2011年06月16日(木) 07時57分41秒

[オモシロ神社Vol.47]鹿島神社(加美町)~蛇と娘の縁結び

テーマ:オモシロ神社情報
本日も非常に変わった伝説をもつ由緒ある古社のお話。その名も鹿島神社(かしまじんじゃ)!まぁ、そのままストレートでしたね(笑)。

ということで、こちらは、鹿島の系列社の中でも、宮城県は、加美郡加美町に鎮座する鹿島神社でして、かの坂上田村麻呂(さかのうえたむらまろ)が、東方遠征の際に、陸奥国(むつ)の一宮で有名な鹽竈神社(しおがまじんじゃ)に祀られている鹿島の神からご分霊を勧請して創建したとされる古社となります。

ですので、流れとして、鹿島神宮(茨城県)→鹽竈神社→鹿島神社という多少変化球的な勧請ラインを持つ神社となります。鹽竈神社が、鹿島神のターミナル神社となる場合もあるんですね、なるほど。

このため、同社では、武甕槌神(タケミカヅチ)という鹿島神宮を代表とする神さまを筆頭に、ご存知、最高位に位置する天照大神(アマテラス)、お稲荷さんの代表、宇迦之御魂神(ウカノミタマ)、八幡神社の代表、品陀和氣命(ホンダワケ)の4柱の神々を祀っております。

そんな、ある意味、正統派な流れを持ち、祀られる神様は非常に強力ながらも、タイトルに上げたような縁結びのエッセンスは低い気がしますよね。ここで登場するのが、「おものめ様」と呼ばれる縁結びの神さまです。

そして、それは、こんな悲しい伝承にもとづくものなんですね。

「むかーしむかし、このあたりには、一人の美しい娘が住んでいたといいます(このパターン結構多いですね:笑)。そして、ある頃からか、この美しい娘のもとに、一人の若い男が通い始めます。その若い男の容姿もこれこそ、大変美しい面立ちで、いつしか、二人の仲は、日増しに深くなっていったそうです。まぁ、美男美女のカップルがこの地で生まれたという訳ですね。

そんなある日、その娘の家には、年老いた一匹のガマが住みついておりました。そして、そのガマは、娘に向かって、こう忠告するのでした「あなたのところに通ってくる若者は、大蛇の化身だから、 あの若者と付き合うは止めなさい。」と。まぁ、ガマだけに、若者の本性をみて、脂汗を垂らしていたんでしょうかね、って、しゃべれるんかい!って、そっちが驚きですね(笑)。

ただ、ただ、時既に遅し。恋におぼれる娘は、忠告を聞かないばかりか、ついには若者の子を身ごもってしまうのです。そう、恋愛に忠告は効きませんからね。「やめとけ」って言っても止められないという。でも、妊娠は深刻ですねって、ここでも、人と蛇で妊娠できるんかい!って、そっちが驚きですね(笑)。

ともかく、いよいよ、ガマも、これは、さすがに娘のことを気の毒だと思い、改めて、別の忠告するのでした、「今度、若者が来たら着物のすそに糸を長くつけた針を通して、若者の着物につけておきなさい」と。

恋に溺れる娘は、もう何を言ってるの?とガマの言うことに半信半疑でしたが、ひとまず、忠告に従ってみたところ、ぱったりと若者は娘のところへ通って来なくなったのです。

焦った娘は、何日も夢中になって若者を探し続け、とある山道にさしかかった時、目の前に、ガマの忠告にならって、若者の着物につけた糸を見つけ出します。そして、その糸をたぐりよせて行くと、その糸は、ある老木の根元のほら穴の中に入っていきました。嫌な予感がしますね。

そして、ほら穴の中を探ると、そこに大蛇の死骸が横たわっていたのだそうです。そうです、娘が愛した若者は、まさに、大蛇が化けた姿だったのです。

娘は、その非情な現実を知り、嘆き悲しみ、家族や世間にわびて、せめて多くの若い人々のために良い縁が結ばれるようにと、縁結びの神として奉仕したいと言い残し、近くの沼に身を投げたそうです。村人は、そんな娘を哀れんで供養し、縁結びの神さま、おものめ様として祀ったそうです。おしまい、おしまい。

というお話ですね。結構、突っ込みどころ満載な悲しい恋の物語ですが、個人的には、ロミオとジュリエット的な結ばれない男女の宿命を描いたものであるように感じました。そした、そんな言われが手伝って、こちらの鹿島神社では、良縁祈願が拝めることになっているんですね。

そうそう、意外と神や人が蛇化するケースみますね。大神神社で有名な大物主神(オオモノヌシ)も蛇の化身として有名ですし、蛇には、そうしたミステリアスな存在感が確かにありますよね。皆さんの町には、どんな動物伝承があるでしょうかね。日本は面白いなぁ~。

★ 鹿島神社(宮城県加美郡加美町)
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1 ■無題

娘に「おものめ様」の話を聞かせていたのですが、うろ覚えで調べてみたら、ここにたどり着きました。

昔、学校から配られる冊子に書いてあったのを読んだだけだったので詳しく知る事ができてよかったです(笑)

鹿島神社そばの出身なのに…(笑)

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