2012-01-04 11:01:06

R-4 「三浦書店、立ち上げようと思います」ー第4期(2012年)事業計画ー

テーマ:ブログ

NHKドラマ『ハゲタカ』は、あるいは多くの方がご覧になったかも知れません。
元々は小説だったのですが、銀行の不良債権問題、ITバブル、それによって時代の波に乗ったITベンチャー企業の伸長と没落など、ここに描かれた内容が、そのあとの現実とあまりにリンクしてしまったために、多くの話題を呼んだ作品となりました。主人公の鷲津政彦を演じた大森南朋の出世作でもあります。

作中、アメリカの投資ファンド、ホライズン・インベストメントは、鷲津に「腐った日本を買い叩く」ことを命じます。弱った日本の企業を安く買い叩き、他に高く売り払うことが、「ヴァルチャー・ファンド」、すなわち「ハゲタカ」の仕事でした。鷲津ははじめはそれに従っていたように見えていたのですが、実際、鷲津が買って他に売った企業のほとんどは、企業の再生に成功して、V字回復を果たします。

「ハゲタカなのか。あるいは日本を救う救世主なのか」

やがて鷲津は、アメリカの本社の意向に反して、自ら判断して行動し始めます。
明らかに日本の企業を救う動きを見せたのです。
自分の意向に従わない鷲津に対して、アメリカの本社は解雇を通告します。表舞台を去った”ハゲタカ”鷲津政彦は、そのあと事故にも巻き込まれ、世間には過去の人ととして忘れ去られようとしていました。
歩けなくなり、リハビリ施設で懸命に再び歩こうとリハビリを繰り返している鷲津の元を、元先輩であり、ライバルでもあったエリート銀行員、芝野(柴田恭兵)が訪れたときのことです。
日本の大企業を救うために、もう一度ファンドをやってみないかと言う芝野に対して、鷲津はこう言います。

「私は退職時にホライズン(ファンド)から36億円にのぼる分配金の提示を受けました。受け取れば、契約上向こう十年、ファンドビジネスに関わることはできない。それは、私に死ねということだ。私は、それを断りました。」

そう、鷲津はまさに一生遊んで暮らせるほどの、莫大な金額を断ったのでした。
まだ満足に歩けないから、決断できないでいた、と言ったあと、鷲津は静かに視線を上げて、芝野を見ます。そして、決意に満ちた目で、こう言うのです。

「鷲津ファンド、立ち上げようと思います」


ここに一冊のノートがあります。
僕が起業前に、どういう会社を作りたいのか構想を描いたもので、A4の大きさのその大判無地のノートは、起業するまで実に6冊にもなりました。
この一冊は、その最後、6冊目のノートです。
ここには起業十年までの構想が克明に描かれていました。

「自分史制作サービス『エバーストーリー』を展開する」
「書籍の制作・販売に携わる」
「出版社と著者と組んで、ベストセラーを世に送り出す」

確かに、財務的には予定通りにはいかず、今でも苦しい状態にありますが、驚くべきことに、このノートで構想した以上に、現実は事業が早く展開していました。
様々な構想が、希望とともに刻まれたノートの最後の方に、こう書かれていました。

「起業10年目、書店の経営に乗り出す」

本業であったはずの書店の経営を、最後にもってきたのは、出版業界の中で最も厳しいことを知っていたからです。このノートにも但し書きとしてこう書かれています。

「書店事業部に関しては利益を求めない」

つまり、当時の僕は、万が一書店事業で利益が出なかったとしても、他の事業で穴埋めしようと考えていたのです。

今はこの考えを改めました。

一年半前にある事業に失敗し、ふたたび書店で働かせてもらいながら、再起を図る中で、僕の中で、ある確信が芽生えるようになりました。

「書店は確実に儲かる」

もっとも、やりようによっては、ということですが。
確かに従来通りのやり方でやれば、防戦一方となり、働いてくれる人に多くの給料を支給することは難しい。けれども、全く新しいやり方を導入すれば、書店は確実に「高利益体質」にすることができる。
また、様々な出版社の経営者の方々、編集、営業の方々、著者の方々と交流させていただき、ありがたくも過大に評価いただく中で、ずっとこう引っかかっていました。

結局は他人のふんどしで相撲をとっているにすぎない。

自分の構想を実現し、100%自分の考えで経営し、書店の可能性を世の中に知らしめるためには、どうすればいいのか?

考えた末に至った答えは、こうです。

「三浦書店、立ち上げようと思います」

起業前から自分の書店を経営することは構想に入っていました。それなので、インターネット書店の可能性を模索したこともありましたし、自分で編集し、デザインし、印刷まで手配した『エバーストーリー・マスターファイル』という本を、楽天市場の自分の店舗で販売したこともありました。その当時から実店舗を持つという考えもすでにあり、実をいえば、書店名も、その書店オリジナルのブックカバーのデザインも完成しておりました。
また、法務局に提出した自社、株式会社東京プライズエージェンシーの定款にも、書籍の販売は、本来事業としてすでに記され、登記しております。
そう、予定が少し、早まっただけのことです。
また、書店の取得目標を以下のように定めました。

・2013年8月の書店取得を目指す。
・2012年4月より、書店取得のための資金調達を本格的に開始する。並行して、2013年1月から、書店取得のために具体的に始動する。
・2017年1月までに、同書店を全国で10店舗出店する。

これから僕が作る書店は、もちろん、今までの書店の概念を打ち破るものであり、すでにどういう書店になるか、かなり明確なヴィジョンがありますが、これはあくまで「仮説」であって、開店まで「応変」を繰り返して、さらによいものに仕上がっていくという確信があります。
まずは1号店を取得するために、あらゆる手段を模索します。そのために、これより、全力で資金の獲得、契約の妥結その他に当たります。
現在、推し進めている書籍や店舗などの”コードメイキング”をさらに推進します。

その詳細に関しては、書店取得・運営のための「テイクオフ・プラン」を策定し、これに基づき、業務のプライオリティーを決定いたします。
また、現在、芳林堂書店様に働かせてもらっておりますが、芳林堂書店様との契約は3月15日時点で満了となり、以降、完全にフリーエージェントとして、様々な企業様と仕事をさせていただくことになると思います。それ以降、契約主体はすべて自社の株式会社東京プライズエージェンシーとなります。
もっとも、12年の3月から13年の8月まで、おそらく一時的に、書店の現場最前線を離れますが、「あるメディア」の配信を本格的に開始し、主にビジネス書籍の情報の最前線に留まります。
書店様、出版社様、著者様の中で、これからの僕の仕事にご興味がある方は、お気軽にお問い合わせくださいませ。様々な形での提携および技術の提供が可能だと思っております。お互いの事業にとって、プラスになるのならば、ぜひ、コラボレーションさせていただきたく思います。

「あるメディア」について、また書店取得・運営のための「テイクオフ・プラン」について、すでにかなりの部分で構想が形になっておりますが、あえてここでは伏せさせていただきます。事業が展開するに連れて、徐々に明らかにしていきたいと思います。

あるいは、こう言う人がいるかもしれません。

「出版業界、特に書店はこれより斜陽の時代を迎えて厳しくなるから無謀な挑戦だ」

果たしてそうでしょうか?

「今更新規参入して、勝ち残れる業界ではない」

本当にそうか?

全くもってそうではないことを、僕が証明したいと思います。
ちなみに、僕は少しの疑いもなく、こう信じております。

これからは書店ビジネスこそがおもしろい、と。


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