「アメリカ頼みの“食”が破綻する」!
posted by toshi-shun テーマ:食の話題17日(金)に放映されたNHKスペシャル「世界同時食糧危機(1)アメリカ頼みの“食”が破綻する」を観ました。
アメリカのトウモロコシに特に焦点を絞った内容でしたが、見ごたえがありました。
世界でいま、もっとも取引量が多いのは、トウモロコシです。
そのうち、世界で輸出されるトウモロコシの50%がアメリカ産です。
先日の食育フェアの「ジャガイモ・クイズ」にも入れてみたのですが、たいていの人は「最も取引量の多い穀物は?」の質問に、「小麦」と答える。
パンやパスタなど、小麦は主食というイメージがありますからね。
「実はトウモロコシです」と言うと、みんな「えー!?」と意外そうな顔をされます。
トウモロコシは、中南米ではタコスの皮として主食ですが、何と言っても多いのが家畜の飼料としての利用。
そして、例のバイオエタノール用に回されるトウモロコシが、アメリカではいまや23%だというのですから、ちょっと驚きです。
1950年代、アメリカでとにかくトウモロコシや小麦が取れすぎちゃって、何とか外国に売ろう、ということになった。
1954年に「余剰生産物処理法」という法律がアメリカ議会で可決されています。
その、まずターゲットにされたのが、日本。
小麦粉は、給食でパンを食べさせればいいじゃないか、ということになった。
ぼくが小中生だったときは、ほぼ毎日、食パン。
麺が出たり、ご飯が出たりするのが、月に2、3回でしたね。
それとトウモロコシ。
最初から、家畜のえさとして売ろうという戦略で、肉食を広めるキャンペーンに出た。
肉食が増えれば、家畜のえさに最適なトウモロコシがどんどん売れる。
こうして、戦後の洋食化した日本人の食のスタイルが完成していった、というわけです。
しかし、いまやそのえさのトウモロコシが高すぎて、酪農家や養鶏場の倒産が増えている。
群馬県では農協に加入している826件あった酪農家が、この一年で77件減ったそうです。
そうすると、また輸入に頼らざるを得なくなってしまう。
ところが、いまや中国などがどんどん消費が増えて、肉の輸入も争奪戦の様相を見せている。
そうすると、また価格があがりますね。
もっとも、下の表で見る限り、価格はそれぞれ、下がりつつありますね。
もちろんまだまだ予断を許しませんが。
さて、日本はいま、この波をどうかいくぐっていくのか、というのが、今日の夜、放送予定のNHKスペシャル「世界同時食糧危機(2)食糧争奪戦~輸入大国・日本の苦闘~」です。
値段が上がったとはいえ、まだ手に入らないわけではない、と安心するなかれ。
日本の自給率は急速には上がりませんから、いいものをいい形で、手に入れていけるようになるといいのですが・・・・・。
http://www.fao.org/worldfoodsituation/wfs-home/en/
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NHK総合/デジタル総合
★10月19日(日) 午後9:00~午後10:00(60分)
■NHKスペシャル「世界同時食糧危機(2)食糧争奪戦~輸入大国・日本の苦闘~」
各国で必要な食糧を確保しようという動きが加速している。安定した価格で輸入できる国外産地の確保、そして遺伝子組み換え作物(GMO)の導入による生産力の拡充である。
しかし、いずれも壁は厚い。大手味噌メーカーのハナマルキは、アメリカで遺伝子組み換え(GM)大豆の作付けが急増する中、非GM大豆を求めて南米パラグアイなどで大豆を買い付けようとしているが、日本人が好む味の大豆はすぐには確保できず、中国東北部への進出を試みている。多くの日本企業が有望産地として注目するウクライナも、食糧確保を狙うリビア、サウジなどの国々が殺到している。また、穀物メジャーも巨額の資金を投じて支配の強化を図っている。
一方、遺伝子組み換え作物にも新たな課題が見え始めた。いち早くGMトウモロコシの導入を推進した南アフリカでは、農薬などが高くつく上に、気候に合わず収量が落ちてしまうという事態が多発、伝統農法に回帰する動きも出始めている。
コメを除く穀物のほとんどを輸入に頼り、遺伝子組み換え作物を拒否し続けながら、年間900万トンに上る食糧を廃棄している日本。取るべき道は何かを考える。







1 ■人頼みは すべて
同感ですね、アメリカ頼みは、度が過ぎました。「属国」といわれても、そのとおりと、私のような老人は、昔から歯きしりしていました。食料だけでなく、教育から、先ず独立していかねばと思っています。
膨大な食料輸出国の、ことに「玉蜀黍」に対する横暴な「利益優先主義」が、世界の食料の安定を破壊して、飢餓を増大させているようです。