「HELLO HUMANOIDS」
2009年、プロのミュージシャン歴20年を超えたトシ・ヤナギが、満を持してアルバムをリリースした。タイトルは「Hello Humanoids」。
彼がこれまで縁の下の力持ちとして支えてきたミュージシャンたちが、「トシのために」と参加を快諾、パーカッショニストのシーラ・Eをはじめとして、実に豪華なラインナップが実現した。
中でも3曲参加している、ビョーク、チャカ・カーン、ブライアン・フェリーらとのコラボレーションで知られるヴォーカリストのジェリッサ、また1曲参加の、1990年代半ばからのスカパンクのブームに先鞭をつけたThe Mighty Mighty Bosstonesのヴォーカリスト、ディッキー・バレットは要チェック。
レコーディングスタジオで、TV番組で、そして世界ツアーという、さまざまな舞台で、トシの音楽性と人間性に惚れ抜いた音楽仲間たちが、彼のために集結したのが、この作品「Hello Humanoids!」である。
「映像的な音楽をめざした」とトシ自身が語るように、ハリウッド製のクライム(犯罪)ドラマのBGMを思わせる「Assassin」、シーラ・Eがヴォーカルで参加している、無機質な女性の語りが心地よい「Obsolete」と耳にするだけで頭の中に映像が展開していく。
音楽的キャリアの集大成として制作したトシ・ヤナギの「Hello Humanoids!」
日本向けには矢沢永吉ツアーのギタリストとしての顔しか見せてこなかったトシの、真価の見せ所、いや聴かせ所だと言えるだろう。
by Keiko Fukuda
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