2007年06月26日 23時05分31秒

スペイン・サンティアゴ巡礼記

テーマ:道々寄り道だよん



エルサレム、ローマと並ぶキリスト教の三大聖地のひとつ、サンティアゴ・デ・コンポステーラはスペイン北西部にあり、この聖地をめざして歩く巡礼者は多い。巡礼ルートはいくつもあり、ルート沿いにはロマネスク様式の教会、修道院が並び、巡礼者の宿舎も整えられている。講師の吉見さんは、そのルートを数度にわたり歩き、サンティアゴ巡礼を重ねている。美しい岡や川や町並みが次々に現れ、町の人たち、巡礼者仲間のあたたかさと触れながら歩く。この雰囲気は、今の日本からもっとも失われているものかもしれない。そんな印象を強く受ける吉見さんのサンティアゴ巡礼記です。自身で撮影した美しい、懐かしい写真とともに、話して下さいます。



 

上のような「勉強会」のお誘いのメールが、幹事役のMさんからありました。今改めて読んでみると、要領を得た簡潔な文章で、さすがに素晴らしい。その日の講演の要点が、これ以上付け足す必要もないほど、ほとんど網羅してあります。しかも、僕にとってよかったのか、悪かったのか、当日の参加者のうち、2人の方が「サンティアゴ巡礼記」について素早く文章化していて、mixiで見ることができました。ひとりは、55歳で早期退職した吉見さんとは偶然同じ会社だったという人で、彼らは合併前は別の会社だったので、その時が初対面だったようです。文章は「早期退職後の人生」というタイトル、彼は吉見さんを定年退職後の生き方の模範例として見ていたようです。またもうひとりの方は、行程、巡礼宿、沿道の光景、巡礼仲間、等々、箇条書きですが、要点をよく捉えた文章で、それ以上付け加えることはないぐらいです。しかも、メモをなくしたので、記憶だけに頼って書いたというから、驚きました。後から書く僕はさて何を書いたらいいのか、大いに悩み続け、やっとなにか自分なりに書かなければと、重い腰を上げたというわけです。

 



吉見博さんは長崎県五島の出身、想像するに現在64歳位、いたって元気とお見受けしました。外資系石油会社を55歳で早期退職し、その後「高野山大学」で学び、修士号を取得しました。現在、日本印度学仏教学会会員として仏教史を勉強しているそうです。サンティアゴ巡礼は、数年前、フランスとの国境付近から大西洋近くにあるサンティアゴ・デ・コンポステーラまで、約820キロを27日間かけて歩いたときの話が中心でした。平均すると1日約30キロ、歩いた計算になります。その時の記録を「スペイン・サンティアゴ巡礼記」という180ページ余りの本にまとめました。残念ながら自費出版で残念ながら200部しか作らなかったので、もう手に入りません。都合3回、サンティアゴ巡礼をしたそうで、3回目は奥様を同行したそうです。驚いたことにまた来年、サンティアゴ巡礼へ行く計画をしているそうです。苦しい道をただ黙々と歩くだけなのに、何がこうまで人を引きつけるのか?その魅力の一端を、吉見さんのお話から得ることができました。




サンティアゴ巡礼を描いた「サン・ジャックへの道」という映画があるそうです。調べたら僕の家の近くでは、「下高井戸シネマ」 で、7月21日から27日まで上映するようです。絶対に何があっても観に行く予定でいます。吉見博さんの書かれた「スペイン・サンティアゴ巡礼記」、ぜひとも欲しかったのですが、手に入らないのではしかたがありません。その変わり、と言ってはなんですが、探しましたよ、2002年発行でちょっと古いのですが、上に載せたとんぼの本「サンティアゴ巡礼の道」 、さっそく本屋で購入しました。写真もたくさんあり、分かり易く、大いに役に立ちました。「生きている中世!ロマネスクの荘厳な教会、美しくも過酷な自然、豊富な海産物と美味しいワイン。聖地サンティエゴへ、全800キロの巡礼の道を行く」 新潮社とんぼの本 壇ふみ、池田宗弘、五十嵐見鳥ほか 本体1200円


フリー百科事典「ウィキペディア(Wikipedia)」
サンティアゴ・デ・コンポステーラの巡礼路


映画「サン・ジャックへの道」

コメント

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1 ■これですね〜

お話を聞いた後、ネットでも調べてみましたよ。こちらの記事も大変興味深く読みました。一度は行ってみたいものです。

2 ■achikoさん、コメントありがとう!

サンティアゴの巡礼は、キリスト教徒は皆さん、一生に一度は行ってみたいそうです。街道筋の人々との交流がまた素晴らしいそうです。僕も非常に興味を持ちました。「サンジャックの道」も、いい映画らしいですよ。これからも、よろしく!

3 ■先日、観て来ました〜

私も気になって映画観て来ました。想像以上の面白さでした。色んな文化、事情を抱えた登場人物が巡礼を通じて心をかわす、見応えのあるロードムービーでした。

4 ■achikoさん、コメントありがとう!

やはり一人一人がよく描かれている、というか、個性的で存在感がありますよね。そこが単なるロードムービーとは異なるところだろうと思います。これからも、よろしく!

5 ■感動しました

サンディアゴ巡礼記の写真を拝見し大変興味深く明るい笑顔になりました。

6 ■riri0911さん、コメントありがとう!

サンティアゴ巡礼は、ヨーロッパ各地からたくさんの人が来て、歩いているようです。日本で言えば四国の巡礼のようなものでしょうが、もっとおおらかで楽しそうです。何度も行ったという吉見博さんのお話を聞きました。定年後、そんな人生もあるんだと・・・。これからも、よろしく!

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