2012-12-15 07:59:45

国際エコノミスト長谷川慶太郎氏インタビュー30「中国大分裂には、日本国憲法改正が必要」

テーマ:国際エコノミスト長谷川慶太郎氏インタビュ
 国際エコノミスト長谷川慶太郎氏インタビューの7回目です。
 長谷川氏は、経済だけでなく、軍事についても専門家である。
 実は、今回のインタビュー(12月6日)、「中国・北朝鮮」問題から始まった。
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 まずは、最近の「中国」「北朝鮮」についてのメディアの報道から。

 
北朝鮮、ミサイル発射「成功」祝う15万人
読売新聞(2012年12月14日20時21分

 【ソウル=門間順平】朝鮮中央通信によると、北朝鮮が「人工衛星打ち上げ」と称して行った、事実上の長距離弾道ミサイル発射の「成功」を祝う15万人規模の集会が14日、平壌の金日成(キムイルソン)広場で開かれた。

 集会では、金己男(キムギナム)朝鮮労働党書記が、金正恩(キムジョンウン)第1書記が金正日(キムジョンイル)総書記の遺訓を「貫徹するという不動の決意で指導した」と正恩氏の業績を強調。朝鮮人民軍の代表は「米国などが我々の尊厳と自主権を傷つけることがあれば宣戦布告とみなす」と述べ、制裁措置を検討中の日米韓をけん制した。
 この日の集会には正恩氏は出席しなかった。
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、尖閣領空侵犯で「懸念」

2012年12月15日(土)7時32分配信 共同通信 

 【ワシントン共同】中国の国家海洋局所属の航空機が沖縄県・尖閣諸島上空の領空を侵犯したことについて、米政府は中国政府に対し直接、「懸念」を表明した上で、尖閣諸島が日米安全保障条約の適用対象であることを伝えた。米国務省のベントレル報道部長が14日の記者会見で明らかにした。ヌランド報道官が13日の会見で、領空侵犯に対する「懸念」の表明を避けたことで、日本側からは不満の声が出ていた

 さらに、初の「中国、領空侵犯」も続いた。
 毎日新聞は、社説で書いた。

社説:中国機領空侵犯 目に余る挑発行為だ
毎日新聞 2012年12月15日 02時30分

 沖縄県・尖閣諸島の魚釣島付近で13日、中国国家海洋局所属の小型プロペラ機「Y12」1機が領空侵犯した。中国機による日本の領空侵犯は自衛隊が統計を取り始めた1958年以来初めてである。
 日本政府による9月の尖閣諸島国有化後、中国の公船が周辺海域に出没する事態が続いている。13日は海洋局の海洋監視船4隻が領海に侵入した。「海」に加えて「空」からも圧力を加えようとする意図が読み取れ、日本政府は尖閣をめぐる対立が新たな局面に入ったと見ている。
 日本は、領海侵犯には海上保安庁が基本的に対応するが、外国機の領空侵犯には、軍機でなくても自衛隊が対処すると定めている。今回も航空自衛隊のF15戦闘機などが緊急発進(スクランブル)した。
 中国側が、軍出動の口実づくりを念頭に、自衛隊を誘い出す目的で領空侵犯に踏み切ったとすれば、極めて重大だ。今回の領空侵犯は目に余る挑発行為と言わざるを得ない。
 習近平・中国指導部には、尖閣諸島の領有権をめぐる争いがあることを国際的にアピールし、国内向けには強い姿勢を示す狙いがあるのだろう。13日が旧日本軍による南京占領から75年にあたったことも関係しているのかもしれない。衆院選後の日本の新政権が尖閣諸島の実効支配強化に乗り出すことを警戒し、これをけん制する意図があったとの見方もある。軍や海洋局は対日強硬派が主導権を握っているとも言われる。
 しかし、威圧的な行動で尖閣問題を解決しようというのは国際社会のルールに明らかに反する。さらに、領空侵犯が繰り返されるようになれば、一触即発の事態に発展する可能性も否定できない。尖閣問題を収拾させる手段は外交しかない。(中略)
 今回の領空侵犯では課題も浮き彫りになった。自衛隊のレーダーで中国機を捕捉することができず、海上保安庁からの連絡で緊急発進した戦闘機は間に合わなかった。中国機が低高度で飛行したため、沖縄のレーダー網で捉えられなかったと見られる。
 防衛省は今後、空中警戒管制機(AWACS)や早期警戒機(E2C)を活用して固定レーダーを補完するという。今回のような事態を招かないためにも、南西諸島方面の警戒監視強化はぜひ必要だ。
   *                              *
 長谷川慶太郎氏は、著書『中国大分裂』で警告を鳴らしている。
 ポイントは、以下の通り。
①(弾道ミサイル発射に成功した)北朝鮮の「3回目の核実験」が、最大のポイント。
②北朝鮮をコントロールしているのは、中国の人民解放軍の中でも、「瀋陽軍区」。
③北京政府にとっても、瀋陽軍区は「腫物」のような存在
④北京政府は、北朝鮮の「3回目の核実験」に対して、国連の安保理事会に武力制裁を提案されたら、どう動くか。中国は、拒否権を行使することなく国連憲章42条に基づき行動する。北京中央政府の指示に基づき瀋陽軍区が北朝鮮の武力制圧に動くかが、大変な問題となる。
⑤最悪のシナリオは、中国が7つの軍区に分裂し、在留邦人13万8千人余りが取り残される。日本の今の憲法では、救出に行くことができない。憲法を改正する必要が出てくる。

