職場のおねいさんと、映画を観に行ってきました。有楽町のTOHOシネマズ日劇で。


自分は映画を観に行くのは久しぶり。


唐沢寿明さん主演の「杉原千畝 スギハラチウネ」


Persona non grata というのはラテン語で「好ましからざる人物」、今でも使われている外交用語です。この言葉は知っていたけど、条約に明記されているというのは知らなかった。



日本映画かと思って観に行ったら、監督は外国人だし、昭和30年、東京 外務省 みたいな字幕が日本語だけでなく英語でも出ている。


外国でも上映するのかなーと思っていたら、会話も英語で(笑)、字幕付きだった。


奥さんを演じたのは小雪だし、日本人同士で日本語の会話もあるんですが。


企画・制作は日テレ系みたいなので、日本映画ではあるのかもしれませんが、日本・ポーランド・米国の合作らしい。


面白かったです。


面白いと言うと内容的に語弊がありますが、引き込まれる話でした。


出演者も日本人、ポーランド人、ベラルーシ人(オランダ人役)、みなさん良かったです。


「真実の物語」と謳っていますが、若干の設定変更や脚色はあるようで、映画には満州時代の同僚のイリーナという人が出て来るけど、後でウィキペディアで杉原さんについて読んだら、実際には満州時代にはロシア女性と結婚していたんだなー(それで正教徒になった)とか。


(ウィキペディアも全部本当と信用していると、過不足がある場合もありますが)


ユダヤ人難民がカバンを持って鉄橋みたいな長い橋を歩いてぞろぞろと渡っているところなんかは、今のシリア難民を思い出します。


ユダヤ人が故郷を追われて可哀想なら、ではイスラエルに追われたパレスチナ難民はどうなんだ、と思いますが、本質的には、なに人だから、というんじゃないのですよね。


杉原幸子夫人が作中で語るように、目や肌の色が違っても思っていることはみんな同じ。


ユダヤ人は大昔から迫害されていてとりわけ気の毒ですが、「故郷から追われる人々」「命の危険の迫る人々」「命がけの逃避行」「通過ビザや滞在許可が欲しい」「生きて生活していける場所が欲しい」というのを、パレスチナ人として考えてもいいし、シリアやアフガンその他の中東の難民のことを考えてみてもいいと思う。


日本にもフィクションで『日本沈没』というSFがありましたが、あれだって日本人の行き場所がなくなり(日本列島が沈没するので)、世界に分散する結果になります。


行き場所がないって大変だよなあ。


たかが紙切れというけれど、パスポートやビザが大事なのは今だって同じです。

持ってなければ合法的には、出国も、外国への入国もできない。日本人はお金さえ払えば簡単に海外旅行できるから、意識しない人が多いようだけど。

(日本人だって場合によってはビザ却下や入国拒否になるんだけどね>死ぬわけじゃありませんが)



そういえば、ダッハウのユダヤ人収容所を解放に行ったのは米軍の日系人部隊だったんですね。それは知らなかった。


この時代の歴史についてもっと振り返ってみたいなあと思いました。大島浩・駐ドイツ大使を小日向文世(こひなたふみよ)さんが演じていた。


軍服とかに疎い私には、ちょっとソ連軍とドイツ軍の人の違いが判らない部分があった。ハーゲンクロイツが付いていれば分かりますし、ゲシュタポと言えばドイツ軍なのは分かりますが・・・。



映画を見て認識を新たにしたのは、杉原さんはもちろん立派なんですが、周りの人達も動いてくれたから、ユダヤ人が逃げられたんだなということです。


在カナウス(リトアニア)のオランダ領事でフィリップス支店長のヤンさんがいなければ杉原さんがヴィザ発給に至ったか分からないと思うし。

領事館のスタッフや協力者、ウラジオストク領事館にいた杉原さんの後輩の根井さんとか。日本交通公社(現JTB)の船の人。


ただ、実際には、杉原ビザを持ったみんながみんな、ソ連を無事通過できたわけじゃなかったようですが。厳しい現実です。



映画のキャッチコピーの「世界を変えた」は言い過ぎだと個人的には思いますが、たくさんの人々の人生を変えたのは事実で、結果的に歴史を変えた部分はあっただろうと思います。


