もっと小金井市を、おもしろく。~白井亨(小金井市議会議員)blog

第一子誕生をキッカケに地域に目を向け色んな「縁」のおかげで地域に生きる“日常の豊かさ”を実感。小金井市を持続可能なおもしろいまちにするため、2013年市議会議員初当選。2015年12月市長選挙に出馬も惜敗。2017年市議選でトップ当選、再び市政の最前線へ。


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昨日午後はこがおも事務所で「暫定予算について話をしよう~小金井市は「暫定」がお好き?」の勉強会を開催しました。

 

小金井市は平成28年度の本予算が圧倒的反対多数(2対21)となり、2ヶ月分の暫定予算が組まれています。この暫定予算について、あまり世間でも知られていないし「市民生活に影響がある」と聴くけども本当にどこまで影響があるものなのか、誰もわかりやすく示唆してくれません。

 

そこで、こがおもとして勉強会を開催することにしました。講師は小金井市財政分析ブログを書いている石塚さん。暫定予算というものについて、過去の小金井市と他市の事例、その結末から学ぶことなど盛りだくさんの内容となりました。

 

 

狭いこがおも事務所は全員で22名もの人が入りましたが、過去最高記録の集客です。実際に暫定予算になったことで影響を直に被っている方もおられ、関心の高いテーマであることがわかりました。本来は行政がしっかり説明してくれたらいいんですけどね(けど、行政が伝えると事務的にならざるをえないので、悩ましいところですね)。

 

 

 

▼実は稀なことでもなかった、暫定予算

暫定予算になる(=本予算が否決になる)ということは、実は稀なことでもないようです。小金井市だけではなく、これまで近い記憶を紐解くと多摩地域では国分寺市、国立市、東久留米市、過去には武蔵野市などでも暫定予算になった例が紹介されていました。

 

ちなみに後で調べてみると、その他西東京市や多摩市でも10~15年前くらいに暫定予算になったことがあるようです。多摩地域では特段珍しいこととも言い切れません(とはいえ、それがいいことと言っているのではありません)。

 

小金井市は平成15~17年度まで3年連続して土地区画整理や再開発絡みで暫定予算を経験、勉強会では当時の議会会派構成などのレビューもあり、石塚トークが冴え渡りました。

 


▼この暫定予算での市民生活への影響

 

現在は2ヶ月(4月・5月)のみの暫定予算となっているため、確かに市民生活に部分的に影響が出ているようです。

 

<市民生活への影響例>

  • 図書館の新刊が買えない
  • 商店会街路灯のLED化補助事業がストップ
  • 協働事業提案制度に着手できず(本来なら4月から着手する予定だった)
  • 食育推進計画策定がストップ(会議が開けない)
  • 江戸東京野菜まちおこし連絡会の会議が中止
  • その他新規事業や補助金申請ストップ etc…

 

上記以外にも、特に補助金などを受ける際の手続きが年間分→2ヶ月分などでの出し直しをさせられるなど、余計な手間もかかっているということです。


職員からも、事務手続きが増え、予定していた事業に着手していいかわからず困っている、などの声も聴こえてきます。暫定予算というものは、やはり通常よりも手間や困ったことが起こっていることに間違いがありませんが、こんな状態になったことについて『議会は何足を引っ張ってるんだ!』という声が起こってきています。


▼市民生活への影響がほぼ出ないやり方がある!?

 

地方自治法では暫定予算については明確な規定もないようです。今回小金井市が2ヶ月分として組んだ暫定予算ですが、特にそんな短期かつ必要最低限の経費だけを組むという必然性もないことがわかりました。

 

(地方自治法 第218条の2)
「普通地方公共団体の長は、必要に応じて、一会計年度のうちの一定期間に係る暫定予算を調製し、これを議会に提出することができる。」

 

市報こがねい(平成28年4月15日号)には暫定予算の説明について「…本来の予算が成立するまでの間、行政の中断を防ぐためのつなぎ予算として最小限必要とされる経費の支出ができるよう、暫定的に予算を調整…」とあります。

 

 

しかし、暫定予算とはいえども最低限の必要経費だけではなく、本予算反対の議題に関する予算を除いて暫定予算を組めば、市民生活への影響はほとんどないはずです。それに対して議会側も反対はしない(できない)と考えられます。小金井市の本予算否決の内容でいうと、福祉会館関係の予算が大きな争点であり、それ以外の大半のことは議会としても反対する理由はないのです。

 

理屈上ですが、前述の食育推進計画の予算をはじめ“争点になっていないもの”をもっと暫定予算に盛り込めます。逆にいえば、市民生活を最大限考慮して盛り込むことが行政の仕事ではないでしょうか。

 

なぜ、最小限の必要経費に暫定予算をとどめたのか、そこはよく判りません。

 

いずれにせよ、どこかで本予算は可決しないといけません(東久留米市で最終的に市長が本予算を専決処分したという例もあるようですが、異例のことです)。5月19日(木)には臨時議会でまた本予算審査があるので、取り急ぎはそちらに注目ですね。次の暫定予算の心配をしなくていいのであれば、それにこしたことはないものです。

 

 

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