• 29 Sep
    • しりとり山の2匹~第13話「過去世(かこぜ)」

      この「しりとり物語8」というテーマのBlogでは、2016年7月からスタートしたFMおたる「木曜Cheers!」内のコーナー、「しりとり物語~しりとり山の2匹」のストーリーをご紹介して参ります。コーナーの仕組みはこちらのBlogをご参照下さい。 しりとり山の2匹~第13話「過去世(かこぜ)」 山の怪、魑魅。川の怪、魍魎。人々に害を与える様々な化け物、転じて、私欲のために悪事を働く者たちを、魑魅魍魎と言う。これは、しりとり山に巣食う2匹の奇妙な妖怪の、これまた奇妙な物語である。 魑魅が尋ねる。 「悪いことをしたのはヤマヌシ様じゃないのに、どうしてヤマヌシ様が償いをしてるんですか?」 ヤマヌシは魑魅の目を見て答えた。 「確かに私は悪いことはしておらん。じゃが、良いこともしておらんかった。」「どういうことですか?」「ワシはヤマヌシ。このしりとり山の妖怪たちを束ねる存在じゃ。お前たちが困った時には、全力で助ける。じゃが、それだけでは足りておらん。お前たちが誤った道に進んだとき、それを正すのもワシの役目。それは、人間と共存するためでもあり、真の意味でお前たちを守ることでもあるのじゃ。」 魍魎が問い掛ける。 「それで、その『償い』とは何だったんですか?」「一言で言えば、群青池の砦となることじゃ。厳しさを持たぬ優しさ故に、人間たちに申し訳ないことをしてしまった。そこで、せめてもの償いとして、群青池に目を光らせ、ワシが認めた者だけを人間の世界に送ることにした。じゃが、ワシも完璧な妖怪ではない。そこで、新月に祈りを捧げたのじゃ。『ワシの判断が誤っている時には、どうぞ雲にお隠れください』とな。」 すると突然、魍魎が立ち上がった。 「俺、人間の世界に行きたいです。明後日の新月にまた来ます。おい、行くぞ、魑魅!」「え?魍魎君?」 立ち去る魍魎の背中を、魑魅が追いかけた。 「これは意外なことになりましたねぇ。」 イロリの言葉にヤマヌシが答える。 「定めの導き。彼らの過去世がそうさせるのかもしれんのう。」 (つづく) この週の採用ワード 舌禍(ぜっか)

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  • 23 Sep
    • 9/25(日)は第7回レモネードスタンドです!

      いよいよ明後日です! 今年もこのイベントがやって参ります。 小児がん研究支援チャリティーイベント 「第7回レモネードスタンド」 2016年9月25日(日) 10:00~16:00 花園会館(小樽市花園4-3-8) 入場無料・出入り自由 ~1杯100円のレモネードの売り上げを全額「がんの子どもを守る会」に寄付~ レモネードの販売を主軸に、様々なご出店者の皆様とステージイベントで構成される複合型イベントです。 もう7回を数えるのですねぇ! 【ご出店】※敬称略にて失礼いたします。 レモネードスタンド クレイクラフトこぐまのおみせ 天使の羽音 つくし牧田 アンジーミルク Lily Lily ROSE BUD しあわせ石屋さんmokomoko 【出演】 おがわとーる(童謡コンサート・ビンゴの司会) さらまぽ(おがわとーる&すず) 主催の舞桜さんが、個別に紹介Blogを書いていらっしゃるので、全てにリンクを貼ってみました。 私も様々なイベントでお世話になっている素敵な方々ばかりですので、是非1つ1つクリックして、当日への期待を高めてくださいませ! ちなみに、私の出番は、 11:00 童謡コンサート 13:00 さらまぽ 15:00 チャリティービンゴ大会の司会 となっております。 童謡に関しましては、先月からFMおたるの「水曜Cheers!」において、「ラジオコンサート わらべの調べ」というコーナーをお送りしておりますが、その繋がりからではなく、全くの偶然で舞桜さんから童謡コンサートのご依頼をいただきました。 私自身、「実写版 わらべの調べ」を行なってみたいと思っていた矢先でしたので、とても有り難いことでした。 すずさんとのDUO「さらまぽ」も久々のステージです。 これまたFMおたる「小樽からこんばんは」の中で、「今週のさらまぽ」というコーナーを5年近く続けてきておりますが、「さらまぽ」として「さらまぽ」を歌うのは久しぶりです。 すずさんとのステージは、誰よりも私自身が和む時間でもありますが、もちろん、皆様に和んでいただけるよう、しっかりと務めて参ります。 そして、「近年、音楽以上に腕を上げているのではないか」?」と思ってしまうほど好きな「ビンゴ大会の司会」も仰せつかっております。上記のリンクをご覧いただければお分かりのように、その一部を見ただけでも、かなりバリエーション豊かなワクワクする賞品ラインナップです。チャリティービンゴですので、こちらにご参加いただくこともまた、寄付の一部になります。 更に、今回の会場は「小樽市指定歴史的建造物 第46号 旧花園町会館」です。 昭和2年に建てられた木造2階建の会館は、現在も会館として使用されています。 つまり、今回のレモネードスタンドは、極めて珍しい会館の中に入ることが出来るチャンスでもあるのです。 皆様と一緒に、楽しく温かく優しいひと時を過ごすことが出来ればと願っております。 花園会館にて、皆様のご来場を楽しみにお待ちいたしております♪ 身構えることなく、どうぞお気軽に足をお運びくださいませ。