鳥巣 報道各社の情勢調査によると、「自民党、絶対安定多数の勢い」と出ました。それが、民意です。一方で、安倍さんのタカ派ぶりが目立つ。
長谷川 はい、はい。
鳥巣 先生は、色々な経験がおありになり、バランスをお分かりになっている。正直、我々(国民)は、怖いんですよね。
長谷川 怖いです。だけどね、例えば、中国がどうかなった場合、中国にいる今の在留邦人ね。13万8000人おります。これは、大使館に届けただけの数です。実際は、もっと多い数がいます。その13万8000の在留邦人の救出手段がないんです。今の憲法では・・。
鳥巣 となると、先生は、憲法のどこの条項を?
長谷川 9条。
鳥巣 9条・・。

【日本国憲法 第9条】
日本国憲法の条文の一つで、憲法前文とともに三大原則の1つである平和主義を規定しており、この条文だけで憲法の第2章(章名「戦争の放棄」)を構成する。この条文は、憲法第9条第1項の内容である「戦争の放棄」、憲法第9条第2項前段の内容である「戦力の不保持」、憲法第9条第2項後段の内容である「交戦権の否認」の3つの規範的要素から構成されている。日本国憲法を「平和憲法」と呼ぶのは憲法前文の記述およびこの第9条の存在に由来している。

長谷川 それと、「前文」。
鳥巣 「前文」もですか。


【日本国憲法・前文】
 日本国民は、正当に選挙された国会における代表者を通じて行動し、われらとわれらの子孫のために、諸国民との協和による成果と、わが国全土にわたつて自由のもたらす恵沢を確保し、政府の行為によつて再び戦争の惨禍が起こることのないやうにすることを決意し、ここに主権が国民に存することを宣言し、この憲法を確定する。そもそも国政は、国民の厳粛な信託によるものであつて、その権威は国民に由来し、その権力は国民の代表者がこれを行使し、その福利は国民がこれを享受する。これは人類普遍の原理であり、この憲法はかかる原理に基くものである。われらは、これに反する一切の憲法、法令及び詔勅を排除する。
 日本国民は、恒久の平和を念願し、人間相互の関係を支配する崇高な理想を深く自覚するのであつて、平和を愛する諸国民の公正と信義に信頼して、われらの安全と生存を保持しようと決意した。われらは、平和を維持し、専制と隷従、圧迫と偏狭を地上から永遠に除去しようと努めてゐる国際社会において、名誉ある地位を占めたいと思ふ。われらは、全世界の国民が、ひどく恐怖と欠乏から免れ、平和のうちに生存ずる権利を有することを確認す。
 われらは、いづれの国家も、自国のことのみに専念して他国を無視してはならないのであつて、政治道徳の法則は、普遍的なものであり、この法則に従ふことは、自国の主権を維持し、他国と対等関係に立たうとする各国の責務であると信ずる。
 日本国民は、国家の名誉にかけ、全力をあげてこの崇高な理想と目的を達成することを誓ふ。(1946年11月3日公布)

