橋本食堂 @須崎市 ~「鍋焼きラーメン(普通)」 | としくんの「ぶらぶラーメン日記」

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橋本食堂
須崎市(土佐新荘


【注文】 鍋焼きラーメン(普通)
【価格】 550円

[訪問時期] 2016年11月中旬(平日) 昼
[注文方法] 口頭注文、後会計
[出汁] 鶏/清湯
[味] 醤油
[麺] 細麺(130g位)
[具] 鶏肉、ちくわ、生卵、刻み青葱



高知にワープし、前々から一度は食べてみたかった須崎ラーメンの老舗へ。
平日の12時20分、店前の駐車場が満車で暫く出庫を待ったが、100ⅿ近く離れた所に第2駐車場もあると後から知る。




店先の受付簿を見ると前に3組5名がウェイティング。。。元は自転車屋だったと思われる隣室で待つこと10分、コールがかかりテーブル席に通される。

麺類は鍋焼きラーメンのみで、普通550円、大660円、特大770円。
普通を注文するとすぐにタクワンのような漬物が出されるが、地元では古漬けと呼ぶらしい。



やがてかなり使い込まれて黒光りする土鍋が運ばれ、テーブル上の鍋敷きに置かれる。




スープ
鍋蓋を上げたとたんに湯気が立ち込める。
沸騰直後の熱々が後半までキープされる火傷注意報レベルだ。

スープは思いの外淡くあっさりめの清湯醤油で、鶏の旨味がじんわりと感じられ美味しい。
鶏ガラメインで取った出汁に鶏肉を煮こんでコクを出しているのか、シンプルそうで奥深い味わい。
鶏油も多めだが全く気にならない。
後半具の生卵を溶き混ぜるとコクが増し、気付いたら完飲していた。




黄色味を帯びた細ストレート
鍋焼きなのでかなりトロトロに煮込まれた軟麺をイメージしていたが、これが大間違い。
硬茹でされた上に熱々スープにも伸びにくい麺で、最後までコシを感じながら美味しくいただける。
鶏が香るスープとの相性も上々。
麺量は120g~130g程度と少なめで、大半がごはんを別注文される前提のようだ。





当初確認出来るのはちくわ、生卵、刻み青葱
食べ進めるうちに、鍋底に雑煮用サイズの鶏肉がかなりの量沈んでいるのに気付く。

この鶏が親鶏らしく、コリコリ食感と肉の旨みが堪らない。
恐らく蕎麦屋の鶏南蛮のようにスープで煮込み、「追い鶏」効果も果たしているのだろう。



ちくわのナチュラルな甘味ざく切りの青葱も、このスープとの相性を考えての伝統なのか。
生卵は前述の通り後半スープに溶き混ぜて趣向の変化を楽しんだが、白飯にスープと掻き混ぜてTKGでいただけば良かったとプチ後悔もした。




■ 感想など
今や高知県のご当地名物のひとつとして、観光情報誌にも乗るラーメン。
ハッキリ言ってさほど期待していなかったのだが、どこか垢抜けないB級感漂う旨さに引きずり込まれた。
一杯一杯土鍋で煮込んで550円だ。
さすが長年の須崎市のソウルフードであり、続々と途切れない客足も頷ける。
また須崎を訪れることがあったら、他店でも試してみたいと思う。

ご馳走さまでした