それはそれで仕事として成り立っているというのだ。
お金のある人がお金(や仕事)をシェアする、という考え方。

□ この男の人の手、汚れちゃうのに平気なのかな?
そういえば予備のゴム手袋あげたら喜ばれるかな?
(どうせ会社の経費で買ったやつだし一個くらいいいじゃんね)
だけどそれはなんだか失礼なことのようにも思えるな。
あれ?なんで失礼なことって思うんだ?それは私はどこから
物を言ってるのだ?なんかおかしくないかその発想。

□ 私は自分で自分を日本におけるヒエラルキーの底辺と思っていたけど
それじゃぁあの男の人はなんなんだ?っていうことは私はちっとも
底辺なんかじゃないってこと?それは私が上であの男の人が下って思ってる?

□ 上か下かどうかとかそんなんじゃなくて迷惑かもしれないじゃん。

□ ゴム手ってすぐ破けるし洗わなきゃだし面倒だもんな。

□ でもあの匂いは手からとれなさそうだなぁ。
手も荒れちゃうだろうしなぁ。でもそれは私が手が荒れたくないからで
大半の男の人は手荒れなんて気にしないしあの男の人もそうなのかもしれないぞ。

□ なんでゴム手のことでこんなに色々考えてるんだ私。
これはエゴ以外の何ものでもないんじゃないのか?

□ 相手の立場に立って考えるって良いことって言われてるけど
そもそも本人がどう思うかなんて聞いてみなきゃわかんないのに
考えれば考えるほどよくわからなくなるってどういうこと?

そうこうしてる間に私は現場の前に着いてしまった。

鼻に残るゴミ箱の匂い。

本当に一瞬でまるで東京大学物語の主人公みたいに
私の頭の上には吹き出し(セリフ?)がいっぱいになっていた。

そもそも「底辺」ってなんだよ?

現場に着いて煙草を取り出してまだ考える。
(こういうのをサボリと言う)
運動してきたから喉が渇いた。

自販機でお茶を買おう。
(新規の現場の時はお湯が沸かせないのでマグは持ち歩いてない)
ふと思った。

「私がこれから買おうとしてる120円はあの男の人がどれだけ缶を集めたらもらえるんだろうか?」

私が一時間働くと1000円もらえる。

勿論世界には同じ一時間でも何億と稼ぐ人もいるし
働かなくてもお金をもらえる人もいれば
仕事が無くて働けない人もいる。

人が誰かに何かをあげる、という行為。

それは悪いことでは決して無いしでもその全てが良いこととも言い切れない。

ぐるぐるぐるぐる。

結果として私は何もしなかった。
その男の人に声をかけることをしなかった。
120円で飲み物を買い(リアルゴールド)ぐぐっと飲み干すと
自販機まで戻って横に置いてあるゴミ箱に入れた。

なんだかうまく説明できてない気がする。
いつもながらだけど伝わりそうな人に伝わればそれでいいや。

早く寝なきゃなんだけど(明日の朝税務署のポストに寄ってから出勤だし)
長文ついでにもう一つも書いちゃおう。

お昼休憩の時にミクシィで「シモキタザワを救え」という記事を読んだ。

私は以前芝居に関わっていた時期があったし
今はそれこそ年に2~3本観れば良い方だけど
当時は毎月のように通っていた街が下北沢だった。

そのシモキタに再開発の話があるというのはうっすら知っていた。

ちょっと前のネットの記事かなんかからだったと思うけど
それを知った瞬間に「うわー。いやだー」って思ったし
同時にぼんやりと「あの街が無くなっちゃうのかー」とも思ったのを憶えてる。

ミクシィの記事には3/21の祝日に再開発反対のデモをやるので
参加してくれる人を募集すると書いてあった。

私はまたもや「うわー。やっぱり開発の話進んでたんだー。いやだなー。」
と思い、21日は祝日だし休めるかもしれないぞとちょっと思った。
だけど同時に「でも私がもしシモキタで雑貨屋をやってたらどうだったろう?」
そうも思ってしまったのだ。再開発って良い話なのかもしれないぞ、と。

中学・高校と通っていた八高線の東飯能駅は
今は近代的な建物で駅ビルもあるしエスカレーターだって
エレベーターだってある。当時の面影は全く無い。

東飯能駅が新しくなると聞いた時は漠然と悲しかった。

6年も利用してたから思い出もいっぱいあって
古びた待合室の寒さとか心地良さとか
大きな桜の木に見惚れてたこととか
公衆電話にお気に入りのお財布を忘れてすぐに戻ったけど
やっぱりどこにも無くて駅員さんにも探してもらったこととか
寮生だった当時の彼が自転車でいつも見送ってくれたこととか
雪の日にみんなでカップラーメンを食べたこととか
とにかく数え切れないくらいの出来事があって
でもそれなりに不便なところもあって
(トイレが汚いとか地獄のような暑さ寒さとか)
その不便さすら愛しく思えるほどだった。

