正絹の袴で卒業式に出席。心尽くしのお祝いに。 | 日々着物専門店「呉服の佐々木」若女将記♪

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職人さんが丁寧に作る「モノづくり」を代々大切に考えて参りました。心がはっとするような「和のもの」や「きもの」。
まだまだ修行中♪の若女将がご紹介します。

月日が移ろうのは早いもので、

もう弥生ですね。

高校をはじめとして卒業式の

ニュースを耳にするようになりました。

卒業式と聞けば思い出すのは、やはり、袴姿で、

もう十何年前えへへ…の自分の大学の卒業式や、

(改めて数えると、もうそんなに歳を

重ねているのですね・・・恐ろしや(笑))


小学、中学時代の、凛々しい袴姿の先生方。


子供ながら、先生方の袴姿を見るのが

愉しみだったことを懐かしく思いだします。

明らかに、いつもとは違う空気感が何だか好きでした。(笑)。




いまどきは、袴は、レンタルや化繊で良い・・と

思われる方が多いかもしれませんが、

先日、反物からお選び頂いた

正絹の袴が仕立て上がって参りました。


正絹の質の良い袴が欲しいとのお話で、

この方は、卒業生を送る側の方でいらっしゃいます。



仕立て上がったら、
最終チェックと、最後の仕上げを
施します。


着心地や、絹の光沢、

締め具合や、着姿が、違います。

比べれば、明らかに違う

絹の良さをあげたらきりがありませんが、


だけど一番は、高らかに声に発しない、

装いから受ける静かな心尽くしの
お祝いの姿かもしれません。


簡単・便利に流されない

そんな奥ゆかしさが、消えないで

伝わっていってほしいなあと思う弥生の季節です。



美しいお姿からは、

(またお美しい方なのですカーミット

きっと、子供たちも、

漠然とながらも何かを感じ取って

凛とした袴姿が、心に焼きつくことだろう・・と、

何だか、うれしく、わくわくしてきます(笑)。


正絹の肌触り、形、着心地、

袴も、正絹でお誂えしませんか?(^v^)。




音点庵


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