ぽっかりと

自動設定の
明かりが
わたしを
むかえる

あなたの
喪ったものを

ふかく
わたしは
考える


惜しむべきは自由な日々



あなたは
限りなく
優しくて



不意に目の前が
曇ってしまう


紛らす淋しさは
ねこに
預けて

今宵もまた

ひとりきりの
闇へ