今日、仕事の帰りに公園でカップルを見た。
見てた。
二人ともスケボーを持っていて、
女の子も男の子も可愛いキャップを被ってた。
そして二人で階段の所で少ししゃべってから、
スケボーをガーーーッツガーーーーっていわせて、
練習をしてた。
男の子の方が彼女に、スケボー乗りながらの階段の
下り方を教えて あげてた。
『・・いいよなぁ。 一緒に、
二人で同じスポーツを楽しめるなん・て』。
心の中で強ーーーーーく、思った。
なんか凄く、羨ましかった。
私も、一緒に同じこと楽しめる人がほしい。
・・えっ!?
そんな妬みたらしい顔、してませんでしたょ!きっと(笑)
その後、スケボーが凄く楽しそうだったけど、
私にも何か出来ること無いかなあ~~?
と考えて、
一人でも出来ることと言えば・・
とりあえず、「走る」ことやな
そう思って、走ることにした。
今、凄くデブになってて、
お腹のあたりなんて、酷いことになっている
でも私も楽しいことしたいって思ったら、
燃えてきた
そうそう、こないだ喫茶店で読んだ雑誌にスポーツ占いってのがあって、
それで見ると、これだった。
星占いで火星が蠍座
面白かったから友達のAさんにも聞いたら、
びっくり! 同じだった(笑)
↑なんかね・・
何にせよパワーが強すぎて、
それを発散させるのにスポーツをしとる方が良いらしい
パワーが強すぎるーというのは、、、
私もAさんも当たってるw
そんなのを読んでいたので、とりあえず、走ってみるか。
走るのはもう何十年振りだった。
ストレッチをした。
そして走り出した。
走ると、身体が『ドスドス』いったわwww
やばいネ。。。
でも何故か自分が、
競馬場で走ってるちょっと太めで茶色の。。
ツヤツヤした毛並みの馬になったような、
そんな気がした。
(想像で)この馬(私ね)、もう走れんようになったら
二度とレースにも出れなくて、
北海道の牧場に帰らなアカン・・
もしくは・・・⚪︎⚪︎なコトに・・・。
そんなイメージが急に湧いてきたからーーーー
馬車馬になってやる~~~~~~~~~~~~~~~~~
と、
走った。
気分はもう「馬」、やから。
人間ちゃうねん。
デブでノロマな馬や。(亀じゃない・・)
これで止まったりしたらーー
馬車馬やから、ムチで打たれる。
独りで走ってるんが寂しすぎるから、
とうとう頭が少しオカシクなったみたい
けど馬になった方が走りやすかった。
ある意味、寂しいの・・
忘れられるから。
苦しくても苦しくても、
絶対に止まったらアカン!!
そう思った。
正直言うと、ゼェゼェいってた。
もう本当言うと、止まりたかった。
でもきっと、ここで止まったら
もう二度と走られへんようになりそうで
こらえた。
こらえまくった。
それに・・もうちょい頑張ったらー
「アレ」が来るから。
アレが来るのを待っていた。
アレは、「ランナーズハイ」。
遠い遠い昔に感じたアレ、
44にもなった私、も一度体験出来るかな?
そう思って走った。
内心『アレって・・・何キロくらい走ったら
来るもんだったやろーーーーーーーー??』なんて
ボンヤリ思いながら。
ちょっと走っただけで、
オーバーだけど・・・死にそうやった!!Y(>_<、)Y
けっこう人も居たけど、
そんなん見えない!
景色も見えない!
汗と自分の心臓のバクバクいう音と、
呼吸の激しい 音。
足元の重い筋肉の悲鳴。
重い身体を動かすためのゼンマイーー
回って~~~~~~~~!!!。。。。。
ふっと、
夕日が西の空に沈んでいくのが見えた。
その夕日を見ながら走った。
孤独だから夕日に向かって
『今日も1日ありがとうございました』と心でつぶやいた。
それから・・・何でか知らんけど、
⚪︎が、私の好きな人たちが全員
元気でいられますようにーって
走りながらお祈りした。
その頃には大股で走るバネを
思い出してきた。
リズムがゆっくりだけど出来てきた。
そうしていると次の瞬間、
アレが来た!
周りの音がなくなった。
雑踏の街の音 全部なくなって
シーーーーーーーーーン。
足元に渓谷がある。
そこを走る馬になった。
冷たい川の風や、
沢の流れのそばを走る気がした。
前 Aさんと一緒に行った山のー
尾根! その時の空気と同じ空気を
いま 吸い込んでいる!
もの凄く生き返った気がした。
目が、目がつぶれてたのが一瞬で
よく見える。
全てがキラキラ光る
幻想のカラー。
全部、錯覚や。
全部、私のハイの中。
けど これが
久しぶりのアレだった。
3、4キロしか走れなかった。
帰り、トボトボ
ヨロヨロしながら歩いて帰った。
またストレッチを少ししてー
コンビニで甘いココナッツミルクを買って、
飲みながら帰った。
もの凄く、美味しかった。
もの凄く、幸せな気分になった。