昨日は、国際フォーラムにある相田みつを美術館に行ってきました。



地震の後、3月いっぱいのほぼ全ての仕事がキャンセルになり、かなり落ち込んでいましたが、こんなときこそ明るく元気にならないとと思い、相田みつをさんの作品に触れて心を充実させてこようと思い、行ってきました。



相田さんの作品は、今まで日常でカレンダーだったりマグカップだったりで目にする機会が多かったのですが、実際の「書」の作品を目にするのは今回が初めてです。



「書」から受けるエネルギーはじんわりとあたたかく、何ともいえない優しい気持ちにさせられました。


ところどころ、作品に注釈があり、館長でもある息子さんの言葉が添えられているのですが、それがまた作品をより身近な存在にしてくれて、あたたかい気持ちにさせられます。



一番私が印象に残った作品は、一語一句完全には覚えていないのですが、「私は私でしかなく、あなたはあなたでしかない」というような言葉だったと思いますが、私はそれを見て本当にその通りだと深く感動しました。


私なりにそれは「自分に正直に、自分らしく生きることができたら本当にすばらしいですね」と語りかけてきているように感じ取りました。



相田さんの作品は、どの作品をとっても押し付けがましいところがひとつもないのです。
それは、相田さん自身が、自分の立場と相手の立場、双方の立場で物事をとらえていらっしゃるからだと思います。
相手の存在性を認め(それが人であろうと物であろうと)、相手の立場に立って相手を思いやる気持ちが、作品からにじみ出ていました。



とっても心が洗われて、気持ちも満たされました。
皆さんもぜひ相田みつを美術館に行ってみてください!