2014-02-18 18:50:32

森岡秀人氏の年代論のおかしさ 26.02.18

テーマ:ブログ

●ソチ時間に慣れてきたのか、ますます、早寝早起きになって、就寝20時起床3時になっています。

冬季五輪は、速さ・飛距離・強さなどの比較で決まる競技よりも、美的要素が入る競技が多く、何となく不安感みたいなものがついて回ります。そして、他国の選手が失敗すれば良い、というような気持ちにさせられる、あまり精神的には良くない競技が多く見てい疲れます。でももうすぐ、それも終わりです。


●都志比呂志氏の『古代国家は何時成立したか』を読んでいて、年代論も自分の考えを示されるのではなく、「森岡秀人氏の年代論に賛成」という形で済まされている、と先日書きました。


森岡さんの考えを知るべくネットで探し、「AMS法よりも土器編年の方が実年代を示す」というように考えておられる方のように思われました。

ネット情報ではこころもとないので、シンポジウム「日本の考古学」という副題の『弥生時代の考古学』(学生社 1996年7月 大塚初重・石野博信・石川日出志・武末純一・森岡秀人共著)というタイトルの本、シンポジウム形式で議論したものをまとめた本、を読んでみました。


この本では、年代論についても森岡先生が多く発言されていますが、残念ながらC14法とかAMS法については述べられていません。年代年輪法と土器編年について、の実年代決定についての注意点などについて述べられています。


弥生時代の考古学

これでは、どうにもならないので、もう少し新しい意見がないかと思って探し、『古墳の始まりを考える』(2005年5月 学生社)金関恕・森岡秀人・森下章司・山尾幸久・吉井日出夫共著を見つけました。

この本では、「新しい年代論と新たなパラダイム」という章をもうけ、森岡先生がその章を担当しています。


古墳のはじまりを考える

この本に次のような各研究者の年代表が掲載されていて興味深く思いました。


この各説について森岡先生が解説されていくのですが、特に、九州の研究者が「弥生早期」を主張する、ということについての発言が、森岡先生の本質かな、と思われますので、その部分を紹介します。

なお、図表左に学者名が入っていますが、本の原図は記号のみです。、本の文章の説明から、それぞれの説に名前を寅七が記入したものです。


弥生時代年代表 クリックすると拡大します

【九州の平均的な年代観は i になります。これは九州の弥生時代研究者たちが、大体平均的にとらえている年代表です。特徴的には、弥生の早期を設定しています。AMSの年代が発表されたときも、じつは早期の扱いがちょっと不十分であったな、と思っています。

なぜかといいますと、早期から弥生の始まりと考えて日本列島のエリアを規制すると、近畿というのはなかなか早期をきちっとおさえることがまだ、できていませんので、未解決の部分、汎日本列島としてはまだ容認できない段階を弥生の始まりにもち込んだというふうに思います。】


古代の年代論が「汎日本列島」で納まらなければいけない、という原則が森岡先生にはあるようです。

ですから、弥生時代の始まりも古墳時代の始まりも、地方によって異なるなど考えられないのでしょう。まして、弥生時代の発達が常に近畿より北部九州の方が先んじていた、それも半世紀以上というタイムスケールで、など到底うけつけられないのでしょう。

近畿が率先して「早期」を示すものが出てくれば、それは結構であり当然という立場のように受け取れるのは、九州人のヒガミでしょうか。


邪馬台国近畿説論者で、北部九州が弥生期を通じて常に先行していた、という考古学者がおられるかどうか、チェックしてみたいと思っています。




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