2008年07月07日(月)

ブラームス ヴァイオリン協奏曲

テーマ:音楽の話

 先日、ベートーヴェンのヴァイオリン協奏曲を聴いてから、いくつかのヴァイオリン協奏曲を聴き、結局ブラームスに戻ってきました。

 ブラームスを好きになってから、ずっと大好きな曲です。もっとも近頃、ようやくベートーヴェンも素晴らしい曲だと理解できるようになりましたが…。


 それにしても、ブラームスのコンチェルトというのは、相当な覚悟がないと演奏できないに違いありません。

 ヴァイオリンだけでなく、ピアノ協奏曲二曲にも同じ要素があり、もし自分が演奏家だったら、一生に数回しか耐えられないほどの決心と覚悟を持って挑むでしょう。スキーで例えたら、初めての三回宙返りのようなものかもしれません。

 技術レベルだけでなく、表現方法やオーケストラとの掛け合いなど、すべてに圧倒的力量を要求される曲です。
 そのせいでしょうか、ブラームスのヴァイオリン協奏曲には名演奏がたくさんあります。

 そうしたレコードやテープ、そしてCDを、わたしはたくさん聴いてきました。


 現在、家にある好きなCDを挙げると、まずオイストラフとクレンペラー、そしてシゲティ&メンゲスでしょうか。

 ヌヴーのライブ録音も素晴らしく、緊張感と意気込みにあふれています。しかし、録音が古く(1948年)音に問題があることや、ライブ録音特有の欠点があるため、一枚目に買うCDとしては薦められません。しかし、何種類もの録音を持っている方には、ぜひお聴き頂きたい演奏です。

 オイストラフとセルも素晴らしいですし、シェリング&モントーや、シャリング&ドラティも好きな演奏です。

 ムター&カラヤンも忘れてはいけませんね。これはベートーヴェンの二年後に録音されたもの。その二年間に、ムターが大きく成長したことを感じられる演奏となっています。初めてブラームスのヴァイオリン協奏曲を買うのなら、これがお薦めかもしれません。

 ここまでに挙げたCDでは、上記のムターがもっとも新しいものですが、それでもすでに25年以上が経過しています。それ以後の演奏が、なかなかわたしの心を捉えないのはなぜでしょうか?


ブラームス : ヴァイオリン協奏曲ニ長調/ムター
¥1,937
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 さて、ベートーヴェンでその魅力を再確認したクリスチャン・フェラスですが、ブラームスも素晴らしいです。

 美しい音。震える心のひだを描く演奏。それでいながら、決して感傷的な深みにはまらない強い意志を持っています。

 フェラスは晩年、アルコール依存症に陥ってしまったそうです。49才という若さで自殺したとも聞いています。詳しい事情は知りませんが、きっと繊細な人だったのでしょう。ブラームスでもベートーヴェンでも、心に突き刺さるような表現を随所に聴くことができます。わたしは彼の演奏をそれほど聴いていないですし、彼の人となりも知りませんが、ベートーヴェンとブラームスの協奏曲だけでも、歴史的名演奏であり、人類に残された宝の一つであると感じられてなりません。

 これからチャンスをみて、残された彼の演奏を聴いていきたいと感じています。



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