ねびです。
先日ヤフオクが5000円未満なら未登録でも落札出来ると知って、試しに400円の中古キックボードをポチったら、落札してしまいました。
即決だと思ってなかったからびっくりした(笑)
ネット取引には気を付けにゃー。
数日して届いたのがこちら。
懐かしの「JDRazor」。
キックボードには詳しくありませんが、ざっと調べた感じだと「MS-130」って型番のによく似ています。
キックボードも改良されているみたいで、私の手元にあるのはシャシー(デッキと呼ぶらしい)と折りたたみ部はアルミの溶接仕上げですが、最近のやつはネジ止めみたい。
そっちのほうが製造コスト安いんでしょう。
見た目も綺麗っぽい。
流行った頃は2万円くらいしていた気がするんですが、今や似たようなものは3000円くらいから新品が買えます。
品質やら強度に気を配れる製造コストなのか…?
落札したやつはハンドルの伸び縮み機構が固着していて最短から伸びないけど普通に乗れるそう。
小学生の頃に流行ったんだよね。
大学の研究室に置いといてコンビニ超特急にしようと目論んでいます。
たまに大学に泊まるんですが、生協が閉まった後、コンビニ行くのに遠いのです。
あと、Aoi Industriesのサイト見てて、自転車部品流用でいじるとおもしろそうだった。
とりあえず、観察。
埃かぶってますがこれはウエスでキレイにできそう。
ちょっとサビ。
ハンドル上部のクランプが欠品。
説明通りにハンドルが固着しています。
叩きゃなんとかなるだろ。
ハンドル伸縮の固着はよくある症状のようです。
構造的欠陥の香りがする。
久々に乗ると、すいーっと思ったより進む反面、ガラガラうるさく、ブレーキ効かねぇ。
少しでも舗装が荒いとハンドル取られます。
大人でも乗れるけど、急ブレーキは無理。
アメリカの子供向けだから、ただっ広いコンクリ舗装の道ではさぞ快適なんでしょう。
それは置いておいて、ハンドルが低くて縮こまって乗らなきゃだから辛い。
ハンドル固着をどうにかしよう。
入札した時点で大したことなかろうとナメていたのですが、結論から言うと大間違いでした。
ママチャリの固着ステムを外す気分で、ショックレスハンマーでハンドルやらフォーク下部やら、固着に関係ありそうなところをガンガン殴りますが…数十回殴ってもびくともしない。
フォーク側にステンレスのパイプ突っ込んで叩いたり、叩けそうな方向からはだいたい叩きましたが、ダメ。
アホらしくなってきたので、ハンドルの首ねっこを切断。
弓ノコで切ったあと、無駄にヤスリで整えちゃったりなんかして。
ハンドルが溶接されているので、ここを切らねばフォークすら外せません。
体重制限100kgは伊達ではなく、思ったより肉厚パイプでした。
ちなみに、切断する気になったのはハンドル下部の径が25.,4Φだから。
シムをかますと、難なくオーバーサイズのアヘッドステムが付けられます。
首(と前足)なしキックボード。
ここまでやってようやく構造と状態がわかりました。
「ステアチューブ」というただの筒を抜き、ヘッドパーツのナットを外して、ようやくフロントフォーク
…と一体になったハンドル下部とご対面。
立派にさびてる。
クロモリフレームの自転車でよくある「アルミシートポストの固着」と全く同じ症状です。
鉄製のフォークコラムと、アルミのハンドルが電蝕を起こして見事に合体。
フォーク側から棒を突っ込んで確認したら…
13cmに渡って鉄とアルミが、少なくとも「寄り添い合っている」模様。
サビや埃の付着具合からして雨ざらしではなかったんだと思うんですが、電蝕が起こってラブラブになってるみたい。リア充爆発しろ。
5-56いれて様子をみてますが、効き目がないようです。
いくら叩いてもびくともしない。もうしばらくおいてみるか。
ということで、5-56が浸透してくれるのに期待しつつ、現在放置中です。
鉄とアルミの電蝕固着にはこれだ!っていう決定的な解決策がないようで、内側からのこぎりを入れてアルミパイプに割を入れて取り去るとか、バーナーで炙ってアルミだけ溶かすとか、ただ事じゃない感じの事例がいっぱい。
こまったなー。