御殿の雛飾り。 | 日々着物専門店「呉服の佐々木」若女将記♪

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職人さんが丁寧に作る「モノづくり」を代々大切に考えて参りました。心がはっとするような「和のもの」や「きもの」。
まだまだ修行中♪の若女将がご紹介します。

 
㋁だというのに、雪の少ない福井です。
時折、桜の季節を思い出すような気候。
 
「雪が解け、草が萌え出し、花が咲く。」
 
父が、孫たちのために、
少しずつ、今年は2つのお雛様を
出したそうです。
 
そのうちの一つ。
我が家に、女の子が生まれたら、
譲ってね・・と言っていた御殿の雛飾り。
 
残念ながら、我が家は男の子二人です。(笑)。
我が家にはなくて、実家にあります。
 
 
 
お部屋が暗くて、ちょっと、写真が粗いですが・・・。
 
昭和8年のものだそうで、曾祖父の名前が。
 
このお雛様が贈られたときは、
今は亡き祖母も、まだ若かりし母だったのだ・・・
 
と不思議な気分で眺めるのが好きです。
 
たくさんの歴史を紡いできた家族たちの
想いが、時代を超えて伝わってくるようで、
見ていて飽きません。
 
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