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  • 22 Sep
    • しりとり山の2匹~第12話「一か八か(いちかばちか)」

      この「しりとり物語8」というテーマのBlogでは、2016年7月からスタートしたFMおたる「木曜Cheers!」内のコーナー、「しりとり物語~しりとり山の2匹」のストーリーをご紹介して参ります。コーナーの仕組みはこちらのBlogをご参照下さい。 しりとり山の2匹~第12話「一か八か」 山の怪、魑魅。川の怪、魍魎。人々に害を与える様々な化け物、転じて、私欲のために悪事を働く者たちを、魑魅魍魎と言う。これは、しりとり山に巣食う2匹の奇妙な妖怪の、これまた奇妙な物語である。 何も言わずに歩みを進め、魑魅の隣に腰を下ろす。ヤマヌシは、2匹の表情を確かめると、問いを投げかけた。 「『焼き討ち騒動』という話を聞いたことがあるかな?」 魑魅はキョトンとして、魍魎の方を向いた。魍魎はヤマヌシを見据え、軽く、だが確かに頷いた。ヤマヌシが魍魎に問う。 「どのように聞いているかな?」 魍魎が答える。 「人間たちが妖怪を襲い、火を放ったと聞いています。」 ヤマヌシは、時折魍魎が見せる「人間に対する憎しみのようなもの」に納得すると、再び語り始めた。 「妖怪たちの集まっていた場所に火が放たれた。それは事実じゃ。じゃが、火を放ったのは人間ではない。その頃、群青池を通じて人間の世界に行った一部の妖怪が、ひそかにしりとり山から仲間を呼び寄せ、夜な夜な人間たちの食料を漁り、隠れ家に持ち帰っては、宴を開いていた。それに気づいた人間たちが、妖怪たちを追い払おう決起し、一触即発の事態に陥った。」「そこに通りかかったのが、私でございます。」 ふらりとイロリが舞い降りた。 「このままでは大変なことになると感じたイロリは、一か八かの掛けに出た。誰にも気づかれぬように火を放ち、火事を装ってその場から全員を遠ざけたのじゃ。」 先ほどまでとは向きの異なる風が、落ち葉を別の方向へと運んだ。 (つづく) この週の採用ワード 過去世(かこぜ) 【Blogでしりとり物語を追いかけて下さっている皆様へ】 平素より当コーナーのBlogをお読みくださり、誠にありがとうございます。 番組(FMおたる「木曜Cheers!~しりとり物語」)では既に発表したのですが、今回の物語「しりとり山の2匹」におきましては、「13話完結」の枠を取り払うことと致しました。 Blogでお気づきの方もいらっしゃるかと存じますが、今回の物語では、1話ごとの分量を抑え、全てのエピソードが揃った時に1つの大きな物語が完成する作りを意識しています。同時に、空いた時間にサラリと読める分量でありながらも、次の話に繋がる小さな種が残るように心がけています。従って、物語の進みが今までより遅いのですが、無理に13話で終わらせず、自然な進みを優先することと致しました。 そもそも、「しりとりと創作の融合」という枠組み自体が実験的な要素を含んでいますが、「13話越え」は更なる実験的要素への挑戦です。実は、上記意外にもう1つ、延長を決めた理由があるのですが、この点については、物語が完結した時にお伝えしようと思っています。 「13話×2」の26話にするか、その手前で終了して短編を執筆するか、まだ決めあぐねていますが、少なくとも最終話の3話前くらいまでには、終了日をお知らせ出来るかと思います。 秋の夜長の如く、気長にお付き合い頂ければ幸いです。

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  • 19 Sep
    • 2016.9.19 五十音先生のあいうえお作文

      皆様、こんにちは!「五十音作文」と書いて「いそおとさくふみ」でございます。 先週のBlogが今日になってしまったので、今日は今日のうちに書くよ。 「今日」が3回も出てきて、何だか分からなくなりそうだが、9/19のあいうえお作文に参りましょう。 【お題】「ふくだ」※9/19が「苗字の日」だったから。 【グランプリ受賞者】ラジオネーム「編み子」さん 【グランプリ作品】ふ 二日酔い く 九分九厘だ 誰のせいでもない※まさにその通りだなぁ!稀に付き合いの席などで、どうしても飲まざるを得なかった場合もあるが、それも加味して九分九厘は自業自得だねぇ。大人の嗜みとして、お酒とは上手に付き合っていきたいものだね。 【五十音グランプリ賞品】歴代首相が描かれた湯呑み。 お察しの通り… ▲福田赳夫元首相と… ▲福田康夫元首相が描かれているよ。 歴史を感じながら、お茶をすすって頂ければ幸いです。 【2016年9月26日(月)のお題】「たすけ」※とーるさんが前日の9/25(日)、第7回レモネードスタンドにご出演されるから。 小児がん研究支援チャリティーイベントということで、「たすけ」というお題にしてみたよ。では、例文です。 た 沢山の方々の す 少しずつの支えが け 研究を広く優しく支えます 一杯のレモネードとそこに広がる笑顔が果たす役割ってのは、規模以上に大きなものがあると思うのよね。 9月25日(日)の10:00~16:00は、是非皆様「花園会館」に足を運びましょうぞ! ちなみにとーるさんのステージは、11:00の「童謡コンサート」と、13:00の「さらまぽライブ」、そして15:00の「チャリティービンゴ大会の司会」だそうだよ。 では、来週も是非楽しみながら奮ってご参加くださいませ。 【この週のお題を使った五七五曲紹介】ふ 吹く風に く くもりのガラス だ 誰かさん 「ちいさい秋みつけた / ボニージャックス」

