2009年03月24日(火)

小沢民主党代表秘書起訴

テーマ:まじめな話

 これを書いている3月24日は、嫌な感じのする朝を向かえている。

 なぜなら、WBCの決勝の日なのに、どう考えても、それに合わせて大久保秘書を起訴するとしか考えられないからだ。これを書いている朝8時に、まだ起訴されてはいないが…。

 スポーツが、政治に利用されるようで、とても口惜しい。


 ローマ時代から、為政者が民衆を操るのにスポーツを用いることはよく知られている。しかし、ここまであからさまにやられると、「人間はまったく進歩していない」と痛感する。


 日本が行き詰まっていることは、多くの人が感じているのではないだろうか。そして、世界も行き詰まっている。

 その原因は今回アメリカに始まった金融危機なのだろうが、考えれば考えるほど、金融危機は不可避であり、当然の帰結だったと感じざるを得ない。

 金融とか政治のことはよく分からないが、わたしの感じることをそのまま書くと、こんなふうなる。

 「資本主義とお金そのものに、問題がある」


 昔から好きな物語に、ミハエル・エンデの“モモ"という物語がある。

 これは謎の灰色の男たちが、人々から時間を奪っていき、人々からどんどんゆとりや寛ぎを奪い、ついには人生の意味さえも奪ってしまうという物語なのだけれど、後年、エンデはこんなことを言っている。

「灰色の男たちは、現代金融システムにおける利子を指しているのです」


 お金は、生み出されるところから、利子という運命を背負っている。そのため、永遠に増殖しなければならず、永遠の成長を運命づけられている。そんな金融システムを礎にした資本主義は、必然的に大量生産、大量消費という局面を生み出した。そして、大量生産、大量消費に陰りが見えてくると、資本はターゲットを、“物"から、ものを動かす“マネーそのもの"に変え、投資や投機へと動き出した。それが行き着いたのが、金融危機ではないだろうか。


 エンデは「『投機マネー』と『パンを買うマネー』は二つの異なった金だ」と言う。

 お金に振り回されているように感じるのは、「お金に利子という増殖機能があるからだ」とも言う。前より儲けない限り、続かないのだ。


 お金は、わたしたち人間が生み出したもの。

 世界が行き詰まった今、お金というものの意味を問い直し、新しいシステム構築を本気で考えた方がよいのではないだろうか。

 そんな意味から、お薦めの本が以下である。

 ぜひお読み頂きたい本の一冊だ。

エンデの遺言―「根源からお金を問うこと」
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コメント

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3 ■無題

実体のないお金、株で言えば売りぬけや差額だけで膨大な差益を生み出す仕組み、それもこれも実体のないお金が生み出している幻みたいなものです。現金ではないお金・・・それは命のない人間みたいなもの?命あるお金とはまさに人間そのもの。でもお金に惑わされない人間である事。あれば裕福、なくても幸せ、なのが人間・・・
怖いのは知らない間に夢の世界で巨額の金が動き、ハッと夢から覚めたら何兆円という損失が現実として現れる事・・・それを操るのも人間です。
必要以上の時間やお金が必要ですか?目が痛い人に必要なのは1滴の目薬でありバケツ一杯の目薬ではない。食べきれないほどの食事が必要ですか?それよりも飢えで苦しんでいる人たちに手の平ひとつの食べ物を・・・あまり捨てている一方でなくてなくて泣いているまた一方・・・
資本主義や競争主義は差別化、識別化、強いものへの特権、貧富はあって当然・・・そういう考えの元に拡大してきた。浸透してきた。しかし、同時に歪みが大きく深く、修復できないくらいにもなってきた。人間の心、歴史的にも何代にも渡る傷跡として残してきた。自然、地球の中にも地中深く、そして地球を守る大気に穴を開け、宇宙からの爆弾を素通りさせ、地面の奥底にまで毒を染み渡らせて命の源の水を飲めなくした。時間やお金だけではない、自然や地球をも人間はいつからか間違って壊してきてしまった。産業革命以降?
たった200年間でそれまでの何十億年のものを破壊しようとしている。築くのは100年、壊すは一瞬・・・今や人間はどうやって生きていけばいいのでしょう?生きる場所を少なくしていって最後はどこになるのでしょう?宇宙へ逃げますか?
そしてまたその地(星)を壊してしまうのでしょうか?

2 ■終わりのあるお金

 エンデは、お金に限りのある命を与えてはどうかと提案しています。人間のように、命のあるお金…。
 とてもおもしろい考えですね。

1 ■無題

エンデのモモ、ですか、私の卒論の題材にもした素晴らしい物語です。お金の意味については当時は全然気がつきませんでした。モモの中で一番注目したのは時間、というものでした、時間は永遠で回り続けている。終わりのない、まさにNEVER ENDING STORY・・・
エンデの考えの中で一番共感できたのは終わりのない時間の中で人間には終わりがある、限りがある、でもメルヘンや時間はエンドレス、人間は時間の中で生きていて、それは利子、利息、であったりしがらみや汚れ、生まれたときのような純粋で澄んだ瞳、心は次第に知恵と経験によってかすんで行く・・・人間であるが故に仕方がないことだが、もし、人間の命が時間と同じように永遠だったとしたら、汚れないで済む。終わらせないでいいからだ・・・人間は終わらせようとするからいけない、ずっとやっていていいんだよ、といえばいいのだ、もう40だから、60だからといって終わらせなくていいのだ、そうすると何のしがらみや争いもなくなる・・・モモは人間に時間を教えた。
時間は永遠だよ・・・終わりのない時間、物語を。
残念ながら現代はモモの世界とは全く違う。
エンデはきっと言いますよ、人間の命、時間は限りがあるから汚れてしまう・・・本当は永遠なのだから奪い合ったり争うことなく生きて欲しい・・・
限りがあるから・・・永遠なら・・・この意味を考えてみてくださいませ・・・

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