ダークナイト(2008米)--ジャパン・プレミア | CINEPHILIA~映画愛好症~

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気づいたら11月。もうすぐ1年終わっちゃいますねー。今月はフィルメックス見に行かれたらと思ってます。

ダークナイト

久々の試写会でした。ちょうど午後出張だったので。

悪のはびこるゴッサムシティを舞台に、ジム警部補(ゲイリー・オールドマン)やハーベイ・デント地方検事(アーロン・エッカート)の協力のもと、バットマン(クリスチャン・ベイル)は街で起こる犯罪撲滅の成果を上げつつあった。だが、ジョーカーと名乗る謎の犯罪者の台頭により、街は再び混乱と狂気に包まれていく。最強の敵を前に、バットマンはあらゆるハイテク技術を駆使しながら、信じるものすべてと戦わざるを得なくなっていく。(シネマトゥデイ)

上映前には、スタッフ&キャストの舞台挨拶あり。プロデューサー2人、クリストファー・ノーラン監督、クリスチャン・ベイル、アーロン・エッカート、マギー・ギレンホールと豪華な顔ぶれです。ちなみに「私も涙してしまいました~」と媚びた声は司会の伊藤さとりさん。直前にクリスチャン・ベイルの家庭内暴行?などもあったようですが、無事来日してくれてよかったです。Cベイルは顔が小さくて、(映画中より)本物の方がカッコ良かったです。アーロン・エッカートは片手をズボンのポケットに突っ込んで、もう片手を振ってくれるような、そのまんまでした。自分のコメントに受けていた意味が分からなかったけど、映画を見たら納得。マギーはチャイナドレスのような服をすらっとしたスタイルで着こなして、素敵。声が低くて、クリアな英語でした。(でも、この役はケイティでもマギーでもないような気がしたんだ。レイチェル・ワイズあたりか?いや、演技がくどくなる気もするな)Cベイルのコメントで、故ヒース・レジャー(ジョーカー役)への追悼と称賛の言葉がありました。

いや、観たらほんとすごかったです。ジョーカー。ジャック・ニコルソンのジョーカーは見た目が太いので、コメディ的(?)でしたが、ヒース・レジャーのジョーカーはほんとに怖い。セリフも目つきも、シニカルでフリーキーなジョーカーになりきっていました。バットマンに執拗に「マスクを取れ」と迫るんですが、その前にあのメイクを取ってほしいよなーーー;。

私はアメコミ映画があまり好きじゃないんです。ワンパタだし、しょーもないくだらなさがあるので。でもクリストファー・ノーランのバットマンは、大人が楽しめるリアルなアクション映画に引き上げているなと感心します。展開が早くて、確かに2時間半は苦痛ではなかった(でも、批評サイトは、ヒースレジャーのせいか評価しすぎているという気もなきにしも…)。カーアクションはそれほど迫力がなかったかなと個人的には思いました。私の動体視力が衰えていたせいか、カーアクションでの位置関係を捉えられずにあまりエキサイティングに感じなかったのだ。フォーラムなら、お尻の振動だけで興奮が伝わってくるはずなのに。

私のツボは、ジョーカーの舌舐めずりと、危機一髪のマギーの叫び声でした。


8月9日(土)より公開予定
満足度:★★★★★★★☆☆☆