男女の怪


本当に阿川佐和子という人は、インタビューが上手い!

なんでこんなに上手いんだろう、私のトークにも活用できないか、といろいろ読んでみるんですが、やっぱり全然ダメで、まだまだ上達できません。

「この人ともっと仲良く話したいなぁー」というお客さまに限って、話が弾まなかったり・・・しょぼん

まだまだまだまだな私です。


阿川さんの場合だと、知識量もさることながら人間としての魅力にもあふれているからなぁ。

どうしてこんな素敵な方が独身なんでしょう。

私が男だったら、すごく好きなタイプなんですけどね。


で、話は養老さんと阿川さんの対談形式で「オス・メス」をテーマにどんどん話が進んでいきます。

多分、本当のテーマは「男と女」なんでしょうが、なんせ相手が養老先生なのでどんどんオスメスの話になってしまいます。てんとうむし


ちなみに、この本の中の一番の発見は「なぜ蚊に刺されると痒くなるか」でした。

あ、ちょっとニュアンスが違いますね、「なぜ蚊は人を刺した時に痒くなる成分を入れるのか」が正しいです。

私は本当に蚊に刺されやすい美味しい血の持ち主なので、ずーーーーーーっと思ってました。

「血を吸ってくのは諦めるとしても、どうしていちいち痒くしていくんだ!パンチ!」って。

それは、蚊が人に対して嫌がらせをしているわけではなく、逆に人のことを考えてそうしているんだ、と養老さんは説明しています。


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阿川: さきほどから、「生き物は人間が考える程度のことはたいていやってますよ」とおっしゃってますけど、生物は他にどんなことを考えてやってるんですか?


養老: たとえば蚊とかノミは刺しましたよって宣伝するでしょ?


阿川: あれ、宣伝なの?私の友達はブヨに刺されたとき、血を吸ってもかまわないから毒は残さないでちょうだいって怒ってましたけど(笑)。

   ・・・ホラ、私と同じこと考えている人がいる。


養老: だからね、蚊に刺されて痒くなるのは、ホスト、つまり襲われるほうを保護するためなんです。


阿川: 保護するため?


養老: 蚊に刺されて痒くなかったら、蚊は許されてポピュレーションはもっと増えるはずでしょ?それをやると危ないんですよ、おそらく。


阿川: 何が危ないんですか?


養老: 無闇に刺すとマラリアみたいな病気が流行ったりして、長い目で見るとエサが減っちゃう。結局、蚊にとっては得にならないんです。


阿川: そんなに思慮遠謀なの?!


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私も、蚊がそこまで考えているとは思いませんでした。

だって蚊の脳みそなんで、砂粒くらいしかないはずなのに。

これにはびっくりです。



こんな例を挙げてしまいましたが、もっといいことも書いてあるんですよ。

例えば、日本という国は無思想の思想がある国だとか、言葉と脳の関係だとか、本当に面白い話が転がっている本です。

ですが、対談形式なので、キレイにまとまってはいません。

まとまっていないからこそ、この会話を読みながら自分でも考えなきゃならない。

「要するに」の部分がないんです。

悪く言えば言いっぱなし。わんわん


でも、それがやっぱり面白いんですよね。

何度も読み返したいなぁ、読み返すたびに発見がありそうだなぁ、と思わせられる本でした。



養老 孟司, 阿川 佐和子
男女(オスメス)の怪
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「監督不行届」 安野モヨコ

テーマ:

監督不行届


友達に薦められて、漫画を読んでみました。

以前ブログに書いた「お仕事マン」を薦めたところ、逆に「これも面白いから読んでみて」と・・・

まさに「売り込みに行ったら、逆に売り込まれて買わされちゃった」みたいな気分です波


でも、お薦め通り面白かった!

これは庵野秀明さんという映画監督と、漫画家安野モヨコさんの新婚生活(?)を面白おかしく描いています。

新婚生活にしては、奇妙で愉快ですが。

一応、漫画の中では「カントク」くん、「ロンパース」という名前で進んでいくのですが、そもそもロンパースって何?

ということで調べてみたら、ベビー服で上下つながっている服を指しているようです。

確かに、漫画ではずっと奥さん(安野モヨコ)はベビー服を着ているけど。

何か理由があるんでしょうかね。


「カントク」くんには譲れないオタク観があり、それに対してロンパースは戸惑ったり怒ったり諦めたり・・・

その心の揺れ方が笑えたり、納得させられたり。


こういう漫画を読んでいると、夫婦って「価値観の一致」よりも「話し合えること」の方が大事なのかもなぁ、なんて考えさせられました。


Web上でも少し読めるようですので、興味のある方はどうぞ。

http://www.shodensha.co.jp/fc/free/fc_free_kanto


もちろん、漫画もお薦めです。



安野 モヨコ
監督不行届
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夢を実現する戦略ノート


どうも天邪鬼なところがあり、あまりに話題になってる人の本というのは読みたくなくなります。

特にテレビに良く出ている人!

