2006年08月26日(土)

ドリル・トレーニング

テーマ:水泳の話

 今日はちょっと悩んでから、やはり「楽しい水泳広場」ブックに投稿することにしました。

 悩んだ理由は、スキーヤーにも読んでもらいたかったからです。そのため最初は「スキーで一生涯…」に投稿しようと思ったのですが、やはり水泳の話なので、「楽しい水泳…」にしてみました。


 昨日と今日の二日間、久しぶりにゆっくり時間をかけ、水泳のトレーニングをやってみました。

 三十代で国体に出たとき以来のトレーニング量です。

 ふだんトレーニングしている小川のプールのルーティーンだと、軽くストレッチして水に入り、アップし、トレーニングし、ダウンして終了。その間、長くても45分。短いときには30分くらいのことも多く、泳ぐ距離は多くて2000m。少なければ1500m程度です。でも、昨日と今日は90分以上も水に入っていました。泳いだ距離も3000m。


 さまざまなドリルを試しました。

 クロールの基本とも言えるキャッチ・アップをやったり、片手だけのクロールをやったり、腕を体側で止めたりするドリルを、次から次へとやってみました。こうしたドリルをしっかりやるのは高校生以来です。たまにキャッチ・アップで泳ぐことはありましたが、それ以外のドリルはほんとうに久々でした。

 それらのドリルをやったのには理由があります。

 それは壁を破ってみたいから…。

 自分の水泳の全盛期は高校時代、そして30代後半で国体に出場した時が続きます。中年で国体に出たとき、イメージは高校時代の泳ぎでした。昔の泳ぎを、筋力を増すことで、いっそうパワフルにしようと努力しました。つまり、理想のイメージは高校時代そのままでした。


 昔から運動を解析する癖があり、けっこう考えながらトレーニングしてきたので、わたしには泳ぎにも理想のイメージがあります。スキーならより明確ですが、水泳にもしっかり存在しています。今までは、そのイメージでいいと思っていました。古い昔の理想像でもかまわないから、それにより近づけるように泳げばいい。そう思っていました。

 ところがここ数日、そんなイメージを打ち破ってみたいと感じはじめたのです。

 スキーに比べたら、水泳のことはそれほど考えていません。それに気がついて、きっと自分の理想は「それほどいいものではないに違いない」とも気がつきました。そして、もう一度、「新しい理想を追いかけてみよう」と思ったのです。


 昔から、わたしの泳ぎは、あまりローリングを使いません。ローリングとは進行方向に対し、体を串刺しにし、その串を時計回りと反時計回りに交互に回転させる運動です。つまり右手をかくとき、右肩がより水の深いところに潜り、左肩が水上に出るような動きです。

 ローリングを使わずなるべく上体を固定し、特に胸を堅固な土台のように使い、直線的に腕をかき、できる限りピッチを稼ごうという泳ぎが、わたしのスタイルでした。

 しかし、「もっとローリングを使ってみたらどうなるのだろう?」と考えたのです。

 きっかけは友人の一言でした。

「角皆さんはローリングさせない泳ぎですね」


 これはカール・ルイスとベン・ジョンソンの走法の比較に似ています。

 上半身をローリングさせ、脱力させて走るカール・ルイスに比べ、上半身を微動だにさせず、それを土台として猛烈に足を動かすベン・ジョンソン。どちらも素晴らしい走りです。

 水泳のクロールにも、水中にS字を書くように腕を動かすプルと、腕を直線的に引くプルがあります。

 また、ローリングを大きく使う一軸の泳ぎと、近頃流行っている二軸の泳ぎがあります。

 S字泳法はカール・ルイスで、ストレート泳法はベン・ジョンソン。一軸がルイス、二軸がジョンソン。

 スキーは今、二軸滑走が主流です。

 しかし、まわりが二軸、二軸と叫ぶなか、わたしはあえてスキーでは一軸を主張しています。そして、ふと考えたのです。水泳も同じこと。スキーを一軸で滑るなら、水泳も一軸の方が的を得ている。


 Pool


 こうしてドリルをおこなうことになりました。

 課題は肩のローリングがどの程度の時、わたしにとって最速な泳ぎが可能となるのか?

 水をキャッチする位置を変えてみたり、S字とストレートを交互にやってみたり、キャッチ・アップや片腕クロールでローリング量をさぐってみたりしました。もちろん、ふつうのプルでも。


 また、しばし課題から離れて、片足クロールキックなるものもやってみました。

 片足でキックしたのは初めてでしたが、これがとても得るところが多かったです。初めてのトレーニングでしたが、ためになりました。昔から苦手なキックですが、これで改善されるかもしれません。これからも片足キックを続けてみます。


 インターネット上に有名選手の映像がありますが、わたしが見た日本人選手のほとんどが、「入水からキャッチまでの時間がとても長く」感じられます。入水した手が、浅い位置で、前に伸びるような動き。それは大きな泳ぎにつながる動作と言えるでしょうし、ピッチ数を落とし、ストロークごと(Distance Par Stroke) ぐいぐいと進むことに適しているように思います。しかし、単にスピードがでるかというと、そうでもないように感じられます。泳ぎを大きくしても、ピッチを落とすと、結局失われるものも多いような…。

 昔からスプリントに強かったわたしの泳ぎは、ピッチが速いだけに、疲労しやすい泳ぎだとも言えます。そのため、効率とスピードのバランスは、体力に置かれることになります。


 25mは無呼吸で、最初から全開で最後まで続きます。

 小川のトレーニングでは12.1、先日の白馬水泳記録会でも12.4がでました。しかし、50mは最後まで最初のピッチを維持することができません。だから、25mよりやや多めのローリングを使い、ピッチを抑えて伸びを加えたなら、タイムは上がるはず。適正なローリング量は、まだつかめていませんが…。

 夏の終わりに、一つ楽しみが増えました。

 これから、少しずつ、そのあたりをさぐっていきます。

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コメント

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2 ■無題

はじめまして。隠れファンのユカと申します。
初コメントします。
夫の転勤で引越ししてやっと落ち着いたところです。
最近インターネットを始めましたが、本当に便利ですね。
ブログもお気に入りです。
もっと早く始めるんだった、って思っています。
北陸に居ながら新居を探せるんだもの。
私もブログに挑戦しようかな・・・
隠れファンのユカでした。

1 ■無題

いつも楽しく読ませていただいています。
1軸と2軸という考え方についてですが、最近この表現が増えてきたのは、ナンバ歩きなどの古武術の動きを運動に当てはめて考えるようになってきたからだと思います。私も興味があってこの手の本を読んでいましたが、そのような視点でスキー雑誌や平沢さんの本で言われている1軸と2軸という使われ方は、本来の考えかたとちがっているように思います。
私も最近水泳にはまっているのですが、ローリングを使う泳ぎは、体の向きが横向きになるのに対して腕は進行方向に出すのでこれは1軸ではなく2軸(というより複数軸)の動きであって、ナンバ歩き的な動きともいえると思います。ローリングを使わない動きというのは、肩のラインを固定した1軸(軸をと言う考え方自体があまりよくないように思いますが、この場合しいていえば肩のラインと腕を出すラインが固定された少ない軸の動きのように思います。)なのではないかと私は思います。
そういった意味では、私はモーグルのすべりも古武術研究の甲野さんがおっしゃっている「軸を作らない」という考えや、ねじらない(私はモーグルも上半身と下半身はセパレートではないと思っています)と言う考えがとっても当てはまるなあと思っています。

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