「プルートゥ」観てきました

テーマ:
{A9E63E99-89BF-4E12-B33E-5A0F36094CDF:01}
昨日、シアターコクーンにて「プルートゥ」を観ました。
以前、浦沢直樹の漫画を読んでいたので
すんなりとアトムワールドに入ることができました。

紙面のコマのような装置をひとが動かしたり、
そこに漫画の人物が映されたり、
演劇的仕掛けにわくわくしながら久しぶりの観劇を楽しみました。


まず、森山未來さんの高い身体能力に拍手を!
そしてロボットを操作する白い黒子(変な言い方ですが)の方々との動きのリズムのシンクロにもう一度拍手を!
なめらかなのにロボットらしいというのは不思議な感覚でした。

また紅一点の永作博美さんのかわいいウランちゃんが絶妙でした。
無理ない子供らしさ、嫌味がなくてよかったです。

一度生で見てみたかった、松重豊さん。
2階席からもその存在の大きさと声の大きさがよく分かりました。
演じたアブラーという男、すっごく悪い奴なイメージがあったのですが、
なんとも物悲しさの残る演技でした。

他のキャストの皆さんもしっくりと舞台に溶け込み、バランスがとてもいいと感じました。

少しひっかかったのは、漫画に忠実な展開で場面が細切れに変わるのがせわしく思えたのと、
プルートゥの質感がもう少し重々しく感じられるといいなぁと思ったこと。

でもやっぱりこの地球を救うのは愛だよなぁー、愛。
そう思いながら寒い帰路につきました。

DVD 「猫と針」

テーマ:

8月に観に行った恩田陸初戯曲のお芝居が

DVDになって我が家へやってきた。ビックリマーク


お芝居の感想はコチラ♪



「猫と針」DVDと戯曲セット♪


ふっふっふー、戯曲とDVDのセットを買ったんだよん。音譜

本はキャラメルボックス限定仕様だー。


今日は接骨院に行くだけであとは暇だったので

2回も連続してDVDを見ちゃった。

本が横にあると気になっちゃって、照らし合わせたりすると

台詞の語尾とか結構ラフに変えているんだね。

そういうとこ、恩田さんも演出の横内さんもOKなのね。

だけど恩田ワールドは変わらないってのもすごいわ。


実際に観劇している時は、ずーっと同じ距離から

舞台を見ているわけなので

映像になってアップになったりするのはまた雰囲気が変わる。

私はどっちかというとひねくれた見方をするタイプなので

台詞を言っていない人の仕草が気になるのだ。

でもDVDだと登場人物5人のうち2人しか映っていなかったりして

あーそこ、カメラもっと引いてっ!とか思うところもあった。


アップが見られるって事はいいこともある。

おーこんなシビアな顔してたんだなぁ、とか発見できるからね。

お芝居というよりドラマっぽいよね。


恩田さんの戯曲本には巻末に「猫と針日記」があって

初めから公演までの苦労が書かれている。

産みの苦しみと心理的拘束の長さにあぷあぷ言っているけど

恩田さん、それって出産と一緒だぞ。

だいじょぶだいじょぶ、子供が育っちゃったら

大変だったことは、しゃらっと忘れちゃうから。

そしたら次回作を頼みますよぉー。

1人産んだら2人も3人も一緒だー。

かえって楽になっちゃうんだぞー。


さて。映像でだいぶ満足したので

今度は戯曲を読んで、恩田さんの言葉に浸ろう。







「猫と針」 観てきた~っ

テーマ:


猫と針




ネタバレありなので注意してくだされ~~。




恩田陸、初の戯曲書き下ろし!!

この記念すべき作品を見ないではいられない~~~~。


私は初めての六本木。

初めての俳優座劇場はこぢんまりとしたいい空間だった。

ロビーに入ると軽くお線香の香り。

そうね、お葬式帰りのお話だったわね。







舞台上は奥に白い幕が垂らされて

そのまま切れ目なく客席へと繋がっている、

(写真館のスタジオのよう)

どこから地面でどこから背景なのかあいまいな眺め。

そこに背もたれのついた黒っぽい椅子5脚。

まるで宙に浮いているような印象。

開演前にはそこにたくさんの白百合が活けられた花瓶が

ぽつりとあり、人の不在を際立たせていた。


登場する5人もみな喪服。

白と黒の色のない世界で話される言葉は

視界からの余計な情報をなくしているからか、

頭に入りやすく、想像しやすくなっていた。


舞台脇にはチェロの生演奏。

ライブならではの音の振動が伝わり音色はどっしりと温かい。


高校時代の友人の葬式の帰り。

いつもにこにこ笑っていたオギワラが殺されたのだ。

強盗の仕業とされているが犯人は捕まっていない。

もうここにいないオギワラ。彼はどうして殺されたのか?

