• 01 Feb
    • とんかつまるとしの歴史。

      昨日の夜の最後のお客様ご夫婦が、僕が長年にわたり探していたある方をご存知で、帰り際、妻に話をして下さいました。 昨日も1日店が忙しく、僕は、手が放せないことがあって、直接お聞きできなかったことは、残念であるものの、年齢的に、きっとそうだろうなぁ、と思っていた通りでしたので、お会いすることが叶いませんでした。 その方は、まるとしが開店した、今から46年前に、働いていた職人の黒田さん。 上野の名店、とんかつ井泉で働いていた黒田さんを、まるとしの初代店主が、店に呼んで、味を作って下さった方です。 なので、まるとしの味は、とんかつ井泉の流れを経て、今の味が守られていることになります。 黒田さんは、職人なので、詳しい内容は存じませんが、先代の親父さんから、ある時、初代店主喧嘩して、他の店に行かれ、また、その店でも同じように、店をわたり歩いているように聞いていました。 僕が3代目で、先代も8年前に亡くなり、僕は、20年以上店で働いていますが、先代から受け継いだ品質や味は、かたくなに守り続け、大事にして来ています。 ある意味、僕が店を営み続けていられるのは、黒田さんのお力がとても大きいことですので、1度お会いして、お礼を言いたいと言い続けてくていました。 ちなみに、その黒田さんは、川島雄三監督、森繁久弥主演の1963年に公開された映画「とんかつ一代」で、オープニングで、厨房の中で、森繁久弥が、調理しているシーンがあり、その森繁久弥の、画面上の手を、黒田さんが調理していたのだと、先代から聞いていたので、浅草や銀座で劇場公開した時に、そのシーンを何度も目に焼き付けたりしていました.(今作は、残念ながら、DVD化されていません) ちなみに、この映画、昨年、柳家三語楼さんが、池袋の文芸坐でご覧いただいた後に、食事に来て下さった時にも、黒田さんの話をしていたばかりです。 http://ameblo.jp/tonkatumarutoshi/day-20150713.html 昨日、お越しになった方は、会計の時に、妻が領収証をお書きした宛名が、子供たちが中学校の時に、妻が広報を担当していた時の印刷屋さんでしたので、そのことを送り出す時に伝えたら、話しが弾んで、黒田さんの名前が出たそうです。 奥様がおっしゃるには、その奥様が、黒田さんの奥様とお友達で、井泉で、黒田さんが働いている時から、そのお料理を食べているんだそうです。 今は、残念ながら、黒田さんは亡くなり、その奥様は、施設に入られているんだそう。 それにしても、今まで、たくさんのお客様に、まるとしの昔のことを聞かれた時に、黒田さんの話をして、探していることを伝えてきましたが、昨日、ようやく、その気持ちが叶えられました。 黒田さんにしろ、先代にしろ、店に力を注いでくれた恩人たちの気持ちに応えるよう、これからも、店で、愚直に妥協せず、お料理を作り続ける気持ちに、昨日、あらためて、思いました。

      5
      テーマ:

プロフィール

まるとし店主

お住まいの地域:
東京都
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いつもありがとうございます。東京都練馬区で「とんかつまるとし」を営んでおります、まるとし店主です。 ...

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