だけど私には止められないと思った。

私が大富豪なら金の力で絶対に止めただろうと思う。
止められなかったとしても駅舎自体を自分の家の庭とかに移設したと思う。

今思えば署名でもなんでもやってみればよかった。

だけどそんなことは無駄のような気がしてたし
それ以前に何か大きな力のようなものには勝てる訳が無いと思っていた。

そしてこれはかなり大きいのだが
「新しくなったら便利に思う人がいるんだろうと思う」そう思う自分がいたのだ。
無理矢理自分を納得させようとしただけなのかもしれない

だけど私はそう思ったしそもそも再開発をするのは
利用者(特に高齢者などの)から要望が多かったのだろうと勝手に思ったりした。

あの頃よりちょっと大人になった私は
「行政が税金の使い道の言い訳にしたのかもしれないなぁ」などとも思う。

いまだに日本という国や政府のやってることがよくわからない私は
事ある毎にTVや雑誌で騒がれている「税金の無駄使い」を
実際に自分の目で見た訳でも無いのに「そうかー無駄遣いしてるのかー」と
素直に納得してしまう小市民なのだ。

PSE法もそうだけど古いものが残るには
たぶん相当な体力とか愛とかが必要なんだろうと思う。

誰しも心の中にしか見ることができない景色を持ってると思うし。

話をシモキタに戻す。

シモキタに住んでもいない私が私の思い出の為だけに
「再開発反対!」と叫ぶのはどうなのだろうか?

古いものと新しいものがとても上手に融合した街だと思う。
いまだに「若者が住みたい町NO.1」なのだから。

古い商店街もあってその中にも新しい店はあり
昔ながらのお店に置いてある服と新しいお店に置いてある古着が
どちらが良くてどちらが悪いとかでもなく
そのどちらも若いお客さんでいっぱいになってるのを見た事がある。

世田谷区が強引に話を進めていると言うのならそうかもしれない。
商店街をあげて「反対」しているのならノボリやステッカーなどが
そこかしこに貼られてるかもしれない。

だけど最近のシモキタを私は知らない。
そんな私がシモキタにどうこう言うのは間違いなのでは無いか?

「いくら考えても行動しないならそれは何も考えなかったことと同じだ」

そう思う自分がいる。
だけど考えたことで即座に動けない自分もいる。

「戦争反対!」のデモなら参加したいと思うのに
「再開発反対!」はいろんな角度から考えすぎてしまうのか
正しいのかそうじゃないのかが曖昧で私には答えがわからない。

やっぱりいっそのこと見にいってみてわかることもあるのかな。

そんなこんなでとにかくぐるぐるぐると
ほんとバターになっちゃうかもしれないと思うほどの頭ん中。

うげ。
3時間しか寝れねーじゃん。

私は日々、くだらないことに時間を割いてる方だと思うけど
まだまだ世の中も私の中も知らないことだらけで魅力的だ。


 何が大切かわかんなくなっちゃって毎日が消化不良

これは大好きなまさやん(山崎まさよし)の曲の歌詞の一部。
そりゃ消化不良にもなるし過食にもなるわよねぇ、なんつって。

今日はお酒は飲んでません。
けど飲まなきゃもう眠れません。うがー!

あぁ・・・今日のこのもやもやを正確に文字で伝えられる文章力を身につけたい。

あ、そうそう。
画像はさとこが最近ハマっている「TORAICHI通信」。
この間、私が好きそうだと彼女が見せてくれたのだがもう凄いよ。
こんなにカッコ良くて男臭い「通信」って他にあるんだろうか?
読んでて体臭までしてきたもん。もうメロメロ。
っていうか最近クマとかネコとかファンシーでメルヘンなブログだったのに
(いやそんなこと思ってるの私だけか?)
やっぱり「抜かれるならド肝がいいよね byトニー」って感じでね。なんていうかね。

という訳で画像と本文は関係がありませんが申告書もちらりと写ってたり。

本日のお言葉
「だからって共産主義が良いとは思えないのよねー」

えー?!


私信1 Sさんへ 焼き鳥食べたいです。
私信2 Gさんへ 期待しないで待ってます(笑)。


もうよくわからんちんです。
おやすみなさい。

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コメント

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3 ■7割がたで挫折しました・・・

ごめんなさい・・・。

今度、聖蹟桜ヶ丘に行きたいですね。

2 ■私もぐるぐる

読んでいて、私の頭の中?心の中?もぐるぐるしました。
こういう感じたことを率直に文章にするって、なんかすごくいいなと思います。こういう文章って、ぐっと真剣に読んでしまいます。

下北沢の再開発、私も気になっていました。でも、何もしてないけれど。
あの街は、あの人々の思いが混沌とした、なんかせつない感じが漂っているところが魅力なんじゃないかぁ・・・(高円寺に漂う空気感と似ていると思う。でも、高円寺は最近、荒れていると感じるけど・・・)
それが都会的?洗練された感じ?どうなるかわからないけれど、もし、そういう風にガラっと変わっちゃったら、なんだか今まであったそういう感じさえも、無くなっちゃうと思うので、悲しいと個人的に思います。21日かぁ・・・。

1 ■長文ごちそうさまでした

満腹になりました。
また、大盛りでお願いします。

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