2011年08月10日(水) 08時56分33秒

[オモシロ神社Vol.72]弥彦神社~神話の謎となる神社のひとつ

テーマ:オモシロ神社情報
本日ご紹介の神社は、私が今まで訪れた神社の中でも、かなりお気に入りの部類に入る新潟県は弥彦村に鎮座します弥彦神社(いやひこじんじゃ)のご紹介です。こちらは、一部の方にとってはかなりご存知の方も多いかもしれませんね。何と言っても、越後国の一宮ですからね。あれ、一宮クラスを取り扱うのは、今回、初めてかもしれませんね。まぁ、マニアックな神社ばかり収めてきましたからね(笑)。

$東條的世界最古の国へようこそ

で、こちらとにかく、デカイ。こんなに立派な境内に、敷地に、社殿もありながら、今ひとつ知名度が伸びない理由が分からない。大鳥居も高さ30メートルという国内有数レベルの大きさを誇っておりますからね。では、何故、マイナーなのか。これは、勿論、アクセス的な問題が一番かと思いますが、個人的には、やはりご祭神の認知度の低さ、そのものにあると思うんですよね。だって、多分、殆どの方がご存知ではないと思いますし、まぁ、でも、そこが当社のオモシロ・ポイントなんですけどね。

$東條的世界最古の国へようこそ

ということで、同社の主祭神は、簡単に一柱、天香山命(アメノカグヤマ)と言います。その書き方は、いろいろとありますが、別称として、高倉下命(タカクラジ)を用いられることもありますが、これもちょっと補足が必要ですね。って、ほら、聞いたことないでしょ?

そんな聞いたことのない、アメノカグヤマですが、その親神の名なら聞いたことのある方もいらっしゃるかもしれません。その名を饒速日命(ニギハヤヒ)と言います。こちらのお名前を聞いて、ピーンと来た方は、古事記等をお読みになられたことのある方かもしれませんが、ニギハヤヒと言えば、天孫降臨で有名な瓊々杵尊(ニニギ)よりも早く天孫降臨を果たし、神倭伊波礼琵古命(カムヤマトイワレヒコ)、こと、初代天皇、神武天皇が東征の際に、元々、大和の豪族、長髄彦(ナガスネヒコ)が信奉する神として登場し、ナガスネヒコが、神武天皇と対峙したことから結果、一時、神武天皇とも対立的立場にたってしまい、最終的に、神武天皇に下った神として有名な神様になります。う~む、分かりにくいですね(笑)。

要は、社長が新規市場開拓に向かった先に、それよりも先に派遣されていた社員がライバル会社に入社していて、対立関係に陥ってしまったが、M&Aされて、自社の市場に取り込んだという感じでしょうか、今風に言うと(笑)。その先に派遣されていた社員が、ニギハヤヒという訳ですね。

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一説には、ニギハヤヒは、先立って天孫降臨する際に、天照大神(アマテラス)から十種の神宝を授かって降臨してまして、これが、天界の神の称号的役割をになっていたようです。ですので、ナガスネヒコからみれば、「ウチのニギハヤヒこそ、本物」という感覚があったのかもしれません。また、一部には、ニギハヤヒは、天忍穂耳命(アメノオシホミミ)というアマテラスがスサノオとの誓約の時に生まれた神の子で、ニニギの兄である天火明命(アメノホアカリ)と同一という見方も存在するようです。アメノオシホミミと言えば、出雲の国譲りの時に、最初の交渉役を任されたものの、降臨する前に諦めて帰ってきてしまった神さまですね。そんな子孫が先にこの地上に遣わされていたという訳です。

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なんか脱線してばかりですが、そんなニギハヤヒの御子神となるのが、こちらのアメノカグヤマとタカクラジになるんですね。こちら二柱の神々は、基本、同一だという話が有力でして、タカクラジは、窮地に追い込まれた神武天皇に、建御雷神(タケミカヅチ)経由で、十拳剣を送り届け、ピンチを救った神として有名です。親は神武天皇と対立、子は救出と非常にねじれた構図ではありますが、最終的には、ニギハヤヒがナガスネヒコの首を差し出し、帰順してきたことから、この対立そのものは、ニギハヤヒの本意ではなかったということでしょうか。ナガスネヒコの独断ですかね。

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因に、ニギハヤヒは先にくだった後、現地ナガスネヒコの娘と結婚し、宇摩志摩治命(ウマシマジ)という子を残していたのですが、そこから派生したのが、物部氏、穂積氏、采女氏といった一族になります。で、アメノカグヤマやタカクラジは、アマテラスの曾孫神とされる天道日女命(アメノミチヒメ)という別の女神との間に生まれた子となり、尾張氏へと続きます。ですので、両氏族は、ニギハヤヒを起点にして、異母氏族ということになる訳ですね。

そんな両神ですが、神武天皇救出の功労から布都御魂剣を賜ったといい、両軍はその後、兵を率いて、尾張から信濃、越を平定したと言われます。いや~、ここでようやく、越後にリーチしましたね、あ~、長かった(笑)。因に、尾張氏は、愛知の熱田神宮の大宮司を務めるのですが、熱田神宮と言えば、草薙剣(くさなぎのつるぎ)を祀ってましたよね。そう剣の神を祀っているんです。なんか、布都御魂剣とも繋がりありそうですよねぇ。そして、異母兄弟の一方である物部氏が石上神宮の大宮司を務め、それぞれが、天皇に対して、尾張氏は、警察的な役割、物部氏は国軍的役割を担い、政権の中枢を固めていった訳ですね。実は、ニギハヤヒの存在って非常に重要かつ謎も多く、非常に面白いんです。そして、そこに連なるアメノカグヤマも同様。

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で、アメノカグヤマは、最終的に、越後方面に抜けて、、越後国開拓の詔を受け、越後国の野積の浜(現在の長岡市)に上陸し、地元民に漁労や製塩、稲作、養蚕などの産業を教えたと伝えられる訳です。そんな偉業を成し遂げたアメノカグヤマは、弥彦山に祀られ、「伊夜比古神」と呼ばれて崇敬を受けたと言います。それが、現在の弥彦神社という訳です。

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一応、同社では、宮中でも行われる鎮魂祭(新嘗祭の前日に天皇の鎮魂を行う儀式)を行う神社のひとつとしても有名なのですが、他、これが継承されているのも石上神宮、物部神社ですよ。何故かと言われれば、答えは簡単、この鎮魂祭とは、ニギハヤヒが遺した10種の天璽瑞宝(あまつしるしのみづたから)を神武天皇に献上し、それを使い天皇と皇后の魂を鎮める呪術を実施したことに始まるとされるんです。これも弥彦神社が如何にニギハヤヒの系譜に連なる神社かお分かり頂けることと思います。

そんな由緒とミステリー漂う弥彦神社。超オススメです。中々、行かれる機会もないかと思いますが、是非、一度、ご参拝してみて下さい。まだまだ、謎あると思いますよ~、こちら。

★弥彦神社(彌彦神社)
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