新生YAPC::Japanとなって3回目となる、YAPC::Fukuoka 2017 HAKATAに行ってきました。

 

YAPC::Fukuoka 2017 HAKATA

http://yapcjapan.org/2017fukuoka/

 

今回は北海道のときと同じく、パネルディスカッションのモデレーターとしての参加。

 

では会場の様子とともに簡単にご紹介。まずは会場となったLINE Fukuoka。すごいキレイなオフィスでした。

 

こちらは会場A。

 

 

会場B。

 

 

そして。LINEと言えばスタンプキャラクター。各所でブラウンが、コニーが、サリーがお出迎え。

 

 

 

せっかくなのでムーンと一緒にツーショット。ピース ✌

 

 

冒頭にも紹介したテンガロンハットのブラウン、これはかなりの力作で準備も大変だったとか( @941 さん情報)。いやー、これ、いいですね。参加者もガンガン写真撮ってました。Larry WallならぬLarry Brown的な :-) Perl万歳!

 

 

さらに今回はカフェでのフリードリンクも実施されていました。すごい!ありがとうございました!

 

 

追記:ちなみに今回のLINEさんの会場スポンサーには以下のような思いも込められていたとのこと。すばらしいですね!体験重要!

 

 

 

さて、いよいよオープニング。実行委員長の平田さん( @debility )の挨拶とともにスタート!

 

 

新生YAPC、過去2回はスタッフ的な部分でも参加させていただいたのですが、今回は自分の出演時間は一参加者としての参加だったので、参加者目線でいろいろと聴講できました。

 

その中で一番面白かったのは、ベストトーク賞も受賞された徳丸さんのセッション。笑いあり苦笑いありの、まさにベストトークだったと思います。

 

 

詳しくは #yapcjapan などを追ってみるとその様子が伝わるかも。資料も公開されてますね。

 

 

そして、ライトニングトーク賞は次回開催地沖縄から参加の @CodeHex さん。沖縄開催も楽しみにしています!

 

 

他にも面白くためになるセッションがたくさんあったのですが、その中でも印象的だったのは最後のキーノート、ヌーラボ山本さん( @dragon3 )のトーク。いきなりニューヨークに赴任が決まってからの、その後の取り組み、とくに日本から違う国、違う文化の土地に家族で移り、その地のビジネスの地盤づくり、生活設計などなど、苦労話はとくに実感が伝わってくる内容でした。今後、NYCのヌーラボから出てくるプロダクト・サービスに期待です!いつか遊びに行ってみたい!

 

 

それとせっかくなので自分が参加したパネルディスカッション「福岡のIT企業、開発現場の未来」のことも。

 

パネリストは、福岡の企業5社から以下の面々にご登壇いただきました。

 

・縣さん(株式会社ヌーラボ)
・大谷さん(株式会社スカイディスク CTO)
・小田さん(GMOペパボ株式会社 プリンシパルエンジニア)
・高山さん(ピクシブ株式会社 CTO )
・田中さん(オンサイト株式会社 取締役CTO )
 

 

縣さんや小田さんのように10年以上福岡を拠点に働いている方から、高山さんのように移ってきて2週間という方、また、ビジネス面ではIoTに取り組む大谷さん、Webを活用したビジネスコンサルティングをされている田中さんと、福岡という括りでも多種多様な顔ぶれで、それだけでも福岡に今アツさが集まっていることが伺えました。

 

今回、進行のポイントとして、(Perlにこだわらず)福岡になぜ人が集まるのか、熱量があるのかという点を中心に、これからどうやって人を増やしていくか、という点を中心にお聞きするようにしたのですが、これについては、やはりまだまだ人材不足、そのため、5名とも福岡にどうやって人を集めるかということに注力していることが印象的でした。

 

ちなみに、質疑応答で弾さんに「本来なら馮さんが質問することだよ!w」と突っ込まれた(ありがとうございましたw)、給与事情については、今回登壇した5社はすべて福岡以外に東京他の拠点がある中で、そこに東京より低くすることはないとのことでした。このあたりは、今後、福岡を目指す方にとっては良いポイントかも(質問といえばもう1つ、LINEの和田さん、フォローできずすみませんでした苦笑)。

 

他にもいろいろ聞けた中で、皆さん、福岡が盛り上がっていることを感じている一方で、まだまだ始まったばかりなので次のステージに向けた取り組みを考えている、そうしないと一過性で終わってしまうというのを、意識されている点が印象的でした。

 

とくにコミュニティについては現状は絶対数が少ない、ただ少ないからこその濃さを強みにできる時期でもあるともおっしゃっていて、これから数年の福岡のコミュニティの進化がどうなっていくのか、ワクワクしました。

 

それと、本編でもちょっと触れた福岡に企業が集まることの価値については、控室で縣さんがもうちょっと詳しく話してくれていて「正直、たくさんの企業、それこそ大手が来るとますますエンジニアの獲得は難しくなるのは事実である一方で、逆の見方をすれば、自分に合う会社を探しやすくなる、その安心感があればもっともっと人が集まってくるのではないか、10年前のように(会社の)選択肢が少ない時代に比べて、今はその安心感があるように感じている」というのがすごく記憶に残っていて、「選択肢を作る」というのは、これからの時代の組織やコミュニティづくりにとって非常に重要なことなのかも、と思いました。また、今、福岡がアツいと感じる源泉は、この「選択肢が増えていること、その先にある安心感に」にあるのかな、とも。

 

そうそう、控室で食べたお弁当も美味しかった :-) ごちそうさまでした!

 

 

そんなこんなで今回もあっという間にYAPCは閉幕。最後は @papix さんのクロージングで、みんな笑顔のまま終了!おつかれさまでした!

 

 

さらに次回は先ほども書いたとおり、沖縄で、2018年3月3日に開催です。

 

 

昨年12月に北海道でリブートしたYAPCがついに、南端の沖縄に。どんなYAPCになるのか楽しみですね。

 

ちなみにYAPCとは

Perlを軸としたITに関わる全ての人のためのカンファレンスです。
Perlだけにとどまらない多様な分野のトークセッションを通じ、情報交換や交流を行っていただくことで、JPAのミッションである「日本におけるPerlコミュニティを脈々と続くものとして」盛り上げていくことが目標です。

と説明があるように、まさにこれを毎回毎回現実のものにしている、すばらしいイベント、コミュニティだと思います。継続し続け、進化するコミュニティ、すごいなー。

 

それから、今回のブログではあまり触れていませんが、今回もPerlに関するトークも盛りだくさんあり、また、今回は過去何回か参加している中でも、とくに"Perl"エンジニアを募集している企業が多かったように感じました。

 

最後になりましたが、YAPC::Fukuoka 2017 HAKATA実行委員会の皆さま、スピーカの皆さま、スポンサーの皆さま、参加者の皆さま、ありがとうございました!今回も楽しいYAPCでした!

 

過去のYAPC関連のエントリはこちら↓

http://ameblo.jp/tomihisa18/themeentrylist-10103038592.html