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    • 2016.9.12 五十音先生のあいうえお作文

      皆様、こんにちは!「五十音作文」と書いて「いそおとさくふみ」でございます。 バタバタしちゃって、今さっき今週のグランプリ賞品を見つけた上で、今から先週のBlogを書いている私をお許しくださいませ。 その分・・・と言っては難ですが、今日のグランプリ賞品はなかなか面白いですよ。では、9/12のあいうえお作文に参りましょう。 【お題】「もうり」※9/12が「宇宙の日」だったから。 【グランプリ受賞者】ラジオネーム「レイチェル」さん 【グランプリ作品】も もずく酢って う うまいものですね、と り リッキー君※「あなた、誰?」という架空の外国人キャラクターを見事に活かした作品でございます。やはりポイントは、「うまいものですね」の部分でしょう。もずく酢が身近な食べ物ではない、という状況が上手く伝わっているよ。 【五十音グランプリ賞品】SUNSTARの歯ブラシ。 これは、SUNSTAR(サンスター)じゃなきゃダメなのよ。 SUNは太陽、STARは星。 宇宙の日になぞらえたお題でございましたからねぇ。 【2016年9月19日(月)のお題】「ふくだ」※9/19が「苗字の日」だから。 1870年9月19日、戸籍整理のため、当時の太政官布告によって、誰もが苗字を名乗ることを許されたことが由来となっているそうだよ。 数ある苗字の中から、最近のお題に登場していない文字などを考慮して、「ふくだ」と致しました。では、例文です。 ふ 増えていかない苗字の名乗り く 国は考え1875年2月13日 だ 誰もが姓を名乗るよう義務付けた 苗字にも歴史ありだね。 では、このあと午後5時に、76.3MHzもしくはサイマル放送でお耳に掛かりましょう! 【この週のお題を使った五七五曲紹介】も 戻るまじ う 恨むまじとて り 旅情かな「飛んでイスタンブール / 庄野真代」

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  • 15 Sep
    • しりとり山の2匹~第11話「償い(つぐない)」

      この「しりとり物語8」というテーマのBlogでは、2016年7月からスタートしたFMおたる「木曜Cheers!」内のコーナー、「しりとり物語~しりとり山の2匹」のストーリーをご紹介して参ります。コーナーの仕組みはこちらのBlogをご参照下さい。 しりとり山の2匹~第11話「償い」 山の怪、魑魅。川の怪、魍魎。人々に害を与える様々な化け物、転じて、私欲のために悪事を働く者たちを、魑魅魍魎と言う。これは、しりとり山に巣食う2匹の奇妙な妖怪の、これまた奇妙な物語である。 想定外の話ではなかった。だが、「妖怪の世界に戻れないとしても、人間の世界に行きたいかどうか?」という角度から考えたことはなかった。魑魅の頭の中に具体的な想像が広がる。徐々に表情がこわばるのを認めたヤマヌシが、魑魅を現実の世界に引き戻した。 「『時のヤマヌシに認められたものだけが、人間の世界に行ける』と言ったのを覚えておるかのう?」「はい、覚えています。」「なぜだと思うかね?」「なぜ…?理由があるのですか?」 ヤマヌシは大きく一つ息を吐くと、大切なものを置くように、慎重な口調で告げた。 「これはワシにとって、償いでもあるのじゃ。」「償い?」「そうじゃ。かつては、上弦の月が群青池に映りさえすれば、それを望む誰もが人間の世界に行けた。ワシもそれで良いと思っておった。なぜならば、それが妖怪と人間とを平等に捉えることだと思っておったからじゃ。」 魑魅は黙って真剣に耳を傾けている。 「ある時、妖怪と人間との間でいさかいが起こった。」 そこまで話すと、ヤマヌシは魑魅の後ろにそびえる大きな木に目を遣り、声を掛けた。 「一緒に話を聴かんかね?」 大木の影から姿を表したのは、魍魎だった。 (つづく) この週の採用ワード 一か八か(いちかばちか)

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  • 11 Sep
    • 2016.9.5 五十音先生のあいうえお作文

      皆様、こんにちは!「五十音作文」と書いて「いそおとさくふみ」でございます。 いやはや、急に秋だよ。 ちょっと前まで30℃近かったのに、あっという間に予想最高気温が20℃を切る日を迎えるとは、なかなかの落差だね。では、9/5のあいうえお作文に参りましょう。 【お題】「えいよ」※9/5が「国民栄誉賞の日」だったから。 【グランプリ受賞者】ラジオネーム「シソの葉」さん 【グランプリ作品】え  選べないい  いよいよ よ  余裕がない ※「グランプリがなかなか決まらない時の私」を詠み込んだ作品が、グランプリに輝いたよ。この手の作品は、コーナーを盛り上げつつも、なかなかグランプリまでは届きにくいのだが、切迫する19時前を3行で見事に表現し、最後の壁を突破したね。 【五十音グランプリ賞品】ひとこと付箋。 色々なアイディア商品があるもんだねぇ! さりげなく「えいよ」を讚える付箋でございます。 【2016年9月12日(月)のお題】「もうり」※9/12が「宇宙の日」だから。 1992年9月12日に、毛利衛さんがアメリカのスペースシャトル・エンデバーで宇宙へ飛び立ったことにちなみ、当時の科学技術庁と文部省宇宙科学研究所が同年に制定したそうだ。 毛利衛さんにあやかって、今回のお題は「もうり」としたよ。では、例文です。 も 森の緑と う 海の青が り リズム奏でる奇跡の星 無限の宇宙には、きっと同じような星があるのだろうけれど、少なくとも地球の周りには、これほど生物の生存に適した星はないのではなかろうか? そう考えると、地球そのものが奇跡だね。では、今週も皆様からの瞬く作品群を楽しみにお待ちいたしております! 【この週のお題を使った五七五曲紹介】え 遠路行く い いつもの響き よ 夜汽車かな 「夜汽車」

