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2012-01-26 19:53:18 posted by toryosancyoku テーマ:生産者さん

食べ物のサイズ

わからないことがあると、いつも直ぐに生産者さんに電話をかけます。
たいがいの生産者さんは忙しい中、突然降ってくる私の「何で?」に親切に答えてくださいます。生産者の皆さんとのよもやま話はいつも「へぇ~」の連続。学びや気付きばかりです。
その中のひとつ、今月料理店の皆さんへご紹介した伝統野菜「国分長にんじん」のこぼれ話を少し。


群馬県前橋に国分地区という地域があります。ここはかつて「人参の町」として栄えました。大正時代にフランスから種が伝わったとされる人参。その種がこの地域にも入り、地元で育てやすいよう改良した種苗会社の初代社長と地元の農家達によって「国分長にんじん」は誕生します。
最盛期はこの種苗が全国シェア7~8割を占めたこともありました。でも何故、それほど普及した国分長人参が現在では“残さなければならない存在”にまで減少したのでしょうか?

主な原因は「冷蔵庫」でした。

昭和30年代、まだ各家庭に冷蔵庫が普及する以前は、多くの家庭が野菜などを地中に埋めて保存していましたが、40年代に入ると急速に冷蔵庫が一般化します。大きなものでは70cm程になる長人参は、長過ぎて冷蔵庫に入らないので、たちまち敬遠され、代わりに短い人参が開発・普及していったという訳です。

当たり前にあった野菜が急速に姿を消していった背景に新たな電化製品の登場が関係していたという、ちょっと意外な話です。
地元種苗会社の創設者とおよそ500の農家の名前が刻まれた“人参の碑”も存在する前橋市国分(国府)地区地には、現在でもこの長人参大切に守っていこうと伝統を受け継ぐ農家が僅かに残っています。

コクのある甘味が特徴で、煮崩れしにくいので煮物、揚物、蒸物、どれを取っても美味しいこの人参。
色鮮やかで、香りも強く、人参本来の味わいを持ち続ける伝統の逸品です。

(何故か・・文章が高校野球の出場校の紹介風になりました 愛)

$産直よもやま話
2012-01-04 17:43:20 posted by toryosancyoku テーマ:ブログ

「違い」は喜びを生む

謹賀新年


箱根駅伝を見ていて、選手の出身校名を見るようになりました。
大活躍の柏原は福島いわき総合。その他、島根や熊本などの高校名を見るとついつい訪れた土地や、お世話になっている人々も同時に思い出しながらレースを見ていました。箱根駅伝は、関東学連加盟大学の競争ですが、実に様々な地域の選手が走っているのだと気付きました。そこがさらに素晴らしいなと感じた大会でもありました。


昨年は本当にいろいろな地域の皆さんと出会い、お話をしました。
様々な方言で話してもらう食材の説明や、想いは、活字を読むより誠に興味深いものです。


秋田で出会った生産者のおじさんは、訛りをわからなそうにしていると、訛ったままゆっくりと話してくれます(笑)。で・・・お互い笑ってしまいます。
山形の生産者のおじさんは「オレの言葉わかっか?」と電話口で必ず最初にそう言います。
「わかる笑」と言うととても嬉しそうに「んだか!」とお返事があり、そこから本題に入ります(笑)。

こうして書いている今でさえ、おかしくて嬉しい気持ちになり、思い出し笑いを浮かべながらキーを叩いてしまいます。持ち合わせている言葉が少し違う同士だからこそ、言葉を交わすことが楽しいのです。
(私はテレビやラジオでお馴染みの標準語なので味わいはないのですが)

熊本では「牡蠣」と「柿」のイントネーションが逆で、それだけで年中お互いに混乱しながら笑うのです。で、また仲良くなる。


「違い」を持っているってとても大事なことです。

この「違い」のお陰で混乱もありますが、それを理解し合えた時の喜びとばかばかしさは、その人に対して一気に親しみを抱いてしまいます。
仲良くなってしまう!

日本人と外国人、男と女、小人と大人、自分と他者・・・大げさに言えばみんな違っているので同じようなことが言えるのかも知れませんね。

新年早々、話が取り留めなくなってきましたのでこの辺にしておきます。

本年も様々な「違い」との出会いを少し緊張しながら、楽しみにしています。
皆様どうぞ宜しくお願い申し上げます
(愛)





2011-12-04 20:57:48 posted by toryosancyoku テーマ:生産者さん

しものはなし

「今年は、天候がおかしい」こんな話、皆さんもよく話すのではないでしょうか。
昨日も12月に入ったというのに暖かくて。
この暖かさは、私たちだけでなく農作物にもいろいろな影響を与えるようです。

山形の赤根ほうれん草。
これは、霜に当たらないと甘くならない。
熊本の長にんじんもそう。
味だけではありません、長さや太さ、色合いなどの成長も遅れています。
生産者も霜が降りるのを”待つ”状態です。こればかりは自然が相手ですからね。

今年は、全国的に「秋」が短くて、冬でも冬らしくない暖かな日が多いと感じます。

「霜」には土の菌を抑制する役目もあるとか。
霜が降りないと、春に虫が大量に発生してしまうことがあるそうです。

知らなかった、「霜」の役目!

(でも、こういう苦労話や霜の役目なんかは食卓にはのぼらないですよね、殆ど)

$産直よもやま話
今年の3月の霜。早朝の畑にびっしり降りた霜は美しかった。踏むのも楽しかった!サクサクサク・・・

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