鳥巣 自民党の世耕議員なんかが言っている事を聞くと、「戦争放棄は、残しておく」とか。「平和主義は、残しておく」とか、おっしゃってますよね。
長谷川 残しても構いません。構いませんけども、「在留邦人の生命と財産を守る事も日本国の義務」という事も謳わなければなりません。
鳥巣 逆に言うと、その可能性があると。
長谷川 あるという事です。そうです。だから、アメリカは、オスプレイを沖縄に持ってくるんです。
鳥巣 つまり・・。
長谷川 中国が、潰れるからですよ。
鳥巣 先生が、その可能性を書かれた本、『中国大分裂』は、非常に面白かったですね。
長谷川 アメリカは、そう思ってますよ。もう近いと思ってますよ。
鳥巣 そうですか。
長谷川 ですから、まもなく7艦隊に、もう一隻、空母が来ます。3隻体制になります。アメリカが持っている原子力空母は、現役が6隻なんです。その半分が、東アジアなんですよ。残りの3隻のうち2隻が中東の5艦隊なんです。残り1隻が、大西洋にいるんです。という事は、全力を挙げて中国の崩壊に備えている。アメリカが、いちばん警戒しているのが、核ですよ。中国の核がどうなるか。 アメリカは、去年から動いています。
鳥巣 去年の3・11の時には、ロナルド・レーガンが・・。
長谷川 そう。あれは、3・11の前に引っ越してるんです。じゃないと(東日本大震災の救助に)間に合いません。
鳥巣 それと、プラス・ワンと。
長谷川 今度は、大西洋にいるのを回すんです。太平洋の3艦隊にいるのを回すんです。今は、ハワイにいるんです。それを今度、日本に回す。
鳥巣 本気なんですねえ。先生が書いてらっしゃるから、注目はしていましたけれど。
長谷川 そら本気ですよ。核をどうするかですよ。
鳥巣 しかし、先生の御本を読んでいると、(引き金を引くのは、中国の)「軍」ですよねえ。
長谷川 「軍」が、反乱を起こすんですよ。
鳥巣 「核」は、その軍が持っている。
長谷川 その核が、どこにあるか。今のところの情報では、「成都軍区」にあるんです。これは、「四川省」ですよ。
鳥巣 でも、大半が集中している訳では?
長谷川 そこだけなんですよ。
鳥巣 あ、そこだけ。
長谷川 はい。「核」をつくっている工場が、四川省に集まっているんです。全部、四川省なんです。あそこが、中国にとっては、いちばん大きいですからね。
鳥巣 「核」というのは、そういう形で・・? アメリカは、どうなんですか。
長谷川 アメリカは、違いますよ。アメリカは、連邦政府が押さえている。
鳥巣 そのへんが、中国とは全然違う。
長谷川 全然違います。
鳥巣 仮にですね。日本が、将来「核」を持つとなると、日本の場合には、どうするんですか?
長谷川 決まってません。ま、たぶん、北海道に置くんでしょうね。
鳥巣 北海道・・?
長谷川 ええ。置くとこないですよ。原発を考えてください。
鳥巣  ん、どういう意味ですか?
長谷川 どこも置けないですよね。本当はね。唯一、置けるだけのスペースがあるのは、北海道だけなんです。あとは、ないんですよ。
鳥巣 つまり、原発がある傍には置けない・・。
長谷川 置けない。怖いから。
鳥巣 という意味なんですね。相乗効果で・・。
長谷川 はい、はい、はい。
鳥巣 だから、私は陸幕の方と話をした時に、「日本は、島国で、原発は40も50もある。とても、国内で戦なんてできない。防衛もできないですよね」と言った事がある。
長谷川 そんな事はないですよ。
鳥巣 怒られましたけどね(苦笑)。「じゃ、俺たちは、最初から白旗挙げて、敵に降参しろと言うのかね」と。
長谷川 そら、そんな事はできませんよ。また、必要もないですよ。”冷たい戦争”は、まだ東アジアでは、続行中なんです。終わってないんです。
終わってないというのは、共産党一党独裁の国家があるからです。それが潰れたら、”冷たい戦争”は、全部終わるんです。ヨーロッパは、終わったんですよ。
鳥巣 先日、NHKの『日曜討論』を聞いていたら、社民党の服部議員が、「そろそろ、頭の中から”冷たい戦争”というのを除外したほうがいいのでは」みたいな事を言ってましたけど。
長谷川 とんでもない。何をおっしゃる。そういう事を言うから、この日本国民が間違うんですよ。そんな事は、ありません。
鳥巣 何事も、出たり、入ったり。攻めたり、守ったり。常に攻防ですね。
長谷川 ああ、そうですよ。それに今、中国との関係が、極端に悪化しているでしょう。今、中国に対して、親近感を持っている日本人は、何パーセントいるか。2割切っちゃったんですよ。
鳥巣 そうですねえ。
長谷川 そうでしょ。そういう時に、13万8000人の中国にいる在留邦人を全部救出できないという事態が起こったら、どういう事になりますか。
鳥巣 太平洋戦争の時の終わり頃に似てきますね。残留孤児の話とか・・。
長谷川 そうでしょうね。日本人は、歴史に対して、認識が甘いんで。例えば、ソ連の場合、ソ連軍が崩壊して、ソ連軍はどうしましたか。一発の銃声も鳴らなかった。ゴルバチョフの言う事を素直に聞いているんです。、しかし、中国が崩壊する時には、中国人民解放軍はですね。毛沢東思想なんですよ。
鳥巣 はい。
長谷川 それで固まるでしょうね。文革の二の舞なんです。
鳥巣 最悪ですね。「粛清」「粛清」でねえ。
長谷川 かなり、そうなる。中国の全土に渡ってね。しかも、中国の7大軍区がですね。それぞれ、独立国になりますよ。
鳥巣 中国は、かつて(改革開放路線をスタートさせて軌道に乗り始めた頃に)”3つ”に分かれると言われていた頃もありました。7つとは・・。
長谷川 そうですよ、大変ですよ。その中の「成都軍区」だけが、核兵器を持っているとするとね。それを使うかもしれませんよ。
鳥巣 どういう形でですか?
長谷川 「広州軍区」に「成都軍区」から攻め込むかもしれません。隣だからね。「武漢軍区」へ、攻め込むかもしれません。


