また目減りしています。年金基金。 | 吉井としみつオフィシャルブログ

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年金の積立金の約150兆円のうち、

その大半の7割を、

年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)が運用しています。

100兆円規模の年金を運用しており、ダントツの世界一の大きさです。



その年金基金。

また、目減りしました。



年金の積立金は、国内の債券・株式、外国の債券・株式で運用されています。

(詳細はこちら→
年金①【ご報告】「年金のあり方を考える」学習会開催


今、世界的にも経済に元気がなかなか出ていません。

ということは・・・

債券・株式の価格は下がるということを意味します。


すると・・・・

年金基金も減ります。



これによって、3兆7326億円の損失を計上しました。

これにより、運用資産額は、

今年6月末から、約4.9兆円減少したそうです(108.8兆円)。


ちなみに、この年金基金の運用利率は、

以前のブログでもお伝えしたとおり、

4.1%の利回りを想定しています。


土台無理な前提なのは明らかですよね。

無理だから、何度、年金の改正をしても

年金支給開始年齢の問題が出てくるわけです。


政府は、年金積立金も予想よりも

速く枯渇することも分かっていて、

消費税を増税しようとしていますが、

消費税を増税すると、景気は悪くなります。



景気は悪くなると、株価が下がります。

海外の債券価格も下がる可能性があります。

結果、年金の積立金は

ますます枯渇しかねません。


わざわざ、増税して、

年金基金をどうして、目減りさせなくてはいけないのでしょうか?

かえって、問題を悪化させるだけです!


今、一川防衛大臣の問責決議の問題に隠れており、

本日の日経新聞(2011.12.3)では朝刊の5面に

小さく掲載されていましたが、


年金は、国民の大切な財産です。

今回の年金基金の目減りについても、

もっと大々的に国民に伝えるべきではないでしょうか。


本当に安心の年金は、

日本経済の発展する方向によってこそ、

担保されます!



◇関連ブログ:
<年金②>安心できない年金の笑えない前提


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感動の大国、日本へ!

全力マン
吉井としみつ


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