とりあえずいける

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日本とロシアが、ロシア極東マガダン沖合のオホーツク海で、海底油田の共同開発に
乗り出すことが分かった。

 日露関係筋が28日、明らかにした。採掘予定地の原油埋蔵量は、日本の年間原油
輸入量(約12億バレル)の3年分と推定されており、日本側は権益の3分の1を取得する。




・エネルギー資源供給は相手国の国家安全保障の根幹を握ることになる。ロシアはこの方面で、
仮に領土問題が解決されず平和条約の締結が無くても、日本の安全保障にコミットできる
体制をとる狙いがある。ただ手をこまねいていれば、シェールガス売却を決めたアメリカと日本の関係が
さらに強くなってしまう。

・上記の点で、EUのエネルギー安全保障はロシアに大きく依存しているが、近年は多様化を進めようとしている。
特にシェールガス革命により全世界的なパワーバランス再編が起こり、欧州もロシアに対して価格交渉力が
増しており、ロシアとしては新たな市場開拓という面でも日本やアジアとの関係を強めたいと考えている。

・また、極東方面の開発はロシアにとっては死活問題だが、この点では支那はロシアのパートナーではなく
むしろ敵なので、日本を取り込みたいと考えている。今後も極東における日ロ共同開発の呼びかけは
増えると思われる。

・幸い日本は原発停止により喫緊のエネルギー問題に危機感を抱いている。ちょうどそこに
つけいりやすい状況である。