おおたとしまさオフィシャルブログ

育児・教育ジャーナリストおおたとしまさのブログ


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4月7日20時45分、私から斎木氏への公開書簡に対して、斎木氏からメールにて回答が届きました。一部合格者のプライバシーに関する部分は削除することを条件に、メールの文面を公開してもいいということでしたので、以下にそれを公開し、続けて私からの回答を綴りたいと思います。

※これだけを読むと、非常に丁重なメールに対して私がにべもない態度をとっているように見えてしまうので、これまでの経緯をご存じない方は、ぜひまず4月6日の「AO義塾代表・斎木陽平氏への公開書簡(その1)」および4月5日から6日にかけての斎木氏の一連のツイッターでの発言をご覧ください。
・AO義塾代表・斎木陽平氏への公開書簡(その1)
http://ameblo.jp/toshimasaota/entry-12147276099.html
・斎木陽平氏ツイッター
https://twitter.com/YoheiSaiki


●斎木氏からの回答

おおた様

メールにて返答させて頂きますね。
140文字ではまた文字数の制限で、適切に意図が伝わらなかったりして、誤解が埋めれてしまう可能性があるからです。(※1)

私の大人げない部分があったこと、まずお詫び致します。
私はおおたさんが、電話でいきなり高圧的(※2)に質問されたことで「拒否反応」がでたことも事実です。
その後、まず週刊新潮の記事がでて、東洋経済の記事がでました。

週刊新潮のタイトルは「東大推薦合格者に疑義あり!24歳経営者と安倍家の関係」でしたね。
おおたさんが決めたタイトルでないことは重々理解していますが、その記事自体にコメントを出す、おおたさんもツイッターで「コメントしました」と記事を自身のSNSでシェアする。
その行為に対して、強い憤りを禁じ得なかったことは、ご理解頂きたいと思います。(※3)

正直に申し上げて、批判的な記事であるという前提と元で、なんと申しましょう「追及型の取材的なもの」を受ける経験が、週刊新潮さん、おおたさんが僕には初めてだったのです。
初めてのことで当惑しているのも事実です。

これらが私は感情的に反応してしまった背景です。
ただ結果として、おおたさん自身に言いすぎた部分がありました。
反省して、申し訳ないとお伝えしたいです。

ブログなど、他のツイートで公開討論を提案されていることを知り、その回答期限が今日までになっていると把握しました。
その上で、公開書簡を読ませて頂きました。

「言った言わない」になることで、混乱が起こるということは重々理解致しました。
ただ、私は「公開討論」でなくても、上記の懸念を回避する手段があると考えますし、メディアへの露出は、特に入学式を控える合格者にとっても、少し慎重に考えています。

(合格者のプライバシーを配慮し2行削除)


私はAO義塾の「入塾者・在籍者」が合格した場合、それを「合格実績」とカウントしています。
これがおおた様が私に開示を求めている、現在のAO義塾の合格実績のロジックです。
東大推薦14名は全員、AO義塾の入塾者であり、合格実績としてカウントすることも書面で確認しております。(※4)
(合格者のプライバシーを配慮し1行削除)

しかしながらですね、あたかも「AO義塾のお陰のみによって、AO義塾の合格者が東大推薦で合格できたのだ!」「攻略できたのだ!」という言説が広がりました。これはAO義塾が展開した言説ではなく、メディアの見方です。(※5)
私自身も、おおた様と同じように「メディアの取り上げ方・記事タイトル」をコントロールできませんでした。(※6)
(合格者のプライバシーを配慮し2行削除)
そういう現状に、私自身も深く憂慮しています。
メディアを出る際には、何度も注意喚起し、納得した生徒だけがテレビやメディアに出演したわけで、事実、合格祝賀会に参加したけれども、メディアにでなかった生徒も沢山いました。メディアにでると自身と親に確認をとったのが、テレビで報じられていいるあの三人でした。しかし、彼らの想像していたものとは違う形で、ネットの言説は加熱しております。

(合格者のプライバシーを配慮し4行削除)

そこで、私からの提案は、相互にボイスレコーディングをして、さらにお話した際の内容を公開する際には、必ず相互に確認を取り合うことを紳士協定として結ぶことで、おおたさんの懸念を回避いたしませんか?

