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とても男女平等とはいえない日本社会。(※1)

実際、男性の家事分担は14.9%と低い。(※2)

で、男性がちょっとでも家事をしようと思うと「家事ハラ」だなんだと騒ぎになり、本来力を合わせなければいけない夫婦の間の対立構造がますます強まる。(※3)

しかし、総じて女性のほうが幸福であるという。(※4)

何かがねじれている。

 

とらえかたはいろいろあるだろうが、とにかくこの数週間で、「男女共同参画社会ってなんなんだ?それはなんのため?誰のため?」みたいなことを考えさせるニュースが続いたような気がする。

 

その中でも今回の「女性のほうが総じて幸せ」というニュースに関連しては、特に専業主婦の幸福度が高いことで、専業主婦に対する批判?妬み?羨望のまなざし?みたいないろいろなものが噴出しているようであるが、だからといって、「専業主婦なら楽ちんで幸せなんだから、家事ぐらい全部やりなさい」とは私は思わない。

社会全体としては、「幸せなんだったらもっと苦労しろ」というのではなく、幸せな人の基準に、幸せが不足している人を引き上げるように考えるべきではないか。

 

「妻が専業主婦なら夫は何もしなくていい」という価値観がまかりとおっているうちは、企業は、妻が専業主婦であり残業もバリバリしてくれる男性を重用するだろう。

彼らは自分ひとりの稼ぎでなんとか家族を守らなきゃいけないと胸に強く誓う。

まるで家族を人質に取られたようなもの。

だから企業からしてみればなおのこと扱いやすい。

長時間労働だろうが、休日出勤だろうが、単身赴任だろうが、受け入れるしかない。

家を買って住宅ローンを組んだ矢先に地方転勤で単身赴任なんて話もよく聞く。

幸福度も下がるわけだ。

 

「家事は、自身や家族の身体を維持するため、誰にとっても存在するもの。分担の割合の多少はあれど、妻が専業主婦であっても夫も家事も育児もするのが当たり前。家事も育児もまるでできないくらいに仕事をしている状態というのがそもそも人間の生活としておかしいのだ」という認識がもっと広まらなければ、たぶん日本の長時間労働の前提は変わらない。

だとすると男性の幸福度も上がらないし、女性の企業での活躍も進まない。

 

むしろ、今のビジネススタイルのまま、「女性の社会進出=女性が企業で働くこと」だとして「女性の活用」を進めれば、女性の幸福度も下がっていくだろう。

男性だけでなく、女性までもが組織(企業・国)による搾取の被害者になるということ。

今の社会的前提のままで「女性の活用」が進めばきっと、幸せになるのは女性でも男性でもなく、組織(企業・国)である。

その前にやるべきことがあるということだろう。

 

 

※1 http://www.gender.go.jp/public/kyodosankaku/2013/201312/201312_06.html

※2 http://www.ipss.go.jp/ps-katei/j/NSFJ5/NSFJ5_yoshi.pdf

※3 http://ameblo.jp/toshimasaota/entry-11903035914.html

※4 http://www.gender.go.jp/about_danjo/whitepaper/h26/zentai/html/zuhyo/zuhyo01-00-28.html

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