心療内科医だった彼は最近嫌がらせを受けていたらしいぞ、と

タナカの遠回しな言葉に激昂するヤマダ。


高校時代、映画研究会だった4人が映画のスタジオに

初監督作品のエキストラとして出演してほしいと

タカハシという女性に呼ばれての集まりだった。

どうしてこの4人が選ばれたのかと疑念を持つタナカ。

高3の学園祭直前の食中毒事件を偶然にも撮っていた

彼女の8ミリフィルムの紛失と何か関係があるのか。

「人は本人が知らない間にそこにいるだけで恨みを買うことが

あるものよ」とスズキ。


もう随分と年月が経ち、それぞれに軽くはない荷物を背負っている。

何気ない会話の端々からぽろりぽろりと落ちる暗い欠片。








約1時間半の芝居はまさに「立体、恩田陸。」

今まで映画になった作品はあるけれど、

こうして目の前に生身で立ち上がってくるライブ感は

読書活動とは全く異なる体験だった。

白い百合、吊るされた犬の死骸、毒、学園祭、など

あちこちに散りばめられたキーワードが

恩田ワールドの中にいることを実感させられてわくわくした。

劇中でタカハシがぽつりと言う

「ファインダーを通して記録されたものにしかリアルを感じない。」

という台詞に作家の本音が隠れているように思えた。


恩田ワールドは、会話で生まれた謎を会話で解くけれど

どこにも正解はないのだ。

あの閉ざされた空間で推理して想像してみるけれど、

真実は誰にもわからない。

観ている者にも、たぶん演じている者にも。

謎だけが宙に浮き、不安な心持ちの中

ぱたんと本を閉じるような唐突な終演。

ページをめくりなおしたい気分になるけれど無理。

これは一度だけ読むことを許された本だから。

ほら、この取り残された感じ、恩田作品の読後感だ。


「猫と針」というタイトルも恩田流。

「猫は若干関係あると思うけれど針が関係あるのかどうかは

まだわからない」・・・と恩田さん自身がチラシの裏に書いていた。

確かに猫は出てきたよ。言葉と写真で。

針は直接は出てこなかった。

チクチクする登場人物5人の心なんじゃないかな、と

推測。

それに丸っこい「猫」と鋭角な「針」とのイメージのギャップが

よいのではないかと。

猫の昼間の目は針のようだしね、なんてのは余談か。


<そして、人生は続く。>・・・と劇中で誰かが言っていた。

本を読んでも読まなくても、芝居を見ても見なくても

人生は続く。

だけど知った後では自分は何かが違っている。

知ったほうがたぶん、いい。そう思えた。


恩田初戯曲は、恩田ワールドそのものだった。

次はびっくりするような違う世界の恩田芝居を観たい。

次も・・・次回作も絶対希望!

うん、絶対芝居も向いてるから!
















o(^-^)oワクワク

テーマ:

明日は六本木の俳優座劇場で「猫と針」を観てきますラブラブ


恩田陸 × キャラメルボックス × 横内謙介 という

私にとって夢のようなコラボレーションだぁー。

役者さん目当てじゃなくて、芝居そのものを楽しみにいくっての

あまりないことなので、わくわくしているのだ。


お友達とも久しぶりに会えるし、楽しみ~音譜


「猫と針」公式ページはコチラ












「猫と針」チケット取れた♪

テーマ:

恩田陸、初の戯曲書き下ろし!!


・・・なのでなんとしても見たいお芝居が、

演劇集団キャラメルボックス 「猫と針」  だー。


あーチケット取れてうれしいよぉ。


キャラメルのお芝居は素直にじんわりと心に沁みるので好きだし、

演出が扉座の横内謙介さんっ!

あーこの人の高校時代の戯曲「山椒魚だぞ!」を

私が高校時代、演劇部でやったっけなぁ・・・。


チョコレートコスモス 」や「中庭の出来事 」を読んで

恩田さんが書くお芝居が実に面白そうだと思っていた。

これが早くも実体として舞台で見られるとは!!

どんな芝居になるんだろうなぁ~。


なんだか思い入れの深いお芝居になりそうだ。

夏休みが待ち遠しい~!!