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  • 08 Sep
    • しりとり山の2匹~第10話「離脱(りだつ)」

      この「しりとり物語8」というテーマのBlogでは、2016年7月からスタートしたFMおたる「木曜Cheers!」内のコーナー、「しりとり物語~しりとり山の2匹」のストーリーをご紹介して参ります。コーナーの仕組みはこちらのBlogをご参照下さい。 しりとり山の2匹~第10話「離脱(りだつ)」 山の怪、魑魅。川の怪、魍魎。人々に害を与える様々な化け物、転じて、私欲のために悪事を働く者たちを、魑魅魍魎と言う。これは、しりとり山に巣食う2匹の奇妙な妖怪の、これまた奇妙な物語である。 「ヤマヌシ様、こんにちは!」「おお、魑魅か。今日は魍魎と一緒ではないのか?」「はい、僕だけです。」 群青池の話を聞いた数日後、魑魅はヤマヌシのもとを訪ねた。しりとり山は、凛とした秋の空気に包まれ、時折吹く風がカサカサと落ち葉を運ぶ。 「その顔は、何か話したいことがありそうじゃな。」「はい。群青池のことです。」 魑魅の言葉に耳を傾けるが如く、風がピタリと止んだ。 「魍魎君と話をしました。」「ほお。どんなお話かな?」「僕は人間の世界に行ってみたいと言いました。」「魍魎は何と?」「最初は行きたくなさそうだったんですけど、僕が行くなら一緒に行ってくれるって言いました。」「お前たちは、本当に良い友達同士じゃな。」「でも…。」 魑魅が口ごもる。ヤマヌシは静かに待った。 「もしも人間の世界に行ったら、もう妖怪の世界には帰って来られないのですか?」 ヤマヌシは表情を正し、魑魅に問いかけた。 「2つの世界には存在出来ん。人間の世界に行くということは、妖怪の世界を離脱するということじゃ。魑魅よ。もしも妖怪の世界に帰って来られないとしても、お前さんは人間の世界に行きたいと思うかね?」 (つづく) 今週の採用ワード 償い(つぐない)

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  • 05 Sep
    • 2016.8.29 五十音先生のあいうえお作文

      皆様、こんにちは!「五十音作文」と書いて「いそおとさくふみ」でございます。 暦の上では秋ですなぁ。 しかし、北海道の9月としては、異例の暑さと言えるのではないでしょうか。では、少々遅くなってしまいましたが、8/29のあいうえお作文に参りましょう。 【お題】「あきた」※8/29が「秋田県の記念日」だったから。 【グランプリ受賞者】ラジオネーム「マドンナリリー」さん 【グランプリ作品】あ 赤トンボ、き 黄色い稲穂と、た 戯れる※童謡の歌詞のようでもあり、その歌のための挿絵でもあるような、秋の景色を表現した正統派作品がグランプリに輝いたよ。お題の「秋田(あきた)」が米どころである事にも、さりげなく触れているね、 【五十音グランプリ賞品】バケツのキャンドル。 秋田と言えば、竿燈(かんとう)祭り。 竿燈と言えば、ろうそく。 …という繋がりで、キャンドルをご用意いたしました。 【2016年9月5日(月)のお題】「えいよ」※9/5が「国民栄誉賞日」だから。。 国民栄誉賞の第一号として、王貞治さんが受賞された日は、1977年9月5日だったんだね。 その日にちなんで、9月5日が「国民栄誉賞の日」になったそうだ。では、例文です。 え 絵になる選手 い 偉大な記録 よ 夜空に舞う白球 王貞治さんが当時の通算ホームラン数世界最高記録を樹立された日は、この2日前だったんだ。 そう考えると、受賞決定の早さにも、当時の盛り上がりが伺えるね。 では、本日も皆様からの作品を、楽しみにお待ち致しております! 【この週のお題を使った五七五曲紹介】あ あなたです き 気がかりな人 た 黄昏に 「人恋しくて / 南沙織」

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  • 01 Sep
    • しりとり山の2匹~第9話「囲炉裏」

