November 18, 2009 posted by tomoakutsu

坂東玉三郎「牡丹亭」 上海公演

テーマ:仕事関係情報

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ただ今、中国の上海に来ています。 タイトル通りですが、坂東玉三郎さん主演の「牡丹亭」と言う

昆劇(こんげき)の同行撮影です。


昨夜、ちょうど初日が終わったばかりなのですが、もう「凄い!」の一言でした。

昆劇と言うのは、一般に知られている「京劇」の基となった約600年もの歴史のある舞台です

(日本で言うところの「能」に近いものかも知れません)。


今回、玉三郎さんが演じる「牡丹亭」は、日本ではあまりなじみの無い作品ですが、数ある昆劇の中でも王道と呼ばれるもので、「楊貴妃」や「西遊記」などと同じように中国の方なら誰でも知っている有名な作品だそうです。


そして、その何が凄いかと言うと、玉三郎さんは約2年の歳月をかけてすべての台詞を中国語で覚え、本場中国の名だたる役者さんの中で主役を張っているのです。 ご本人は「やはり語学にはニュアンスなども含めて絶対的な壁がある」「歌舞伎の技術はまったく通用しない」ともコメントされたりもしていましたが、昨夜の初日を見る限り

「すべての障害を乗り越えてしまうだけの情熱と芸術性」を強く感じました。


「牡丹亭」と言う舞台は、本来50話を超える大作品で、それを演出意図に合わせて何話かに絞って演じるそうです。 今回の公演の場合、全部で7幕の構成になっているのですが、すべての幕が終わる度に会場は割れんばかりの拍手に包まれます。 地元メディアの取材数も信じられない程で、オフィシャル・カメラマンとして来ている私の数センチ横(実質3cm!)までカメラがビッシリと並んでいました。


初日終演後のパーティーでは、各界を代表する面々が挨拶に立っていましたが、そのほとんどが「中国人が忘れかけていた昆劇を思い出させてくれたのは、偉大な日本の芸術家だった」「これこそ本当の日中交流だ」「坂東玉三郎さんは日本の宝では無い、アジアの至宝だ」などなど・・・。




この公演は、来年の10月には日本でも観られるそうですよ!

お楽しみに!!








コメント

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1 ■日本公演で観なければ

ニーハオ!阿久津さん。
自分、昆劇はまだ観たことがないのですが
坂東玉三郎さんのお話を聞いて、
映画「ラストサムライ」を思い出しました。
監督はアメリカ人ですが、見事に日本の心、魂を映像化してました。
日本人が、アイドルのために作った下手な時代劇とは比べ物にならなかったです。

きっと中国人の方達も、自分と同じ心境になったのかなと思います。
坂東玉三郎さん、とても名誉ですね。

これこそ日本の侍魂、大和撫子・・と思っていた魂や心意気は、
実は、どこの国でも共通の
崇高な心の表現方法なのかもしれないと思いました。
歌舞伎の技術うんぬんより、心が通じたのかも知れませんね。

阿久津さん、とても名誉な場でシャッター押せて嬉しいですね!
がんばってください!

2 ■お疲れ様です!

阿久津さんの感動具合がすごく良くつたわりました。
玉三郎さんの情熱や、あきらめない根気強さや、妥協を許さない姿勢が
最高の舞台につながっているのではないかと
思います。
間近で撮影をされている阿久津さんもすごいですね。
取材の数が凄まじい様子なので、お怪我のないよう気をつけてくださいね。

3 ■久しぶりですね

無事だったんですね…。今左の奥歯が痛いんです。親知らずが生えてきてるらしくて…。…最近の私は『Blood ブラッド』を観て儚さの余りに泣きすぎて危うく関東地方が大雨洪水警報になりかねませんでした(笑)中国の演劇は面白いですね…。

4 ■Re:日本公演で観なければ

>betchさん
ありがとうございます!

「ラストサムライ」の例えは面白いですねo(^-^)o
でも、なんかニュアンスは良くわかります。

大切なものはどんな種類の舞台かと言うことでは無く、演じるスピリットの問題なんだと言う事なんでしょうね。

コーディネーターさんの話によると、昆劇と言うのは蘇州の言葉、しかも古典的な言葉で演じるために上海の人たちでも字幕無しではなかなか理解するのが難しいそうです。 つまりは、伝わるものは魂だと言う事に他ならないですよね。

「牡丹亭」はブロードウェイのミュージカルのように気軽に誰でも楽しめる類の舞台では無いかもしれません。 でも、坂東玉三郎と言う日本を代表する表現者の戦う姿をしっかりと観る事の出来る作品だと思いますよ。

勿論、私も魂でシャッターを切っています(o^-')b

5 ■Re:お疲れ様です!

>ayaさん
こんばんは(^O^)/
本文では書き切れませんでしたが、玉三郎さんは、今や中国の昆劇を目指す若い俳優さん達に演技の指導もされたりしているんですよ! 信じられますか? 

「情熱や、あきらめない根気強さ、妥協を許さない姿勢」それに天から与えたれた才能が加わると人間は驚くべき力を発揮するんだと言うことが良くわかりました(;^_^A  

「あぁぁぁ~私は凡人だ」などといじけずに、残りの日程も頑張って撮影して来ますね(><;)

6 ■Re:久しぶりですね

>エイレネさん
こんばんは。 しばらく更新が出来ずにいましたが、お蔭様でなんとか無事でしたよ(;^_^A

エイレネさんは、彩姐さんのタンゴを生で御覧になったことはありますか? 泣きすぎて大雨洪水注意報になるくらいだったら、それこそ死んでしまうかも知れませんよ(^▽^;) 今のところ私は参加する予定にはなっていませんが、もうすぐ彩さんの大阪公演があるようですよ。 チャンスがあれば是非!!

7 ■こんばんわ^^

阿久津さん お久しぶりです。
かなりアメブロを開いていなかった千恵です^^;
その間にPC入院とかいろいろあったのですね。
お疲れさまです(o*。_。)oペコッ

今は上海ですかっ!
玉三郎さんの同行撮影なんですね!
道中お気をつけてヽ(*^^*)ノ

私は舞台じたいを見た事がありません。
私の住んでる所にはそういったものがあまり来ないので機会がないです。。。
一度はこの目で見てみたいものです。

8 ■Re:こんばんわ^^

>千恵★彡さん
こんばんは!
ムチャクチャ寒い上海で連日頑張って仕事をしていますよ(*^▽^*) ちょっと天候が悪いってことはありますが、ほとんどの撮影は劇場の中なので助かっています。

>私は舞台じたいを見た事がありません。
私の住んでる所にはそういったものがあまり来ないので機会がないです。。。
一度はこの目で見てみたいものです。

そうなんですか~。 今回の「牡丹亭」は古典なので、最初の一歩としては難しいかも知れませんね。 一番最初は、あまり気負わずにパーっと楽しい感じのものが良いのではないでしょうか。
もし、東京に遊びに来る機会があれば教えてくださいね。 そのとき観られるイチオシをご紹介しますよ(o^-')b

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