もちろん、斎木との対談内容やわかったことを、またおおたさんがまた記事化されたいという気持ちはわかります。
それは構わないのですが、ぜひ私の真意とか文脈を、私に確認をとった上で記事にして頂きたいのです。

私はきちんと、おおたさんの質問に真摯にお答えしたいですし、お互いに誤解したりしている部分が少なからずあると思っています。

私が約束を反故にして、勝手にSNSでおおた様のことを好き勝手書く恐れはまだあると思いますので、私のこのメール文はおおた様が自由に公開しても構いません。(※7)
(合格者のプライバシーを配慮し2行削除)


さらなるご提案や意見などもあると思いますので、ぜひまたおおた様の提案もお待ちしています。

(合格者のプライバシーを配慮し3行削除。※おおた補足:合格者を巻き込む可能性があるから、公開討論に慎重になっているとの主旨が書かれていました。文脈上原文をそのまま掲載することはできませんが、ここが完全に削除されてしまうと、斎木氏の意図が十分に伝わらないと考え、補足しました)

「AO義塾が東大推薦入試を攻略したのは誤解である」との認識は、おおた様と私で共通の認識になっていると思います。(※8)
そしてそのような言説が一人歩きをしているのなら大学入試改革に向けても悪影響だと考えます。
それを一緒に変えていく、誤解を解いていく努力は、記事化も含めて、ぜひ一緒にやらせて頂ければと思います。

一方的に、聞きたいことを聞いて、そして記事の確認なしで、都合のよい編集でオープンにされるような取材方法には、私は同意できません。週刊新潮はそのやり方でしたが、おおた様にはぜひご理解頂けると思っております。(※9)
ぜひご要望、新たなご意見などありますと思うので、お待ちしております。

重ね重ねになりますが、私の未熟さ、至らなさで、おおた様を傷つけてしまったとしたら、大変申し訳ありませんでした。(※10)顔を合わせて、じっくりと冷静に議論できる機会を作って頂けるよう、お願い申し上げます。
長くなりましたが、ご返信をお待ちしております。

斎木拝

<<<以上




●おおたからの回答

※「プライバシーを配慮し削除」は斎木氏からの要望に私が同意してのこと。しかしこれでは何を配慮しているのかわからないので、やや表現をぼやかして補足します。
要するに、今回の東大推薦入試合格者の内実についてまた公に話題にすると、彼らを巻き込むことになることを斎木氏は懸念しています。その気持ちは私も同じです。しかし合格者については触れないでほしいという条件のもとにこの回答を書くことは、まるで「屏風の中の虎を縛れ」というような“とんち”でした。最大限に配慮はしたつもりですが、表現に苦労しました。合格実績について、最初からもっと誤解を招かないような表現をしていれば、今ごろ話題になることはなかったのにと改めて思います。

※1
私はツイッターでの議論は原則しないことにしています。斎木様もそれを自覚しているのであれば、ツイッターで前後の文脈なしに人のことを悪く書くことはもう少し控えたほうがよろしいかと思います。
しかし今回はやりとりの透明性を保つ必要があると判断し、やむなくツイッター上でのやりとりをご提案いたしました。

※2
合格実績について事実確認をさせていただきたかっただけで、そのような態度であるつもりはまったくなかったのですが、電話口で相手の表情も見えない状態で、「高圧的」と感じられたのですね。申し訳ございません。それでは取材者としてまだまだ未熟ですね。

※3
お気持ちは理解いたしました。しかし自分が納得していない記事を誰かが告知する行為に対して強い憤りを感じたとおっしゃられても、これに関しては筋が違うのではないかと思います。問題を切り分けてください。記事の内容に憤りを感じるのであれば、記事に対して正々堂々反論すればよろしいかと思います。

※4
この部分を、ホームページから文書での回答を申し込んだときあるいは電話でお話したときに詳しく教えていただきたかったです。
無料の講座に1回参加するだけでも「合格実績にカウントする」という契約書にサインしなければいけないのか、当日その場でそのようなものにサインしなければいけないことを事前に伝えているのかなど。今からでも遅くありませんから、そのあたりの取り決めを情報公開されるといいのではないかと思います。

※5
「AO義塾が展開した言説ではなく、メディアの見方です」については同意いたします。
ただし、推薦入試のしくみを理解していないメディアの方々が数字だけを見て反応してしまうことは斎木様も重々承知のはずです。
今からでも遅くはありません。東大推薦入試のしくみ・各段階での合格率と合わせて、14名の合格者がどのようなタイミングでどのような講座をどれくらいの時間受講したのかをできるだけ公開したらいかがでしょうか。
御塾にこの分野のリーダーになっていくつもりがあるのなら、そうやって推薦入試・AO入試のしくみに対する理解を広めていくことも大事な役割なのではないかと思います。