      この「しりとり物語8」というテーマのBlogでは、2016年7月からスタートしたFMおたる「木曜Cheers!」内のコーナー、「しりとり物語~しりとり山の2匹」のストーリーをご紹介して参ります。コーナーの仕組みはこちらのBlogをご参照下さい。 しりとり山の2匹~第9話「囲炉裏」 山の怪、魑魅。川の怪、魍魎。人々に害を与える様々な化け物、転じて、私欲のために悪事を働く者たちを、魑魅魍魎と言う。これは、しりとり山に巣食う2匹の奇妙な妖怪の、これまた奇妙な物語である。 「イロリ、イロリはおるか?」 ヤマヌシの声に答えて、空から何かがふらりと舞い降りる。 「お呼びでございますか?ヤマヌシ様。」「寒くなってきたもんでな、ちょっと火を分けてくれるか?」「ええ、かしこまりました。」 火を司る妖怪「イロリ」が、そこここに散らばった枝葉を集め、火を灯す。 「おお、温かいのう。」「それで、何のご用でございますか?」 ヤマヌシが、即席の囲炉裏に手をかざしながら答える。 「これが用じゃ。」「それは口実。ヤマヌシ様がわたくしをお呼びになる時は、いつも決まって別の用件がございますでしょ。」 しばしの間を取り、ヤマヌシが口を開いた。 「魑魅と魍魎の事じゃ。」「おや、魑魅さんと魍魎さんがどうかされましたか?」「群青池に興味を持ち始めておる。」「さようでございました。お二方もお年を重ねられましたねぇ。それで、人間の世界に行きたいと?」「それはまだ分からん。」「もし、本当に行きたいと仰ったとして、魍魎さんはしっかりしておられますから大丈夫でしょうが、魑魅さんが少々心配ですねぇ。」 すると、ヤマヌシはイロリとは異なる考えを語り始めた。 「ワシから見ると逆じゃ。魑魅は人間に愛着のようなものを持っておる。おそらく、人間の世界に上手く馴染めるじゃろう。じゃが、魍魎には人間に対する憎しみのようのものを感じる。あの性格じゃ。多くは語らんが、魍魎は何かを知っておるのかもしれんな。」「では、お二方のお心が決まった際には、お認めになるおつもりですか?」「そうじゃのう。双方共にという事ならば、大丈夫かとは思うが。」 イロリは空を見上げて呟いた。 「皆の決断が確かならば、お月様が決めて下さることでございましょう。。」 雲が風になびき、月がゆっくりと顔を出した。 (つづく) 今週の採用ワード 離脱(りだつ)

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  • 28 Aug
    • 2016.8.22 五十音先生のあいうえお作文

      皆様、こんにちは!「五十音作文」と書いて「いそおとさくふみ」でございます。 この週末の小樽市内は、イベントざんまいだったねぇ。 天候も奇跡的に回復し、青空が広がっていたよ。では、8/22のあいうえお作文に参りましょう。 【お題】「やけい」※8/27が「小樽天狗山夜景の日」だったから。 【グランプリ受賞者】ラジオネーム「大根なっぱ」さん 【グランプリ作品】や 約束を け 決して破ったわけではありませんい いつもの事ですが忘れていました。ごめんなさい!※あまりにも素直過ぎる言葉に、思わず許してしまいそうだね。ちなみに、作品の後には「(これはあってはならないことですね!) 」との注釈が付いていたよ。いたずらにふざけるのではなく、道徳上の理解を持ってこそ、この手の作品は成り立つのでございましょう! 【五十音グランプリ賞品】天狗やまぴーの四角いノート。 「おたる運がっぱ」のお仲間「天狗やまぴー」のグッズでございます。 【2016年8月29日(月)のお題】「あきた」※8/29が「秋田県の記念日」だから。。 制定は1965年だけど、由来となった日は、明治4年7月14日、すなわち新暦の8月29日。 この日、廃藩置県によって「秋田県」という名前が初めて使われたそうだよ。では、例文です。 あ 圧巻の き 気迫みなぎる た 立ち姿 国重要無形民俗文化財「秋田竿灯まつり」を読み込んでみたよ。 いつか見てみたいものだねぇ! では、今週も圧巻の気迫みなぎる作品群を、楽しみにお待ちいたしております。 【この週のお題を使った五七五曲紹介】や 山ひとつ け 景色は我ら い 生きる街 「TENGU SONG / Tomohiko Azumaya」

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  • 25 Aug
    • しりとり山の2匹~第8話「天変地異(てんぺんちい)」

      この「しりとり物語8」というテーマのBlogでは、2016年7月からスタートしたFMおたる「木曜Cheers!」内のコーナー、「しりとり物語~しりとり山の2匹」のストーリーをご紹介して参ります。コーナーの仕組みはこちらのBlogをご参照下さい。 しりとり山の2匹~第8話「天変地異」 山の怪、魑魅。川の怪、魍魎。人々に害を与える様々な化け物、転じて、私欲のために悪事を働く者たちを、魑魅魍魎と言う。これは、しりとり山に巣食う2匹の奇妙な妖怪の、これまた奇妙な物語である。 ヤマヌシの言葉は、それぞれの心に影響を与えた。 「ねぇ、行ってみようよ、魍魎君。」「うるせぇなぁ。行きたきゃ勝手に行けよ。」「僕だけじゃちょっと…」「じゃあ、やめりゃいいだろ。」「魍魎君は興味ないの?」「…いや、なくはねぇけど…別に行かなくていいよ。」 いつもは思ったことをズバズバと言う魍魎だが、この話に関してはどこか歯切れが悪い。 「俺たちはこの山で生まれた。俺たちは妖怪だ。」「うん…。」「それが人間の世界に行くんだぞ?あの人間たちと暮らすんだぞ?お前、それが分かってるのか?」 魑魅は黙り込んだ。ヤマヌシの話に衝撃を受け、少し舞い上がっていたところを、魍魎にピシャリとたしなめられたように感じていた。具体的に想像すると、自分の身だけに天変地異が降りかかるようなものだ。自らそこに飛び込んでいくには、相当な勇気が必要である。 だが、魍魎も、ただ魑魅を説得しているだけの様子ではなかった。ややしばらく続いた沈黙を破ったのは、魍魎の方だった。 「迷いがあったら、上弦の月は雲に隠れるんだろ。」「うん、ヤマヌシ様はそう言ってた。」 魍魎はひとつ、大きなため息をつくと、空を見上げて呟いた。 「お前が行くなら、一緒に行ってやるよ。」 (つづく) 今週の採用ワード囲炉裏(いろり)

