肘内障 (子供の肘の脱臼)
自宅にてご家族の方と遊んでいて受傷し来院。 (2歳 女児)
肘内障とは、乳児及び幼児期にみられる子供特有の肘の脱臼です。
関節が複雑に外れるというよりは、腕を引っ張ったりすることにより
「抜ける」という表現が合うかもしれません。
また肘内障は、子供が腕をダラ~ンとさせるために、肩が外れたと思われる
親御様もおみえになりますが、ほとんどがこの肘内障です。
(受傷機序)
お母さんと腕ブランコ(両手でブラ~ン、ブラ~ン)をしていて受傷。
負傷時間はPM3:00ごろであったが、PM5:00になっても痛みを訴え
症状が改善しないため、その後ご来院。
(一般的な受傷機序)
保護者が幼児の手を持って引っ張ることにより負傷する
※「こっちにいらっしゃい!」など・・・
( 症 状 )
・損傷した側の腕を挙上できない
・上腕骨肘部(外側)に限局的圧痛 「橈骨頭部」
( 整 復 )
・徒手による整復
( 固 定 )
・ な し
※ 今回のポイント
脱臼の徒手整復を幼児が痛がるため、整復は「一発で決める!」
急性外傷は時間を選びません。
応急処置は早ければ、早いほど予後が良いです。
急を要する場合は、施術時間に関係なく どうぞご連絡ください。
とらスポーツ接骨院