アヒルと鴨のコインロッカー(2006日)--舞台挨拶付 | CINEPHILIA~映画愛好症~

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気づいたら11月。もうすぐ1年終わっちゃいますねー。今月はフィルメックス見に行かれたらと思ってます。

アヒル アヒル2

タイトルからは何のことやらでした・・・。アヒルと鴨をコインロッカーに捨てちゃうのか???なんて。


お目当ての、舞台挨拶です。司会は伊藤さとり(敬称略)。登壇したのは、濱田岳瑛太関めぐみ田村圭生関暁夫中村義洋監督の6名でした。瑛太は手足がすらっとしてカッコよかったです(「どろろ」で見ているはずですが、土屋アンナばかり見ていたので記憶なし;)。そして関めぐみちゃん♪。顔が小さく、丈の長いワンピースを着ていたのでよけいに細さが強調され、そのままバービー人形女の子になれそうでした。ワンピの後ろのフリルも可愛かったです。

大学入学のため仙台に引っ越してきた椎名(濱田岳)は、奇妙な隣人の河崎(瑛太)に出会う。初対面だというのに河崎は、同じアパートに住む孤独なブータン人留学生に広辞苑を贈るため、本屋を襲おうと奇妙な計画を持ちかける。そんな話に乗る気などなかった椎名だが、翌日、モデルガンを片手に書店の裏口に立っていた……。 (シネマトゥデイ)

このお話本映画化が難しいだろうと言われていたそうで。出演者も皆さん「難しくって…」と口にしていました。私はこの原作の伊坂幸太郎さんがどんなに有名な方か存じませんが、「陽気なギャングが地球を回す」など書いている方らしいです(見てないけど)。映画から入った者にとっては、逆に原作でどういう描き方をしていたのか気になりました。

私は残念ながら(?)、最初にトリックらしきものに気付いてしまったのね。それがトリックとか考えず、漠然と心の中でツッコミ入れていたんだけど。でもこの映画はトリックを暴く楽しみではなく、真実がわかった時に「そうだったのだ」と別の見方で見直すのが楽しみだと思うんです。私も雲が晴れた時、「おぉ」と物語の面白さに気付きました。そういう意味で、濱田クンが言っていた「何度でも、各キャラからの目線で楽しめる」というのは尤もでした。

濱田クンと瑛太の不思議な組み合わせも面白く、まったり流れるボブ・ディラン音譜がマッチしていました。この音楽を聴いたら、今後この映画を思い出しそうです。

東京地区では6月23日(土)より恵比寿ガーデンシネマ他にて公開予定
満足度:★★★★★★★☆☆☆