まずは「瀉」する。

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所属するペット中医学研究会で、中医学カルテと診断表というものが開発されて、症例の収集とともに、この診断表というのがよくできています。

 

中医学的診断には今のところ膨大な日常生活の聞き取りと、身体検査で得られる体の表面上のすべての情報処理能力が必要です。

 

この診断表のシステムのおかげで、その情報処理が、正確に行えるようになったと感じています。

 

日常診療で利用し始めて気付いたことは、あることについて「問題ない」という情報も重要な診断ポイントであって、例えば「おしっこの出かたはどうですか?」と聞いて「普通です。」とおっしゃっても、「おしっこは1日に何回ぐらい出ますか?」と聞くと、頻尿になってたりして、おしっこのことは問診でもよくお聞きすることなんですが、それ以外の項目で同じようなことがあると、取りこぼす可能性があります。

 

心雑音があって咳をしていると、瘀血があるだろうということで補気活血の漢方を出すのですが、舌診や他の身体検査では瘀血の証はそれほど強くないこともあります。

 

そういう症例で中医学診断表を出すと、実熱と血虚の証が強く出ることが多くて、清熱解毒の漢方で咳や呼吸器症状が治まっていきます。そういう症例は、咳以外にも、膀胱炎や皮膚炎といった熱の症状が出ていることが多いのだと思います。

 

今回もとりとめのないメモになってしまいました。