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  • 18 Aug
    • しりとり山の2匹~第7話「嬉々として」

      この「しりとり物語8」というテーマのBlogでは、2016年7月からスタートしたFMおたる「木曜Cheers!」内のコーナー、「しりとり物語~しりとり山の2匹」のストーリーをご紹介して参ります。コーナーの仕組みはこちらのBlogをご参照下さい。 しりとり山の2匹~第7話「嬉々として」 山の怪、魑魅。川の怪、魍魎。人々に害を与える様々な化け物、転じて、私欲のために悪事を働く者たちを、魑魅魍魎と言う。これは、しりとり山に巣食う2匹の奇妙な妖怪の、これまた奇妙な物語である。 魑魅は魍魎の小脇をつつき、小さな声で話しかけた。 「ねぇねぇ、魍魎君。ちょっと怖いけど、面白そうじゃない?」 今にも嬉々として語りだしそうな魑魅とは対照的に、魍魎は複雑な表情を浮かべていた。ヤマヌシは2匹の反応を読み取ると、言葉を続けた。 「上弦の月は、葛藤や決断とともにある。時のヤマヌシが認めても、月が群青池に浮かんでも、心に迷いがあれば願いは叶わん。故に、『人間の世界に行ける可能性がある』としか言えんのじゃ。」 魑魅も魍魎も、真剣に聞き入っている。だが、ヤマヌシは2匹の気持ちに違いがあることを察していた。好奇心旺盛な魑魅は、素直に興味を示している。一方で、魍魎には、端的な好奇心とは異なる気持ちが感じられた。 「どうやって人間の世界に行くんですか?」 魑魅はすっかり興味津々だ。 「まずは、新月の夜。このしりとり池でヤマヌシに誓いを立てる。つまり、ワシの前で『人間の世界に行きたい』という気持ちを伝えるのじゃ。それからおよそ七日間は、ひたすらに願い続ける。心に曇りがなくなれば、天の曇りが晴れて、七日後の空に上弦の月が姿を現す。その月が、夜明け前の群青池に映る時、鏡の如く池をのぞき込むのじゃ。」「そうしたら、どうなるんですか?」 ヤマヌシは微笑みを浮かべ、こう告げた。 「池が教えてくれる。」 (つづく) 今週の採用ワード 天変地異(てんぺんちい)

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  • 15 Aug
    • 2016.8.15 五十音先生のあいうえお作文(+「火曜Cheers!」のメッセージテーマ)

      皆様、こんにちは!「五十音作文」と書いて「いそおとさくふみ」でございます。 お盆休みだった皆様も、そろそろ通常の暮らしに戻りつつある頃かな? 同時に、宿題のラストスパートを控えた学生の皆様もいらっしゃるかもしれんね。 では、8/15のあいうえお作文に参りましょう。 【お題】「さしみ」※8/15が「刺身の日」だったから。 【グランプリ受賞者】ラジオネーム「ブルマン」さん 【グランプリ作品】さ さようならし 静かにみ 見送ったあの日※様々な意味で、この8月15日に相応しい作品と言えるのではないでしょうか。切なくも、どこか温かさが伝わる作品がグランプリに輝いたよ、 【五十音グランプリ賞品】醤油さし。 ここはシンプルに、刺身と言えば醤油ということで、醤油さしをご用意いたしました。 醤油に限らず、食卓のお役に立てれば幸いでございます。 【2016年8月22日(月)のお題】「やけい」※来週末の土曜日、8/27が「小樽天狗山夜景の日」だから。。 小樽のシンボル的存在の1つ「天狗山」にて、8月27日(土)には「小樽天狗山夜景の日」、8月28日(日)には「小樽天狗山祭り」というイベントが開催されるそうだよ。では、例文です。 や 山の上まではロープウェイで。 け 景色と祭りが同時に楽しめる い イベントはいかがですか? 晴天とご成功をお祈りいたしております! さて、本日8月17日(火)の「火曜Cheers!」のメッセージテーマは、 「体育系?文化系?」 だそうだよ。 オリンピック期間ではあるけれど、スポーツがお好きな方ばかりとは限らないという事で、「体育系?文化系?」だそうだ。 まあ、ちなみに「あいうえお作文」を専門としている私は文化系だね。 では、また来週! 【この週のお題を使った五七五曲紹介】さ 咲く花と し 島を眺める み みかん畑 「みかんの花咲く頃 / 川田正子」

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  • 12 Aug
    • 2016.8.8 五十音先生のあいうえお作文

