iven works

「ないなら作ればいいじゃない。」
車の写真とか自転車いじりとか。


それは幅4m超の大型投影用スクリーンでした。




このKOE、毎年だいたい夏と冬にサークルコンサートを開いています。
アカペラのコンサートの癖に大学のMacに入ってるAfter Effectsとか使って、素人仕事ながら真剣に動画作りをしています。

余談ですが私も動画作るの好きで、Youtubeにあるサークル紹介動画は私がつくったもんです。パラパラアニメみたいなのも全部自作ですよ!


割と簡単に作れます。
あとコンサートのエンディングとか作ってます。

例年はSFCにある大講堂的な教室を借りてコンサートしていたので、備え付けのでかい画面を使えました。が、今回は事情が異なります。

大学が節電を名目に、学生サークル活動に大講堂の使用許可を出さなくなったのです。
仕方ないので今回は大学の最寄り駅の近所にある市民ホールをお借りして開催することになりました。収容人数500人以上。でけぇ。


ただ、市民ホールには映像を映す設備がありません。
映像を使うときは、その手のレンタル業者からスクリーンやプロジェクターを借りて設置しているそう。



私達KOEも毎回動画をやってるし今回もやりたい。

ただ予算が無い。

プロジェクターは安い業者から借りるとして、大型のスクリーンをどうにかして設置したい。
後述しますがスクリーンのサイズがとても大きいので、業者で借りると高くつくのです。



「だから、スクリーン作れる?」



コンサートを引っ張るサークルの先輩は言いました。


ちなみに、サークル内に自分以外にモノを手作りする人しりません。
アカペラサークルだしな、うち。SFCなのでソフトウェアを作れる人はたくさんも居るんですが。



コンサート時期は学期末。
課題やらテストやらで忙しい時期です。
特に私はSFCを心のそこから楽しんでいるので特別忙しいです。
本当です。ええ。


余裕を持って製作されるはずだったスクリーンものびのびになり…完成したのは本番直前のリハーサル3。
何度もリハーサルを重ねてコンサートに挑む(ゲネプロも数えると4回)のですが、リハーサル3ってその後ろから2個目です。
リハとして行われるのは最後のもの。本当はリハ2に完成しているはずだったのですが間に合わず。ギリギリでした。

リハ3で吊ったのはこんな感じ。
人影の後ろにある、水色で変な柄が映ってる小さい四角がそれです。
暗いとけっこうよく映りました。

リハ3スクリーン


本番ではもう少し改良が加えられてシワやつなぎ目のスケが無くなってよりきれいに。手伝ってくれてありがとう、みんながんばった。




せっかくがんばっていろんな人と頭使って作ったので製作記を。誰かが参考にするかもしれないし。

本当にマッサラな状態で依頼を受けたので、私自身なんもスクリーンについて事前知識がありません。
高校の頃に文化祭でスクリーンを自作したことはありましたが、それはでかい布の上にワイヤーが通る筒をつけた、まぁいうなれば巨大白カーテン。

高校の文化祭では同時に照明機材を使わなかったのでこれで十分見れたのです。画質なんか適当です。写真が見れて顔が分かれば良かったんです。


今回は暗転中だけでなく、演奏中の演出でも映像を使います。
スクリーンがあるのと同じステージ上で、いろいろな照明が強い光を発します。

その光に負けない発色が欲しい。

プロジェクターの出力によるところが大きいのですが予算からして、ギリギリなんとかなるだろうと6000Wのものを借りました。できる限りキレイに見せたいのでスクリーンも工夫します。


まず、市民ホールに行ったことが無いので見学。
広いー。



ちょうど照明機材を吊る為の長い棒(バトン)が天井から何本も下がっています。
スクリーンはそれに吊ることにしました。

文セバトン

ステージの真上、わっちゃわっちゃしてるあたりにバトンがあります。
ありがたい事に、使えそうなバトンに備え付けの照明とかは下がっていません。

ステージが想像以上にでかいので、横5M(メートル)位のスクリーンが作れたらいいなーと考えました。でかいなぁ。

ステージの客席側は歌う人たちが歩き回るのでできる限り邪魔をしないよう、スクリーンの後ろにプロジェクターを置くことにしました。光が少し透けるスクリーンにすると反転投射でちゃんと映ります。

とりあえず絵に描いてみる。


この段階で大雑把に作り方も想像しておきます。

だいたいイメージが固まったところで舞台装飾とかする皆さんに一言いれて、材料探しに入ります。



でも、こういう目的のスクリーンなぞ作ったことが無いので素材選びから困る。

一応白っぽければ映ります。
ただ、やるからにはきれいに映って欲しい。

というわけで、ちょっと調べました。ぐぐりました。


・色の発色の都合から、「艶消し白ないしグレー」位の色の物がいいみたい。
・適度に透ける
・表面に微細なボコボコがあって、光を乱反射すると明るさにムラが無くていいらしい。
・素材にはシワが出ないで欲しい。


素人なりの要求性能はこんなとこ。
これを書いたメモ書きを持って大学の近所のホームセンター、コーナンへ。
素材になりそうなものを、店内を回って探します。

で、ピックアップしたのが、、

・農業用の不織布

・シーツの布

・障子紙

諸氏神

その他もろもろetc...
プラダン

こんな具合。
何が使えるか?
分からないので、とにかくうろうろして白くて透けるものを探す。

今回、継ぎ目の無い素材でシワなく欲しい面積をうめるのは大変なので、ロールで買える素材を「川の字」に並べて貼り合わせようと考えました。
縦横3M×4Mのスクリーンをつくるとすれば、幅1Mのロール素材が12M必要です。