しかし、ああいうことは二度とあっちゃいけませんね。


狂ったように射撃を命じるナチスの若い将校が出てくるシーンがあるんですが、あれを演じた俳優さんも熱演だな(^^;; ドイツ人かな? ドイツ人が見たら嫌じゃないかな。


日本人も、関東軍の残虐な(←今の観点では)人が出てくるんですが。


そういう存在があったのは史実だから仕方ないけど、今となっては嫌な部分ですね。大戦に参加した国はどこの国にも過去の汚点があり、脛に傷を持って存続しているわけです。



以下、本筋と違うツッコミどころ。


杉原さんは何カ国語も出来た人だったので、フランス語やロシア語が登場するシーンもありますが、映画に出てくる言語は基本、英語と日本語だったので、「そこは本当はロシア語で会話していたのだろうか」とか、「ペシュはポーランドに戻ったはずなのに、なんで子供に英語で話し掛けてるんだ」とかツッコミどころはありましたが、映画的にしょうがないのでしょうね。


監督がアメリカ人だし(補足:チェリン・グラック監督は日系人で日本語解るとのこと)、日本人とアメリカ人が見るには英語のほうが理解しやすいというのもあるのかも、、、、


唐沢さんは英語でセリフが多くて大変だったろうと思います。


小雪ちゃんは相変わらず綺麗でしたが、少し顔が丸くなってそれなりに歳を召したかなと思う。子供が3人いるお母さんの役でしたから、中年なんですけど。


映画の最後のクレジットで、小雪に専属のジュエリーコーディネイトとかメイクが付いていたのが分かり、特別扱いか、さすがだなー(ヒロインだし)と思ったり。


小雪さんの演技は良かったと思うけど、寄り添うシーンでモノマネの人を思い出しちゃって(苦笑)、いかん、いかん。


『ラストサムライ』に出たけど、国際派女優なんて書くと書きすぎでは?と思うけど・・・。いや、小雪さんは結構好きなんですけどね。書いてる宣伝部のほうが。



はい、でも良い映画でした。興味ある方はご覧になってみると良いと思います。



以下、余談。

後で行った日比谷シャンテの中のマクロビのカフェ。 昔一度行ったことがあったが、久々に。

ジンジャーオレンジのハーブティー。美味しかったけど、いかにも薬草茶みたいですねw

(映画終わってすぐは、遅いお昼でイトシアの地下でベトナム料理を食べました)


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宝塚歌劇団のグッズのお店 というのも面白かった。ファンではありませんが、なかなか可愛い雑貨など。DVDも多数。ファンの人には嬉しいでしょうね。


一緒に行った人が着物好きな人で、古着の着物があるお店(シャンテの中の)に連れて行ってくれた。


また羽織るだけ羽織らせてもらい、帯なども見せてもらったのですが・・・・・・買わなかったけど。


着物屋さんて買わなくても見せていただけますが、前の銀座のお店といい、見てばかりで悪いなあという気もします(^^;

そのうち買わなくては、というか、今じゃないけどそのうちに買いたいから見てるんですけど。

(それを期待してお店の人達も親切なんでしょうけど)


値段の価格帯とか、サイズとか、自分に合う色とかまず見てみないと分からんのですが。少し着物を知っている人が一緒に行ってくれると心強いです。

(でも、初心者と言えば店員さんがいろいろ教えてくれます)


見てるばかりで悪いので宣伝(笑)。と、自分の備忘録を兼ねて店名をメモしておきます。また行くかもしれないし。


銀座で見たお店:灯屋2


日比谷で見たお店:たんす屋


東京の人はいろいろあるだろうけど、と思われるかもしれませんが、私だって関東の田舎者、ちょっとした「上京」をしてるんですよ~。








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