2007年12月04日 22時05分04秒

東京都美術館で「フィラデルフィア美術館展」を観る!

テーマ:ゲ~ジュツ見てある記


何度かこのブログにも書きましたが、僕がアメリカに行ったのはただ一度、卒業後研究室の先生から招集がかかって、研究室の仲間たちとアメリカ建築を見て回るツアーに参加したときのことです。1973年の夏、1ドル300円の時代でした。旅行日程は3週間、旅費は42万8000円、僕はあちこちから借金をして行きました。行った都市は今でもスラスラ出てきます。ニューヨーク、ニューへブン、ボストン、フィラデルフィア、シカゴ、ロサンゼルス、サンフランシスコ、そしてハワイでした。



アメリカの場合、見るべき建築は大学の構内にある場合が多いのですが、フィラデルフィアも同じく、ルイス・カーンの設計したペンシルベニア大学の「リチャーズ・メディカルセンター」を見に行きました。他に、ヴェンチューリの「ギルドハウス」や、再開発地区ですが、イー・ミン・ペイの「ソサイェティヒル」などを見ました。フィラデルフィアといえば、1776年7月4日、インディペンデンスホールでアメリカ合衆国の独立宣言が行われた街です。かつてウィリアム・ペンによって計画されたこの街は、一時はスラム化が進みましたが、建築家や都市計画家、行政が協力して、現在見られるような街に生まれ変わったそうです。



フィラデルフィアの略図を見ると、斜めに走っている道路があります。フランクリン・パークウェイとあります。この突き当たりが、(たぶん)フィラデルフィア美術館ではないかと思います。あのシルベスタ・スタローンの「ロッキー」が、階段を上り下りして訓練したところです。「ロッキー」は1976年の作品、その前1973年にたしか僕も、この階段の上に立ったように思います。残念ながら、フィラデルフィア美術館には入っていません。



さて今回の「フィラデルフィア美術館展」、僕は観に行く予定はありませんでしたが、ひょんなことから観に行くことになりました。当初から「総花的」「概括的」な展覧会ではないかと思っていたのですが、まさにピタリ、当たってしまいました。焦点の定まらないチラシが、それを表しているように思えます。「印象派と20世紀の美術、アメリカン・トレジャー!建国の都が誇る、世界屈指のコレクション」とあり、続けて「美のオールスター47作家、奇跡の饗宴!」とあります。全77作品で47作家というと、単純計算で1作家1.63作品。これでは中身が薄いのは当然。



その中で、ギュスターヴ・クールベ「スペインの女」と、エドゥアール・マネ「カルメンに扮したエミリー・アンブルの肖像」が目を引きました。ルノワールが4作品出ていました。ルノワール「裸婦」最高傑作。日本初公開!とあるのは、「大きな浴女」ですね。まったくルノワールの絵そのもの?ルノワールの「ルグラン嬢の肖像」は、2001年にブリジストン美術館で開催された「ルノワール展」の目玉で、図録の表紙でした。ルノアール夫人を描いた「アリーヌ・シャリゴの肖像」もその時に出ていましたね。モネが4作品、ピカソが4作品出てはいましたが。「印象派と20世紀の美術」となると、ほとんどがアメリカ以外の作品、これも仕方がないことか。第5章アメリカ美術、の項目がありましたが、やはり内容が薄い。アンドリュー・ワイエスの「競売」が1点ではどうしようもありません。ドロテア・タニングの半裸の女性を描いた「誕生日」には足が止まりました。エルンストの妻だという。



「フィラデルフィア美術館展」東京都美術館

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