東急ハンズ横浜に行ったら、ちょうどよさそうな半透明梨地、白の塩ビシートが売ってました。幅920mm。三菱樹脂製?
厚手と薄手の2種類あって、透け具合から考えて厚手を買おうと思ったんですが、店員さんに聞いたら15Mくらいしか在庫がなく取り寄せも納期未定だそう。

ロール素材の幅920mmなら、余裕もみて4Mが5本取りたい。
つまり、20Mは欲しい。
こっちは時間がないので納期未定は怖い。いったん購入をあきらめました。
後から思うと買わなくて良かった。


なんとこの後、照明演出都合と「透過型の方が像が暗いらしい」のでフロント投射で行く事になりました。

上の方のリハ3の画像を見ていただけると分かるのですが、ステージの後ろの壁にホリゾント幕、ホリゾントライトと呼ばれる照明装置があって、壁がいろんな色に変化します。つまりスクリーンの真後ろが黒とか白じゃないのです。

リア投射にすると、スクリーンの映像がこの光の色に影響を受けるかも。

それに気がついたんですね。最初から気づけよ。



で、フロント投射を想定してイメージスケッチを描きなおし。


リア投影で素材に要求されていた「光が透ける」が一転、光を遮らねばなりません。
ホリゾントや他のスクリーンよりも後ろにある照明装置からの光を完璧に遮断したい。

都合のいいことにステージのど真ん中に足場を組むことになったのでその裏にプロジェクターを隠します。


ちなみに寸法は適当です。
大学内の施設じゃない上に、肝心のプロジェクターも借り物なのでテストができず。
大きめに作っておくことにしました。




ここで、再び東急ハンズ横浜店に向かいます。
この前見つけた梨地シート、隣に遮光性に優れた艶消し黒のシートがあったのです。同じく幅920mm。

これにも厚手と薄手があって、厚手のほうがよりしっかり光を遮るのですが、在庫がない。
例のごとく次回入荷未定。注文しても納入未定になるそう。

聞いたら薄手の方は在庫があるようなので、薄手を20Mで売ってもらいました。
携帯のライトをかざすと厚手の圧倒的な遮光性には及ばないものの、ちゃんとひかりを遮ります。

棚に掛かる50M巻の大きなロールから、店員さんが1Mずつ引き出しては測って、出して測って約10分。ひいこら言いながら売ってくれました。最後のほう1M測るごとに10秒くらい休憩してました。すみませんほんとうに。巻いてくださったので持って帰りましたが、ずっしり重かったです。


そして、後は欲しいのは反射面に貼る、スクリーン素材の主役たる白い何か。
さらには、スクリーンそのものを空中に吊り、そして反射面をシワ無く張る為の構造。
頭を使います。


長くなったのでまた次回。
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テーマ:
Project E-Dash第2回のつもりでしたが、急遽別のものづくりをすることになってその前段階たる台車製作もあんまり進めず、別のもんを作ってました。

ねびです。

ついになつかしのt.o.p's blogっていう看板を下ろしました。
せっかくなのでDIYとかそういう記事を書いていこうと思います。
昔の記事もとっておくので見たい方はどうぞ。どの記事も入魂の作品であります。



さてさて、まずはProject E-Dashの第2回ということで前回からの台車の進捗を少し。
かれこれ、ひと月以上前になりますが鉄パイプを買いました。

ここで初めて知ったのですが鉄パイプには「ていじゃく(定尺)」という販売規格みたいなのがあります。
太さや材質にもよりますがだいたい長さ6メートル前後のパイプを本数単位で買うと安いです。

ホームセンターとかで売ってる1メートル単位のパイプ材は、問屋から定尺で仕入れたのを切り売りしているのですね。

切るのに人件費やらがかかるので定尺で買うより割高です。
っていうか定尺で一度買うと高くて買う気にならないです。


今回は協力していただいた方のツテで厚さ1.6mm、太さ25mmの角パイプを定尺5.5メートルで購入しました。

$ねξびにっき


まさかの1300円。やっすい。
ちょっと良い木材を買うより安いですね。
木材も問屋さんから買うと安かったりするのかしら。



で、これを大学の工房で切り出します。
台車の大きさは、とりあえず台車が荷物を載せて通りそうな大学内のドアや、最寄り駅の近所にある建物のエレベーターをメジャーで測って決めました。

もともとの台車の大きさが600×900mm。
もう少し大きいとより荷物が載りそうで良いのですが、デカすぎると通れない場所が増えます。
駅やら貸しスタジオやら測って回りましたが、今回は既存の台車とほぼ同じ大きさで作ることにしました。

そうそう、サークルにはゆがんだりしてて使い物にならない台車が何台かあります。

折りたたみのハンドルとかはドナーとして使えそうなのではずして流用予定なのです。
そういう意味でもあまり横幅が変わらないと便利。


さて、長い鉄パイプを工房のゴツい丸ノコでザクザク切ります。


$ねξびにっき


こういうとき電動工具があるとありがたいなぁと思いますね。
手作業できれいに切るのってすごく大変ですから。

$ねξびにっき


切削油を垂らしつつ、ものの数分でザクザク完了。

$ねξびにっき


この後、先日コンサートをやったアカペラサークルから別件を頼まれたので、台車はしばらく中断しました。

実は部分的に溶接も済んでるんですが、それはまた次の機会に。


結局製図してねぇや。。
とりあえず溶接とか、でかい工作機械を使うのに慣れようということで、現物合わせです。
まだ工作精度がたいして良くないし。下手に図面書くより良いもんができそうだ。


では、また。
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