テレビはほとんど見ない(正確に言えば見れない)のですが、それでも露出度が高いか低いかくらいはなんとなく分かるもの。

なので、露出が高い人は「本まで出して稼ごうとして~ドクロ」なんて、勘ぐってしまうのです。


齋藤孝さんは、そういう意味で言えば本当にメジャーな方。

本も何冊出しているんでしょうか。

そんなこんなで腰がひけて読んでいませんでした。


この本は、ジョン・C・マクスウェルというアメリカで「リーダーのリーダー」と呼ばれている第一級のメンター(指導者)が書いた本です。

何を「成功」と呼ぶかは人それぞれですが、自分の人生は自分が作るんだ、という当たり前のことがとても丁寧に述べられています。

中身は、「集中力」「突破力」「段取り力」「進化力」「失敗力」「洞察力」「指導力」の7つに分けて書かれており、多分誰でもどこかに自分の弱点を見つけ、どこかに共感できるのではないでしょうか。


私が「なるほど」と思ったのは、「洞察力」の部分でした。

以前、京セラの稲盛会長が「京セラに失敗はない、なぜなら成功するまで止めないからだ」といったことをおっしゃっていて、なるほどと思ったことがありましたが、それの具体的事例が載っていました。


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全米販売担当重役協会が行った調査で明らかになったことがある。


・ 新規販売の80パーセントは、同じ潜在顧客にかけた五回目以降の電話で成立している。

・ 営業マンの48パーセントは一回の電話でだめなら、その潜在顧客との交渉を中止する。

・ 25パーセントは二回目の電話で中止する。

・ 12パーセントは三回目の電話で中止する。

・ 10パーセントは電話をかけ続ける。


つまり、最後の10パーセントに入る営業マンが、新規開拓に成功するのである。

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もちろん、電話をかけたり新規訪問をして、「このお客様とは絶対に取引できない」という場合もあります。

それは、「潜在顧客から外す」という結論が出るわけですよね。

残り10パーセントですか・・・・・

何度も通う方ですが、なかなかそこまで粘り強くというのはかなりパワーがいることです。

断られても何度も通うのは、自分でモチベーションを高く保っていないとなかなか出来ないことですし。


今日から、私の部署にも新人営業マンが配属されてきます。

元気な人だといいなぁ・・・

フレッシュなパワーをもらって、今週も頑張りたいと思いまーす。あじさい


ジョン・C.マクスウェル, 齋藤 孝
夢を実現する戦略ノート
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33歳で資産3億円をつくった私の方法


いわゆる「お金持ち本」の一種、になるんでしょうか。

でも、この3並び(?)のタイトルと、ピンクに惹かれて買ってしまいました。


1年前には貯金が70万円しかなかった著者が、1年で3億円の資産を作った方法が述べてあります。

すごいですよね・・・・・

10年で3億円、じゃなくて1年で3億円ですよ?!

そのためにとった手段、株式への投資や不動産投資(これに一番力を入れていたようですが)、そして事業の立ち上げ等、様々な方法を公開しています。


その中でもいいなぁと思った部分を抜粋します。


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投資や資産運用の話をすると、多くの人は、「お金が貯まってからにするよ」「今は投資するようなお金がないから」と言います。こういう人には、こう質問したいですね。

「あなたは部長になってから部長の訓練をするのですか?」と。

部長になってから部長としてのスキルを身につけようなんて、それでは遅すぎます。いえ、そのような視点の低い人は、そもそも部長になれません。

人の上に立つ人は、平社員の時から、「部長ならどう考え、どう行動するか?」「社長ならどう判断し、どう指示するか?」と、一段高い視点から考えてきた人たちなのです。


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そうですよね・・・・・

部下の視点で文句ばかり言っていても、何も改善されないんですよね。

自分が上司だったらどうするか、じゃあどうしたら少しでも改善できるのか、そういったことを考える訓練は日々必要だなぁと感じています。


そういう意識の積み重ねが、同じ情報を聞いてもアイディアにできるかできないか、チャンスを作れるか作れないかの差になるのかなぁと思いました。


午堂 登紀雄
33歳で資産3億円をつくった私の方法

夢とお金をつかむキャリアのつくりかた


非常にパワフルな本でした。

前作の「夢と幸せを実現するお金のつくりかた」は読んでないのですが、こんなにパワフルな人だとは知らなかった!


前作を知っていながら読まなかった理由は、「すごすぎて参考にならない」といった類の書評を真に受けてしまったから。

何がすごいのか確認もせずσ(^_^;)、勝手に読まないカテゴリにしてしまったんです。


確かに、誰にでも真似できるキャリアじゃありません。

外資系を転職しながら、金融の知識をどんどんつけ、今では年収は8桁で資産10億に。

簡単に真似できたら、私もすぐ真似します!


ただ、「すごすぎる」「真似できない」というのは、逢坂さんがラッキーだったわけでも天才だったわけでもないと思うんです。

そりゃ、もちろん基礎的な能力は高いんですが。

読んでいて、ただただ感心させられたのは、まさに白鳥を見てるような感じなのです。

意識は常に一流!プロ!

それを補うために人の何倍もの地道な努力。

自分でも毎日頑張ってるつもりでしたが、素直にかなわないなぁ~と思いました。


こういう人って「疲れたなぁ~」とか思うことはないんでしょうかね?

例えば、帰りの終電近くの電車で酔っ払いで込み合う中、疲れたー・・・と電車でため息ついたり。

街が寝静まった頃にタクシーでの帰り道、ボーっと景色を見ながら「温泉行きたいなぁ」とか。

どうなんでしょう。

最近、すぐ「疲れた」って言ってしまいます。


「疲れた」って1度言うごとに100円貯金!とか、罰金制にしようかな・・・・・(・・。)ゞ



逢坂 ユリ
夢とお金をつかむキャリアのつくり方