一杯のアオリイカに救われた、の巻
みなさん、こんにちは。
満開のサクラが散り始め、少し寂しさを感じるこのごろ。
昨日の金曜日は休暇を取って久しぶりの平日釣行してきました。
釣り物は茅ヶ崎 沖右ヱ門丸さんのアオリイカ。
この釣り物は前回、3月12日に行っていて見事完全ボウズ。昨年末のティップランもボウズだったのでしばらくアオリイカの顔を拝んでいない。
なんだか遠い存在になってしまったアオリイカになんとか会いたくて少し前にこの日の釣行を決めていました。
今週は週の頭から天気予報とにらめっこ。
せっかく休暇申請出したのにシケで出られなければ休みが台無しになる。
そんな心配もしてたのですがなんとシケは木曜日。
ラッキーなことにアオリイカには絶好のシケ明けの金曜日に。
アオリイカの看板の前にはすでにクーラーが3つ。
自分は4番目。つまり四隅のどこかには入れそう。
5時15分に開店して受付が始まると、釣り座は右舷オオドモが空いていてそこをゲット。
できればミヨシがよかったけど沖右ヱ門丸アオリイカ船で四隅の席を取れるなんて平日じゃなくてはできない。
集まったのは右舷4人、左舷3人の計7人。
みんなシケ明けの今日を狙って来てるんだろう。
年齢層は高め。平日いつでもこれるであろう方々が多い。
定刻より少し早い6時20分に出船。
相模湾は大きなうねりがあるものの釣りには支障がない様子。
ポイントは茅ヶ崎港を出てすぐの烏帽子岩周り。
すぐに釣り開始に。
(話をわかりやすくするため、右舷の4人をミヨシから、Aさん、Bさん、Cさん、自分、とします)
するとすぐにBさんにヒット!
立て続けにAさんにも。
ああ、やっぱりシケ明け。今日は釣れる。オレにもきっと来る。そんな確信を持った自分は甘かった。
曇天、潮は濁り流れもある。アオリイカには絶好の環境。だが釣れない。
いつも朝8時までに最初の一杯が釣れるかどうか、でその日のアオリイカ釣りを占ってきた。
その日が爆釣かストイックか。
開始から1時間半を経過した8時。
釣れない。
その上、乗った!!と思ったら根掛かり(>_<)
そして餌木をロスト。
また悪い展開に。
ストイックな時間が過ぎていく。
Bさんに3杯目、Aさんに2杯目。
お互いボウズの左隣Cさんと「釣れないね~」なんて会話してた。
左舷もポツポツと釣れてるようで、ボウズはCさんと自分だけに。
アオリイカ釣りは辛い。この展開はココロが折れる。
やはり平日釣行なんてするからこんな目に合うのかも。
気持ちが乱れるとしゃくるリズムも乱れる。
もう、この釣りのやり方を間違ってるんじゃないかと心配になってくる。
精神的に追い込まれ、逃げ出したくなるような気分にも。
そんな中。
棚は浅く9mの指示。
烏帽子岩に乗ればエギングができそうな磯際。
しゃくったロッドに何かが引っかかったような感触。
乗っっった???
あの重量感はあまりないもののアオリイカ特有のグーン、グーンとした引きはある。
キター☆*:.。. o(≧▽≦)o .。.:*☆
二本の触腕が餌木のカンナになんとか引っかかってました。
2016年最初の一杯。
通算96杯目の一杯。
10時45分のことでした。
これで気持ちはすーーと軽くなった。
もう贅沢は言いません。
これで充分です。
そんな気持ちに変わっていくと普通は2杯目3杯目が来るものだけど昼頃になると空は晴れ、ウネリもなくなりベタ凪に。潮も動かなくなって釣れる雰囲気が無くなっちゃった。
13時15分に起き上がり。
結局釣果は一杯。
ボウズに終わった隣のCさんはかなり落ち込んでる様子で声を掛けられなかった。
竿がしらはそのCさんの隣のBさんで5杯。
隣で釣りしてるのになんなんだろうね、この差は。
船中7人で、5、3、3、3、1、1、0、の16杯。
人数の2倍釣れればいいらしいのでこの日は船長としてはよかったようです。
ゼロとイチとは大違い。
一杯のアオリイカに救われた、の巻でした。
次回はティップランですよ。