今日は、父の日。
そこで、累積納税額日本一の大実業家、斎藤一人さんと、そのお弟子さんの女性実業家みっちゃん先生の共著『父の愛、母の愛』から抜粋して、「ツキを呼ぶ観音参り」のお話をご紹介いたしますね。
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●お父さんがある日、車に乗って
観音参りも半ばに差しかかったある日のことです。朝、観音参りに出かけようとすると、お父さんが車に乗って玄関前で待っていました。
「みっちゃん、車に乗りな。今日はお父さんもいっしょに連れて行ってくれ」
観音参りに行くことを止められるのかと思った私は不意を突かれ、ポカンとした顔のまま助手席へと乗り込みました。
「みっちゃん、今日は何番から巡るんだい?」と言うお父さん。
お父さん今日はどうしたんだろう......と思いながらも「今日は◯番からだよ」と答える私。
「よし、わかった。行こう」と、お父さんはただ前を見て運転し始めました。
そんなお父さんのぶっきらぼうだけど温かい親心が心にしみて、私は思わず涙が溢れそうになるのを必死でこらえ、窓の外の景色をずーっと眺めていました。
普通は娘が知らないところに出かけて行ったら、心配になって止めたくなります よね。でも、お父さんは止めるのではなく、いっしょに自分が歩いてあげようと思っ てくれたのです。
観音参りの途中で観音さまが「親のありがたみ」を私に教えてく れたのでした。
お母さんは今回、いっしょに行けないからと、おむすびをたくさん 持たせてくれました。
そのおむすびのおいしかったこと、おいしかったこと......。
観音参りをしていると体力も使うためお腹もすきます。
そんな時にお母さんが握っ てくれたおむすびを食べ、母の愛に感謝しながらまた歩く力をもらうのでした。
ところで、皆さんは「おにぎり」と「おむすび」の違いを知っていますか?
これも一人さんが教えてくれたお話なのですが、丸く握るのがおにぎりで、三角に握るのが「おむすび」なんだそうです。三角に握ると神の力を授かります。
観音参りでは、途中でゆっくりご飯を食べている時間などなく、コンビニで売っているパンやおにぎりを食べながら、まわるのが楽しくて歩いてしまうのですが、このときのお母さんのおいしいおむすびの味は今でも覚えています。
1人で歩く観音参りも楽しいのですが、やはりいっしょに歩いてくれるお父さんがいれば楽しさも勇気も百倍です。
最初はぎこちなかったお父さんとの会話も弾むようになり、お互いに景色の感想を言い合ったり、お母さんの話をしたり、笑ったりしながらまわりました。
帰ってから2人でそのことをお母さんに話すと、「今度お母さんもいっしょに行っ てみたい」と言うので、それからの観音参りは親子3人で楽しくまわりました。
最 初お母さんは、足が悪いから迷惑をかけてしまうのではないかと心配していました が、観音参りをするにつれて、楽しさと観音さまが守ってくれたおかげもあって、 無事まわることができました。
観音参りを終えた後も折に触れ、お父さんとお母さんはその時の観音参りのことを嬉しそうに話していました。
楽しそうに話すお父さんとお母さんを見るたびに私も嬉しくなり、観音参りは親子の絆がより一層深まる旅になりました。
私は子どもはいませんが、今私の会社にはたくさんの愛するたいせつなスタッフが働いてくれています。
このときのお父さんとお母さんの教えのおかげで私はスタッフが何かしたいことがあるとき、頭ごなしに止めたり、心配したりするのではなく信じてあげて、「だ いじょうぶ」という言葉をお守りとして持たせてあげるようにしています。
見守る ことのたいせつさ、信じてあげることのたいせつさ、観音さまのおかげで親心のあ りがたみを学ばせていただきました。(みっちゃん先生、本書より)
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斎藤一人さんは本書の中で、観音参りについて次にように語っておられます。
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お父さんお母さん
ありがとうございます。
父の日のプレゼントは、国産のスパークリングワインと日本酒にしましたー(^ω^)
父の愛、母の愛