      皆様、こんにちは!「五十音作文」と書いて「いそおとさくふみ」でございます。 お題を「あつさ」にしたところ、全国的に猛暑となりまして、偶然とはいえ、何とも申し訳ない気持ちになったねぇ…。 ここ小樽は暑さが少し和らいできたようにも思えるけれど、皆様、引き続きご自愛くださいませ。では、8/8のあいうえお作文に参ります。 【お題】「あつさ」※まだまだ暑いから。 【グランプリ受賞者】ラジオネーム「千歳の高橋」さん 【グランプリ作品】あ アミノサプリは身体に良いがつ 使い過ぎるとさ 財布に悪い※対を為す言葉を、生活感あふれる場面に使った作品がグランプリに輝きました。ラジオという音の世界になった時にも、リズムの良さが生きる作品でした。体の健康とお財布の健康を、ともに実現される事を願ってやみません。 【五十音グランプリ賞品】冷却ジェルシート。 発熱時はもちろん、寝苦しい夜やリフレッシュメントなど、何かしらのお役に立てれば幸いです。 【2016年8月15日(月)のお題】「さしみ」※8/15が「刺身の日」だから。 「刺身」という表現の文書上の登場が、1448(文安5)年の8月15日だったとされていることが由来になっているそうだよ。では、例文です。 さ 砂糖 し 塩 み 味噌 残りは、「酢」と「醤油」だね。 5大調味料とも呼ばれるこれらにも、あいうえお作文の要素(「さしすせそ」の語呂合わせ)が使われているよ。 そう考えると、長い人類史において、様々な作品が生まれていることでございましょう。 来週も、歴史にページを刻む皆様方からの作品を、楽しみにお待ちいたしております! 【この週のお題を使った五七五曲紹介】あ 朝焼けに つ つきせぬ想い さ 捧げたい 「いつまでも変わらぬ愛を / 織田哲郎」

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  • 11 Aug
    • しりとり山の2匹~第6話「予約席(よやくせき)」

      この「しりとり物語8」というテーマのBlogでは、2016年7月からスタートしたFMおたる「木曜Cheers!」内のコーナー、「しりとり物語~しりとり山の2匹」のストーリーをご紹介して参ります。コーナーの仕組みはこちらのBlogをご参照下さい。 しりとり山の2匹~第6話「予約席」 山の怪、魑魅。川の怪、魍魎。人々に害を与える様々な化け物、転じて、私欲のために悪事を働く者たちを、魑魅魍魎と言う。これは、しりとり山に巣食う2匹の奇妙な妖怪の、これまた奇妙な物語である。 「今夜は何も起こらんよ。」 ホッとする魑魅をよそに、魍魎が言葉を返す。 「今夜は?じゃあ、やっぱり群青池には何かあると・・・。」「ああ、そうじゃ。お前たちにも、そろそろ伝えて良い頃合かのう。」 ヤマヌシは、一度水面の月に目を落とすと、ゆっくり顔を上げ、2匹の表情を確かめた。 「しりとり山の妖怪たちの間では、新月は妖怪の世界、満月は人間の世界を表すとされておる。」「僕、聞いたことがあります。」「そうか。魑魅は物知りじゃな。では、上弦の月は知っておるかな?」 2匹は顔を見合わせた。ヤマヌシが言葉を続ける。 「新月から満月に向かう途中の半月。それが上弦の月じゃ。我々の捉え方では、月の意味合いが『妖怪』から『人間』に向かう途中ということになる。お前たち、人間の世界に行ってみたいと思うかね?」 魑魅が問い掛ける。 「そんなことが出来るんですか?」「いつでも、誰でも、というわけではない。群青池が上弦の月を水面に湛えた夜明け前、時のヤマヌシに認められた者だけが、人間の世界に行ける可能性を手にする。いわば、特別な予約席のようなものじゃ。」 一筋の風が水面を駆け抜ける。しりとり池が心のざわめきを映し出していた。 (つづく) この週の採用ワード 嬉々として(ききとして)

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  • 06 Aug
    • 2016.8.1 五十音先生のあいうえお作文

      皆様、こんにちは!「五十音作文」と書いて「いそおとさくふみ」でございます。 つきなみではありますが、暑いねぇ! 「お盆を過ぎると秋が来る」なんて言うけれど、今年はどうなることでございましょうか。では、8/1のあいうえお作文に参ります。 【お題】「まわす」※8/1 が「洗濯機の日」だったから。 【グランプリ受賞者】ラジオネーム「レイチェル」さん 【グランプリ作品】ま ママの年はわかりません!わ 若いかどうか?のす スレスレのところだと思いますと答える小学生※お子さんの純粋無垢な言葉には、時としてハッとさせられるものがあるね。この発想を読み込んだ作品を生み出せる大人というのも、また稀有な存在なのではなかろうか。作文ボリューームでありながら、見事なテンポ感でオチに繋げているところも素晴らしいね。 【五十音グランプリ賞品】硝子のアクセサリー。 先週の金曜日、「第8回小樽がらす市」の会場にいたとーるさんから電話があって、「洗濯機と言えば、ポケットに何かを入れたままうっかり回す…という事で、チョーカー辺りはどうでしょう?」という話だったのよね。 小樽生まれの硝子アクセサリーがグランプリ賞品となりました。 【2016年8月8日(月)のお題】「あつさ」※まだまだ暑いから。 3文字目は「い」じゃなくて、「さ」ですので、お気をつけくださいませ。 「あつい」は既に使ったお題だったものでね。 では、例文です。 あ 朝もやに つ 露滑り落つ さ 笹林 久々に正統派の作品を作ってみたよ。来週も、正統派からオチのある作品まで、それぞれの個性を楽しみにしております。 【この週のお題を使った五七五曲紹介】ま 街灯り わ 別れの色に す 過ぎ行けど 「別れの街 / 鈴木雅之」

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    • しりとり山の2匹~第5話「ろうそく出せだせよ」