※6
「おおた様と同じように「メディアの取り上げ方・記事タイトル」をコントロールできませんでした」については、同意いたしません。
「メディアをコントロールする」という発想が私にはありません。取材した内容をどう表現するかは、原則的にメディア側の自由です。そこには良識が伴うことは大前提ですが、非常に重要な大原則です。もし著しく主旨を損ねているのであれば、正々堂々と反論または抗議すればいいことです。
今回の合格実績についてのメディアでの取り上げられ方に対しては、御塾ホームページの表現を見る限り、斎木様は好意的にとらえているように私には見えましたが。

※7
メールの文面の公開については、こちらの意図をご理解いただきありがとうございます。
「私が約束を反故にして、勝手にSNSでおおた様のことを好き勝手書く恐れはまだあると思います」についてはできるだけお控えください。

※8
「「AO義塾が東大推薦入試を攻略したのは誤解である」との認識は、おおた様と私で共通の認識になっていると思います。」については同意いたします。

※9
「一方的に、聞きたいことを聞いて、そして記事の確認なしで、都合のよい編集でオープンにされるような取材方法には、私は同意できません」については同意いたしません。
私も取材を受ける側に立つことも多くありますので、心配なお気持ちはわかりますし、たしかに企画の種類によっては事前確認をさせてもらえることもあります。私も取材する側の場合は、事実誤認を防ぐために極力事前確認をする方針ですが、納得できない修正はお断りすることもあります。
しかし、報道性の高い週刊誌や新聞の場合は、事前確認を行わない場合がほとんどです。そこには弊害も大きいことは認めますが一方で、特に被取材者が自分にとって都合の悪いことを隠そうとしている可能性がある場合に事前確認など行っていたら、真実を伝えるというメディアの責任が果たせなくなります。

※10
まったく傷ついておりませんので、その点はご心配いただかなくて結構です。
傷ついてはおりませんが、斎木様への信用の気持ちはなくなっています。
もう立派な大人であり、組織の長であり、教育者を標榜するお立場にありながら、あれだけ好き放題おっしゃられたあとに、「ごめんなさい。冷静に話し合いましょう」というのは、同じ大人としてさすがに虫が良すぎると感じます。
昨日からツイッターで何度も謝っていただいているので、一連の発言についてはこの公開書簡を最後に水に流します。しかし私の斎木様への信用はいくらも回復しておりません。


以上を踏まえ、メール全体にお返事します。

まず、※6および※9の考えに基づき、「相互にボイスレコーディングをして、さらにお話した際の内容を公開する際には、必ず相互に確認を取り合う」という条件は、今回に関しては受け入れられません。

そもそも、すでに記事が出たあとに、この期に及んで「会いたい」とおっしゃったのは斎木様。

私としては、いまさら斎木様に会う理由はありませんでしたが、斎木様には何かおっしゃりたいことがあるのだろうと思い、二つ返事でお申し出に応じることにしました。

しかし斎木様は、私との面会の日時場所を決めるメールのやりとりをしている最中に、なぜかツイッターでは私への誹謗中傷を連投するという、信義に反する行為をしていました。その時点で私は、斎木様に会う理由と斎木様に対する信用をなくしましたので、もしどうしても「会いたい」というのであれば、「紳士協定」を前提にせず「メディア立ち会いでの公開」を私からの条件とさせていただきました。

一方、合格者をできるだけ巻き込みたくないのは私も同じですが、そこにまったく触れずして合格実績の内実を議論することは不可能。冒頭で“とんち”と評したジレンマです。これを盾に「メディアの前で合格者について語ることは避けたいので、メディアの立ち会いは避けたい」と、斎木様が条件をつけるのであれば、私からの条件と斎木様からの条件が折り合うことはありませんね。

残念ながら面会実現の余地はないことになります。これが今回の私たちの結論のようです。

繰り返しになりますが、4月4日にメールをお返事した時点では、普通に話し合いに応じようと思っておりました。それなのに、なぜあのように信義に反する行為をなされたのか、いまだに理解に苦しみますし、残念でなりません。「本当はもともと会いたくなかったのかな」とも思いますが、まあ、いまさらどうでもいいです。これ以上本件に時間を費やすつもりはありません。

いつかいい形でお会いできるといいですね。

以上。

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