無事ーありがとうございました。- | 日々着物専門店「呉服の佐々木」若女将記♪

日々着物専門店「呉服の佐々木」若女将記♪

職人さんが丁寧に作る「モノづくり」を代々大切に考えて参りました。心がはっとするような「和のもの」や「きもの」。
まだまだ修行中♪の若女将がご紹介します。

今年も残り数時間となりました。
今年は、新しい命を授かり、
ばたばたと過ごしてきたように思いますが、
無事に、今、
お店のお掃除を終えることができて
ホッとしています。

特に、今年はバタバタとしていまして、
店主も忙しく、店を閉めて出かけることも
多かったため、
もしかしたら、お店に寄っていただいたのに、
店が閉まっていたということもあったかもしれません。
もし、そんなことがございましたら、
本当に申し訳ありません。

年末のお掃除をしながら、思うのは、
今年、ご縁を頂いた方々を
お一人お一人思い出しながら、
ありがたく感謝しています。


 
結び柳は、毎年店主の仕事。
前円覚慈雲氏の「寿」を飾ると、
雪のない今年ですが、年の瀬であることを
感じます。
 

今年は、ちょっと、面白いものが出てきたので、
そちらを飾ることにしました。

 初代でもある祖父の愛用の品で、
携帯の筆入れです。筆を入れるところと
墨をいれるところがあります。
大きいサイズと小さいサイズと二つあるのですが、
小さいものは帯にキュッと差し込んで
持ち歩けそうだと主人。

 奉書があったので、店主が、「寿」と書きました。

 

新年を迎える準備をするときには、
近くを通られる方が、
晴れやかな気持ちになりますように、
また、今年は良い年になりそうだ・・とそんな
気持ちになりますようにと思いながら
飾っております。

 
  
 
  

ー奥の細道を目指してー
佐々木は、呉服の王道を行くお店ではありませんが、
目に見えないところこそ、手を抜かず、
表面やうわべだけにならないように、
お客様が分からないところにも手をかけて、
目をかけなければならないと考えています。

イベントや、華やかなことはしませんので、
もしかしたら、ちょっと、分かりづらいかもしれませんが、
奥の深いお店を目指しております。
独りよがりにならない深さを目指して、
お客様と和やかに、楽しく着物のお話しができたらと
願っております。
今年も、ご縁をいただきましたすべての方々に、
心から感謝申し上げます。

呉服の佐々木