らーめん カッパハウス
所沢市(航空公園)
【注文】 味玉シーフードらーめん
【価格】 850円(味玉100円含む)
[訪問時期] 2016年12月中旬(休日) 昼
[注文方法] 券売機にて
[出汁] 豚骨/白湯
[味] 塩
[麺] 中太麺(180g)
[具] エビ、イカ、アサリ、キャベツ、もやし、味玉、刻み葱
「㐂九八 ~garage~」からの連食です。
所沢駅エリアに移動し、長らくのBM店へ。
最寄りのパーキングから数分歩き、お店に着いたのが12時15分。
ダイニングバーっぽい店内は満席で、中待ち3名に接続し7分ほどでカウンターに案内される。
券売機で「男性人気No.1」と書かれたシーフードらーめんを、味玉付きで選択。
周囲の客の注文率はトマト系2:シーフード1ほどだろうか。
隣客の「とまとらーめん」からの香りが堪らない。
10分ほどでご対麺。
■ スープ
結構濃厚な豚骨ベースとは聞いていたが、想定を超える濃度で豚の旨味が確り出ている。
粗挽きブラックペッパーが程よい刺激で引き締める。
もうひとつの想定外は、序盤には魚介感を余り感じないこと。
仕上げに具の上から回し掛けされる魚介オイルが拡散するに連れ、徐々に磯感が増してくる仕掛けだ。
後半には炒めた魚貝の旨味や野菜の甘味が程よく効いた、マイルドな濃厚豚骨ちゃんぽんの様相に変化する。
このグラデーションが楽しく、濃厚スープを飲む手が止まらなくなる引きを持ったスープだ。
■ 麺
自家製の中太ストレートで、食感は異なるが、ちゃんぽん麺を想起させるようなタイプ。
茹で加減はやや硬めで、歯に抵抗するような弾力性とモッチリ感を楽しめる。
風味も絡んだ濃厚スープに負けていない、存在感のある麺だ。
麺量は180gとのことで、そこそこボリューム感がある。
■ 具
中華鍋で炒めたと思われる2種のエビ、イカ、アサリ、キャベツ、もやし。
メニュー名からシーフードどっさり的なイメージを勝手に持っていたが、そうではなかった。
野菜にややシャキシャキ感を残しながら、スープと馴染ませる炒め加減が絶妙だ。
パラリと振られた刻み葱、そして追加の味玉。
味玉はややトロリタイプで、卵黄の濃厚な味が印象的だった。
■ 感想など
濃厚な塩豚骨に徐々に拡散する魚介オイルが段階的に味変をもたらす、引きの強いスープ。
ラストは濃厚ちゃんぽん的な複雑な旨味に嵌まり、唇のガビガビを何度か拭いながら、ほぼ完飲してしまった。
相性の良い麺、清涼感をもたらす炒め具なども確り存在感があり、計算されたバランスに感心した。
次回はベストセラーのトマト系を。
ご馳走さまでした。