      この「しりとり物語8」というテーマのBlogでは、2016年7月からスタートしたFMおたる「木曜Cheers!」内のコーナー、「しりとり物語~しりとり山の2匹」のストーリーをご紹介して参ります。コーナーの仕組みはこちらのBlogをご参照下さい。 しりとり山の2匹~第5話「ろうそく出せだせよ」 山の怪、魑魅。川の怪、魍魎。人々に害を与える様々な化け物、転じて、私欲のために悪事を働く者たちを、魑魅魍魎と言う。これは、しりとり山に巣食う2匹の奇妙な妖怪の、これまた奇妙な物語である。 とうとう空は群青色にたどり着いた。しりとり池もまたその色を映し出し、群青池へと姿を変える。魑魅は魍魎の腕を掴んだまま、固く目を閉じた。さすがの魍魎も、緊迫した空気に包まれ、ゴクリと唾を飲む。 「ろうそく出せだせよ。」 魑魅が魍魎に尋ねる。 「今…何か聞こえなかった?」 池の向こうの大きな木の陰で、何かが動いた。 「ろうそく出せだせよ。」「人間か!?」 魍魎が声の方向をキッと睨みつける。 「出―さーねーばー…ワシじゃよ。」「ヤマヌシ様!」「はっはっは!まだまだ幼いのう。七夕は3日後じゃ。ろうそくもらいはまだじゃよ。」 相手が分かってホッとしたのも束の間、ヤマヌシが問い掛ける。 「お前たち…群青池を見に来ておったのじゃな?」 2匹は凍りついた。その通りだが、言い伝えを破った以上、「はい、そうです。」とも言えない。すると、意外なことにヤマヌシの方から語り始めた。 (つづく) 今週の採用ワード 予約席(よやくせき)

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  • 01 Aug
    • 2016.7.25 五十音先生のあいうえお作文

      皆様、こんにちは!「五十音作文」と書いて「いそおとさくふみ」でございます。 ここ小樽では「潮まつりが終わると夏が終わる」という言葉が聞かれることもあるけれど、今年はまだまだ暑そうだねぇ。 こまめな水分補給など、健康管理に気をつけて参りましょう。では、7/25のあいうえお作文に参ります。 【お題】「はたち」※FMおたる20周年の開局記念日を迎える週だったから。 【グランプリ受賞者】ラジオネーム「パステルピンク」さん 【グランプリ作品】は 腹を立てるとた 立たないものはち 忠義と玉子とマイホーム※ここ最近、パステルピンクさんによる「笑点」を思い起こさせる作品が面白いと感じていたのだが、予想以上に早くグランプリにのぼりつめたね!観点も、言葉のリズムも、お見事でございます。 【五十音グランプリ賞品】とーるさんの音源集。 FMおたるパワープレイ曲に選ばれたことのある3曲と、この20周年に歌詞を書き足した「10+10周年Song」のデモ音源を収録したCDをご用意いたしました。 改めまして、FMおたる20周年、誠におめでとうございます! 【2016年8月1日(月)のお題】「まわす」※8/1 が「洗濯機の日」だから。 この8月1日が「水の日」であることに由来し、「洗濯機の日」となったそうだよ。 では、例文です。 ま まさかとは思うが わ 我々がさっき食べたスイカは す スイカ割りのために買ってきたものではないだろうな? ちょっとした海水浴の悲劇だね。 気を利かせて誰かが切り分けたのだろうが、どうやら裏目に出たようだ。 では、本日も皆様からの作品を、楽しみにお待ちいたしております。 【この週のお題を使った五七五曲紹介】は 果てしなき た 旅は心の ち 挑戦か 「心の景色 / おがわとーる」

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  • 29 Jul
    • しりとり山の2匹~第4話「群青色」

      この「しりとり物語8」というテーマのBlogでは、2016年7月からスタートしたFMおたる「木曜Cheers!」内のコーナー、「しりとり物語~しりとり山の2匹」のストーリーをご紹介して参ります。コーナーの仕組みはこちらのBlogをご参照下さい。 しりとり山の2匹~第4話「群青色(ぐんじょういろ)」 山の怪、魑魅。川の怪、魍魎。人々に害を与える様々な化け物、転じて、私欲のために悪事を働く者たちを、魑魅魍魎と言う。これは、しりとり山に巣食う2匹の奇妙な妖怪の、これまた奇妙な物語である。 「魍魎くん、ダメだよ。」「ダメなのは臆病者のお前だ。そんなの、ただの言い伝えだろ?」 人間にとって妖怪は、都市伝説のように語られる側面がある。だが、その妖怪たちの世界にも、いわば都市伝説のような言い伝えがある。 「怖いよぉ!もう帰ろうよぉ!」「何が怖いんだよ?ただの池じゃないか。」 漆黒の空からひとつ、またひとつと星たちが姿を消していく。魑魅と魍魎は、夜会が行われた後のしりとり池に残っていた。 「みんな帰っちゃったし、ヤマヌシ様だって帰れって言ってたでしょ?」 魑魅は魍魎の腕を引っ張り、池から離れようとする。だが、魍魎は頑として動かない。池の水面をじっと見つめたまま、言葉を返す。 「だから見てみたいんじゃないか、群青池かどんなものなのかを。」 しりとり山の妖怪たちには、「群青池には近づくな。」という言い伝えがあった。明け方の空が群青色に染まり、その青がしりとり池に映し出された時、危険なことが起こると言われているのである。 「もうダメだよ。色が変わってきたから、見ちゃダメだよ!」 その様子を見守る目があることに、2匹はまだ気づいていなかった。 (つづく) 今週の採用ワード ろうそく出せだせよ

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