2012年09月17日

2012カンヌレポートby777_vol.03

テーマ:Blog
福田敏也 オフィシャルブログ PEACE! Powered by Ameba

広告と社会の関わり。

企業は、社会イシューとどうかかわっていくのか。
企業活動を伝える広告は、
社会イシューとどう向き合っていくのか。
その流れがこの数年のカンヌで顕著になってきた。

マス全盛の時代。
広告発信に求心力のあった時代は
その時代の社会テーマに対して
素敵なメッセージや社会提案だけでも
生活者を動かすことは可能だった。
人々を信じさせ、感動させることも可能だった。

でも、インタラクティブなメディアの登場とともに
生活者が「確かめられる力」を手に入れると、
信じる情報の質や中身が大きく変わってくる。
ただ素敵な言葉とビジュアルで
素敵なメッセージを届けても、
そこに実態やリアリティがなければ決して信用されない、
届かない、機能しない。

さらに時代がすすんでいくと、
企業サイトという場が
社会貢献の活動の場そのものにもなっていく。
そこで一般の生活者を巻き込み
活動をともにしていくことで、
その活動のリアリティはどんどん大きくなり、
その企業を信頼する理由が
確実に形成されていく。
そこにおいて広告は、
ただ広く告げる行為ではなく
企業の考え方に基づいた企業活動そのものとなっていく。

ホンダの「Connecting Lifeline」は、
社会と広告活動の時代的あり方を考えさせる
2012年カンヌを象徴する仕事の1つだったと思う。
ホンダさんが地道に続けてきた
ホンダ純正のカーナビデータのデータビジュアライズ。
それは、ホンダサーバーに蓄積されるビッグデータを
ただ企業が利益追求にのみ使っていくのではなく
データ提供元であるお客様に対し
集まったデータに付加価値をつけてお返しする
企業活動のひとつでもあったのだと思う。

そして、未曾有の震災発生。
ホンダさんの活動は、
その災害をきっかけに
誰も想像しなかった付加価値情報提供に発展する。

本田車のリアルタイムの走行データビジュアライズは
震災後の通行可能な道路情報を
もっとも正確に
もっともライブに提供するものに加工される。
それも、震災発生後
20時間後という短時間の間に。
その情報はAPI公開され
GOOGLEの震災情報ページにおける
道路状況のデータソースになっていく。
企業がサーバーに蓄積する情報が
その加工のありかたによって
社会価値の高い情報に生まれ変わる。
その意味を深く感じさせられる活動だった。
広告活動が
ブランドを信じる理由をつくっていく活動であるなら
これほど効果的な活動はない。

もちろんホンダさんは、
この活動を人気取りのために行ったわけではないし、
真剣に社会の役にたつことを願って行ったはずだ。
それを広告活動と呼べるかどうか、、、
でも、その企業が社会と向き合う活動そのものに
大きな意味と価値がある時代、
こうした活動を真摯に考え実施していくこと、
そこにきちんとデザインを施し
より伝わるクリエイティブに昇華させていくこと。
そこに時代的意味があるのだ。と思う。

勉強になります。
いいね!した人  |  コメント(0)  |  リブログ(0)

777さんの読者になろう

ブログの更新情報が受け取れて、アクセスが簡単になります

コメント

[コメントをする]

コメント投稿

コメントは管理者により確認されています。
掲載されない場合もありますので、あらかじめご了承ください。

ブログをはじめる

たくさんの芸能人・有名人が
書いているAmebaブログを
無料で簡単にはじめることができます。

公式トップブロガーへ応募

多くの方にご紹介したいブログを
執筆する方を「公式トップブロガー」
として認定しております。

芸能人・有名人ブログを開設

Amebaブログでは、芸能人・有名人ブログを
ご希望される著名人の方/事務所様を
随時募集しております。

Ameba芸能人・有名人ブログ 健全運営のための取り組み
芸能ブログニュース