狂言ござる乃座53rd。

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自分自身を磨くことで、最終的には、作るお料理の質を高めることを目的に、日本の文化に触れる機会を、持とうと思い、グレードの高い世界に触れようと、いつも心掛けています。

今年は、既に、初文楽や小談志さんの真打披露興業。





それに、続くように、個人的に、年に1度は、狂言を観ようとしているのですが、今まで、練馬文化センターでの万作萬斎の会を、3年連続で観ていて、今年の来月のチケットが取れず、満を持して、足を運ぼうと思っていた、国立能楽堂での、狂言ござる乃座53rdに、昨晩、店を閉めて、お邪魔しました。







個人的に、国立能楽堂は、初めて訪れました。




狂言ござる乃座は、野村萬斎主宰の狂言会。




萬斎自身の狂言研鑽と、「現代に呼吸する狂言」を観客・演者が一体となって考える場とすることを目標に、毎回萬斎が意欲的に取り組みたい演目を取り上げているものです。

東京で1987年から年二回、名古屋で1998年から年一回、京都で2006年から年一回開催。

本公演では、狂言をより深く味わって頂きたい、という萬斎の考えのもと毎回配布している、演目解説や詳細な語句解説、また萬斎自らの近況報告なども掲載したパンフレットも好評を得ているんだそう。

ということで、楽しみにしていた、狂言ござる乃座53rd、プラチナチケットを手にして、拝見しました。

演目は、以下。
    
梟山伏
出演:野村裕基・深田博治・・内藤連

見物左衛門 花見
出演:野村萬斎

素囃子「早舞」

鬮罪人
出演:野村萬斎・野村万作・石田幸雄・高野和憲・中村修一・飯田豪・野村裕基・岡聡史


演目を言葉にするのは、野暮、でも、あえて、一言、「見物左衛門」は、今の時期、旬な花見、京都の清水・太秦・嵐山という名所を花見をしている情景が、とても味わい深く、伝わりました。

また、演目と並び、注目していた、パンフレット。

1番印象に残ったのが、ラストページの、日テレディレクターの文章。

羽生君が萬斎さんと対談がしたいと実現した時の言葉。

「記憶に残る演技がしたいという」羽生君に、

『 「型」を自分なりに解釈し意味を持たせることが大切なこと。
 場を支配するには、会場全体に意識を持っていき、周りのすべての空気をまとって味方につけること。

 能楽独自の「序破急」について、導入・展開・終結という意味し、序・破・急の順に速度を増すこと。 』という言葉が、印象的でした。

羽生君の今季のフリープログラムは、萬斎さんが主演した映画「陰陽師」。

対談後、昨年の秋に、シーズンが始まると、世界最高得点を連発した羽生君。

 萬斎さんは羽生君の練習に立会い、「序破急」を実際にプログラムでどう使うかを具体的に教え、羽生君も、萬斎さんの狂言を観劇、教えてもらったことを萬斎さんが実際に舞台で体現する様子を見て、とても参考になったそう。

この文章の最後にあった、「やはり、実際に能楽堂でに足を運び、生で見るオーラにかなうものはないと改めて思いました。」という言葉に、大きくなずきました。
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