国立西洋美術館で「ルーヴル美術館展―17世紀ヨーロッパ絵画―」を観た!
テーマ:ゲ~ジュツ見てある記
なんと2月28日、開催初日に「ルーヴル美術館展―17世紀ヨーロッパ絵画」を観てきました。その日に「オフ会」の誘われたからです。そのことは前に書きました。今回の「ルーヴル美術館展」は、「17世紀ヨーロッパ絵画」という括りで、「黄金の世紀」とその陰の領域、旅行と「科学革命」、「聖人の世紀」、古代の継承者?、という3つの大きなテーマで分けられていました。
17世紀ヨーロッパ絵画を横断的に検証、「そこでは、宮廷的な世界と貧しい農民の姿が対置され、あるいは自然科学の発達と拡大する世界がもたらした新たな社会の諸相が概観され、さらに、宗教改革以後のキリスト教社会がどのような宗教図像を生み、また、新たな規範を確立していったのかが探求されています」、とあります。レンブラント、フェルメール、ルーベンス、ラ・トゥール、ベラスケス、ムリーリョ、等々、ビックネームがゾロゾロ、日本初公開作品約60点を含む71点が出展されました。
やはりチラシにもなったレンブラントの「縁なし帽を被り、金の鎖を付けた自画像」や、フェルメールの「レースを編む女」の前にはたくさんの人が集まり、魅入っていました。レンブラントは同じ帽子を被った写実的な肖像画で、川村美術館の「広つば帽を被った男」がありますが、モデルが特定できていないとか?「レースを編む女」が(たぶん、20cm×22cmくらい)小さいのには驚きました。フェルメールは相変わらずの人気です。どうしても前へ行って観たくなります。ハルスの「リュートを持つ道化師」、道化師というのはひとつのテーマなんでしょうね、西洋画の。顔に表れた風刺が効いています。ル・ナン兄弟の「農民の家族」は以前なら、こんなテーマで絵が売れるのか?と言われたでしょうが、やはり時代が変わったのでしょう。描かれている対象の瞳がこちらを向いており、妙に人を引き付ける魅力がありました。
ベラスケスの「マルガリータ」は、マドリッドの「プラド美術館」や日本に来た「プラダ展」で、同じテーマのものを何度も観ていますが、どれも見事なものです。ルーベンスの女性の裸はどれもこれも官能的です。あの「プヨプヨ感」が生々しくて、スゴイ。ウテワールの「アンドロメダを救うペルセウス」、左側のペルセウスの裸体のプロポーションが、さすがは西洋の女性、素晴らしい。なぜか右半分はよく見えませんでした。「古代画?」あるいは「伝説もの」は、僕はあまり好きではないらしい?オフ会で最も話題に上った作品、それはカルロ・ドルチの「受胎告知 天使」「受胎告知 聖母」でした。ほとんどの人が左側にかけてあった「天使」がよかったと言ってましたが、確かに僕もそう思いました。よく考えれば、「天使」と「聖母」が並んであってこそ、比較ができるのですが。
そして、今回のピカ一はなんと言ってもラ・トゥールの「大工ヨセフ」でしょう。これについては皆さんも同じような感想でした。子供の手が、ろうそくの光で透けて見えます。西洋美術館の「ラ・トゥール展」、見逃したのが悔やまれます。ムリーリョの変わった形の(建物の扉上部とか、どこかそういう場所に合わせて描いたのか?)作品、「6人の人物の前に現れる無原罪の聖母」は、期待したほどの迫力はありません。プラド美術館で観た「スルトの無原罪のお宿り?」や他のムリリョの作品ほどの感動はなかったですね。「バテシバ」、どうも女性の乳房が浮いているように見えました。つまり身体と合っていないように僕には見えてしまいました。グェルチーノの「ペテロの涙」、これはあまり話題には上りませんが、もしかしたら「傑作」なのかもと僕は思いました。ペテロの悲しさがひしひしと伝わってくる、という。聖母?も素晴らしい。
Ⅰ.「黄金の世紀」とその陰の領域
Ⅱ.旅行と「科学革命」
Ⅲ.「聖人の世紀」、古代の継承者?
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1 ■TBありがとうございますm(_ _)m
初めまして、志穂と申します。トラックバックありがとうございます。
この展覧会、私もムリーリョの絵については他の(ムリーリョの聖母の)絵を観た時ほどの感動がなくて、ちょっと驚いてます。でも、それだけに依らず心を動かされる絵は沢山あったので何気に満足してもいたりもするのですが。
どちらにしても、これだけの展覧会が来ることも余りないと思うので、多分もう一度行きます。(笑)