*******************
PS①
『ウェークアップ!ぷらす』(日テレ系)で、「選挙制度」を議論。
 ゲスト出演の井上和子・選挙コーディネーター。
「日本は、キリスト教やイスラム教のように、一神教ではない。やおよろず(八百万)の神の国。白か黒ではなく、黒でも白でもないグレーゾンを好む。そういう意味では、小選挙区より中間選挙区制が合っていると思ってます」

日本維新の会の石原慎太郎・代表、「やっぱり憲法を変えないとね。今度、自民党が、過半数取れるようだからね」と、インタビュアーの辛坊治郎氏に誘い水。
辛坊 自民と維新が組んだら、おそらくそれでも320、3分の2いくと思うんですが。そういう形での連携は?
石原 政治案件としては、当然あるでしょうね。何も連立内閣というものじゃないんですよ。そらやっぱり是々非々でいきますからね。こら、やっぱり私たちの悲願と思いますな」

【鳥巣注】
 
「みなさん、歴史への認識が甘いんです」
 長谷川慶太郎氏も、憲法改正論者。
 平和に慣れた世代には「劇画」のように思えても、1927年(昭和2)生まれの氏の世代には「歴史という現実」の実感がある。1945年の太平洋戦争終戦時には、17歳の青春時代。
 時代の流れは、「憲法改正」へと動きつつある。
 明日は、日本の岐路を決する選挙になるかもしれない。

 もっとも、「大惨敗に橋下も真ッ青 維新が全国スタッフに緊急帰阪指令」の記事を掲載したのは、12月12日の日刊ゲンダイ。

<「維新は全国の『1区』を中心に、選挙区に151人を擁立しましたが、全国的に苦戦。石原代表のお膝元・東京でも選挙区は全滅しそうな情勢です。選挙区で勝てそうなのは近畿圏に限られる。しかも、ここへきて牙城の大阪でも人気に陰りが見えてきた。維新は新人候補がほとんどで、準備不足もあり、最新の世論調査では複数の選挙区で他党に並ばれ始めています。現状では、大阪で維新が当選圏に入ったのは1区や14区など6~7選挙区ですね」(全国紙の選挙担当デスク)
 このままいけば、選挙後の維新は、大阪の“橋下ベイビーズ”と自民党出身の老人たちに二極化したイビツな年齢構成の政党になる。石原と組んで、化けの皮が剥がれた維新には、有権者の期待が集まらないのも当然だ。いっそのこと、候補者も引き揚げてはどうか。>
 さて、結果はどう出るのか。

 
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