2011年06月19日(日) 09時49分39秒

[オモシロ神社Vol.49]伊豆諸島は静岡でしょ、やっぱりな理由

テーマ:オモシロ神社情報
さて、本日は、唐突ですが、知られざる本土と伊豆諸島のお話です。いわゆる伊豆諸島というのは、大島(伊豆大島)から最南端の孀婦岩(そうふがん)に及ぶ100余りの島々を指すのですが、伊豆(いず)とついてるくせに、いずれも行政区は東京都になります。

これは、本当、なんで静岡県でないの?なんて、ことをよく思うのですが、Wikiってみると、昔からその航路を江戸に向けており、物流的、人的交流的にも江戸との関係の方が高かったからではないかという説が最も有力とある。なるほどね。元々、伊豆国に属しながらも、実効レベルでは、江戸との取引が強かった。だから、明治以降の廃藩置県において、静岡から東京に移しちゃいましょう。そんなところなんでしょうか。

ただ、これを神社文化的にフォローしていってみると、やっぱり静岡でしょう。という感じになる。何故なら、伊豆諸島の神社と、静岡県三島市に鎮座する三嶋大社(みしまたいしゃ)との関係は非常に特別な間柄だからなんです。

まぁ、結果から言ってしまいますが、実は、伊豆諸島に散らばる神々と三嶋大社に祀られるご祭神の関係は、親子であり、夫婦という家族関係にあたるんです。要は、三嶋大社を軸に、伊豆諸島は、ひとつの大きな括りになっているんですね。

ただ、非常~に複雑なのは、とにかく、妻と子どもの数が半端なく多い!ここは、アフリカか?ちゅう話です(笑)。なので、これ、一度にすべてを羅列するだけで、容易に迷子になるくらい複雑なので、どう書けば分かり易く見えるかな~と、本当、悩みました。だって、私自身が把握しきれないくらいですからね(笑)。

ですので、一部割愛しながら、極力分かり易くできればなと思います。

まずは、その基本となる三嶋大社ですが、こちらに祀られている神様は、大きく分けて、2柱の神様となります。ひとつは、山の神のボス的存在でありながらも、海神的な側面も併せ持つ、偉大な父なる神、大山祇神(オオヤマツミ)、そして、もうひとつが、七福神のえびす様とも習合した、釣り竿を携えた海の神、事代主神(コトシロヌシ)です。

コトシロヌシは、出雲の国譲りの時に、天から降臨を果たした武の神、タケミカヅチが、最初に交渉にあたった神さまとして有名で、この時、釣りをしていたイメージが、七福神のえびす様になぞらえた感じがありますが、いずれも神社界では有名な神々となります。

そして、ここの舞台の中心となるのが、こちら、コトシロヌシの方になるんですね。伊豆諸島の島々に祀られる神さまのほとんどが、こちらコトシロヌシの妻や子どもとなるんです。例えば、簡単にピックアップするだけで、こんなに出てくる。因に、ここでいう三島大神とは、コトシロヌシのことです。

[大島]
・波布比 命(ハブヒメ):三島大神の妻のひとつ
・阿治古命(アヂコ):三島大神とハブヒメとの第一子
・大広祇命(オオヒロツミ):三島大神とハブヒメの第二子
[利島]
・阿豆佐和気命(アズサワケ):三島大神の子
[新島]
・大三王子明神(ダイサンオウジミョウジン):三島大神の子
・久爾都比 命(クニツヒメ):三島大神の妻のひとつ
[神津島]
・物忌奈命(モノイミナ):三島大神の子
・阿波 命(アワヒメ):三島大神の本妻のひとつ
[三宅島]
・伊豆奈比売命(イヅナヒメ):三島大神の本妻のひとつ・アワヒメの姉
・剣(つるぎ)の神:モノイミナの弟
・佐伎多麻比 命(サキタマヒメ):三島大明神の第三妻
・志理太宜命(シリタキ):三島大神とサキタマヒメの第5子(八王子のひとつ)
・伊賀牟比売神(イカムヒメ):三島大神の後后
・南子命(ナンゴ):三島大神とサキタマヒメの第1子(八王子のひとつ)
・阿米都和気命命(アメツワケ):三島大神の子
[御蔵島]
・伊大氏和気命(イタテワケ):三島大明神の御子説あり
[八丈島]
・優婆夷大神(ウバイ):三島大神の姫神のひとつ
・宝明神(ホウメイ):ウバイの子

とまぁ、軽~く上げただけでも、こんなにも出て来る。しかも、まだ、意味不明の神々もあるんですから、ある意味、伊豆諸島って、日本ミステリーの宝庫なんじゃないかと思う訳なんですね。

で、こんなゴチャゴチャした中で、おおまなかな特徴を洗い出していくと、コトシロヌシには複数の妻がいたということ。アワヒメを筆頭に、クニツヒメ、サキタマヒメ、ハブヒメ、イヅナヒメ、イカムヒメ、ウバイなどなど。まさに、一夫多妻な構図なんですね。

そして、それぞれに子どもがいるわけですから、第三夫人であるサキタマヒメとの間なんかは、8つ子が生まれてます。しかも、うち2柱しか、私の方でも確認できていないので、後、6柱はこの他にも含まれる訳ですからね。まだまだ、あるよって感じです。

なので、これから島々のいくつかは、火山島な訳ですが、例えば、神津島なんかですと、アワヒメがいわゆる本妻となるのに、コトシロヌシが、他の妻に先に冠位を授けたため、大噴火を起こしたなんて話もある。神の感情と自然の猛威があわさってまさにこの一帯で語られてきたんですね。

個人的に気になるのが、三宅島における噴火の噴気孔の呼び名。こちら三宅島では、「ホド」と言い、火戸寄神社(ほどりじんじゃ)という神社まである。古事記でも、女性の陰部を「ほと」と言い、イザナギとイザナミとのカグツチ(火の神)の神生み事件といい、何かこうした、生命誕生と噴火の因果関係、ないのかなぁ~など思ってしまう。

火山の噴火が嫉妬だったり、生命誕生の泉であったり。想像力は膨らみますが、こうした伊豆諸島と三島大社の関係をみると、文化圏的には、静岡だよなぁ~、やっぱり、などと思うのですが、如何でしょう。あぁ、何だか、行きたくなりました。一ヶ月くらい籠ってみたいたなぁ。島の文献を読みあさりながら、浜辺でのんびりと。私の理想です(笑)。

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