國分ラーメン食堂
葛飾区(金町)
【注文】 限定☆貝出汁そば
【価格】 800円
[訪問時期] 2016年8月中旬(休日) 昼
[注文方法] 口頭注文、前会計
[出汁] 貝/清湯
[味] 塩
[麺] 平打ち太麺(150g)
[具] チャーシュー、つくね、ホンビノス貝、玉麩、バラ海苔、白髪葱、シソの実
「麺屋 弥栄」からの連食です。
烏賊煮干の余韻をリセットしつつ、これも近場の当店へ。
以前好評だった貝出汁を、お盆期間中に提供するとのこと。
12時半頃に到着すると先客2名と寂しかったのが、5分後から続々と10名以上で一時待ちも発生していた。
偶々の時間の巡り合わせだったようで、繁盛の様子にホッとひと安心。
入店と同時にレジで標題を注文し、前会計を済ませるやり方は以前と変わっていない。
■ スープ
おそらくホンビノス主体と思われる貝出汁100%の淡麗清湯で、ジンと舌に響く刺激が貝好きには堪らない。
尖りない円やかな味わいは塩ダレに白醤油でも使っていそうで、潮汁のような醸し出しも好み。
ただ、油の使い方なのか貝の重ね方なのか、やや単調でもう一歩突き抜けるような奥深さに至らないのが少し残念でもある。
厚みとコク深さを増す工夫によって、化けて来そうな雰囲気は感じさせる。
■ 麺
菅野製麺所製の平打ちタイプで、刃幅からすれば太麺の部類だろう。
店の案内には「ピロピロ平麺」と記されているが、感覚的にはややピロのピラピラ麺的できしめんを思わせる形状。
適度に湛えられたコシを楽しみながら、ツルッと喉に滑り落ちていく感覚は平打ちならでは。
麺量は150gとのことだった。
■ 具
チャーシュー、つくね、ホンビノス貝、玉麩、バラ海苔、白髪葱、シソの実。
チャーシューは以前のバラ煮豚から肩ロースのレア仕上げに変わったようだが、潮を感じさせるこのスープに雑味を落としたくないための特別仕様かも知れない。
以前と変わらぬボリューム感で、旨味の凝縮も悪くない。
軟骨のコリコリ食感が堪らない鶏つくねには大葉が練り込まれ、玉麩からは柚子風味がこぼれ出る。
このあたりの爽快なアクセントは嬉しくなる。
貝出汁に加わるバラ海苔の磯感も絶妙。
対照的に2つ載せられたホンビノスの剥き身は、旨味も涸れてるようで好みから外れてしまう。
■ 感想など
鶏で名を馳せる当店でいただいた潮汁風の貝清湯。
出汁感は強く美味しいことは間違いないのだが、最近極上の貝出汁に出会う機会が多いせいか、もうひと押しの何かが欲しいと思ってしまう。
重ねてになるが、何かひと工夫のプラスで跳ねて来そうだ。
暫く来ないうちに、えび油やマー油を使ったつけそばが数量限定のメニューとして登場していた。
出身店からしてえび油のつけそばはかなり期待できそうで、次回はそちらを狙ってみたい。
ご馳走さまでした~