東京平版のブログ

東京 神楽坂にある、デザイン・制作/製版・印刷会社


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まだ8月だというのに最近肌寒い日が続き、お天気も悪いですね…
このまま秋になってしまうのでしょうか?
夏が好きなので、さみしいと思っているDルームの中根です。

今年の夏、皆さんいかがお過ごしでしたか?
観測史上最も暑い夏となったようですね。
体感的にも猛暑といった日が続いていましたが、
今となってはすでに懐かしい。。
のど元過ぎれば熱さを忘れるですね。

私の2015夏の思い出の1ページとなっている
父の帰省についていった際に立ち寄った
宇都宮美術館で開催されている企画展
「パウル・クレー だれにも ないしょ。」展
に行った時のお話をさせてください。


宇都宮美術館は、宇都宮駅から車で20分程のところにある
緑に囲まれたとてもきれいな美術館です。


駐車場から、とても広くて気持ちいい芝生の公園のなかを通り抜けて行きます。
芝生の上にはオブジェがありました。


建物自体がとても素敵です。
小さい時に来たことがあったようですが、忘れていました。



「パウル・クレー だれにも ないしょ。」展
ですが、この「だれにも ないしょ。」という副題が
パウルクレーの世界観を言い得ていていいなと思いました。

といいますのも、
クレーの作品は、基本的に幾何学や線で構成されています。
また、わざとこどもの絵のように描いたり
デーモニッシュ(魔的)で童話的な気配が全体的に漂っており
(こどもの絵って、少し怖い感じがしませんか?)
まるでこの世とあの世の中間を見ている様な気分になります。

クレーはわかりやすく自分の内面を表現してくれていません。
秘密を愛していたからです。
しかし根っからの表現者なのでどこかで自分の内面を表現しなければ
気が済まないのでちょっとだけ僕の内面をみんなにおしえてあげよう。
といった心情が「だれにも ないしょ。」
ということばで表現できているなと思ったのです。
(これは私の個人的な見解ですが)


パウル・クレーの話をします。
クレーはスイスの音楽一家に生まれ、
彼自身も音楽の才能に恵まれ11歳でオーケストラに
籍を置いていたほどの腕前でした。

その一方で絵画や文学にも幼い頃から興味を持ち
迷った末に絵画の道を選びましたが
その後も音楽や文学への関心は薄れることなく、
一日にヴァイオリンを何時間も演奏したり、
また詩を作って日記に記したりもしたりしていたそうです。

そんな絵画以外の芸術活動の経験が絵画にも非常に影響しておりました。
クレーの作品には音楽記号が繰り返しモチーフとして登場したり
描く際に音楽の表現様式を意識していたり、
あと、クレーの作品に対して多くの詩人が詩を捧げました。
(クレーの作品には詩的な美しさを感じるものが多く、
詩人の感覚を刺激したのでしょう)


音楽記号「フェルマータ」が使われている

「フーガ」を意識した作品


これは私のおきにいりの作品「タイトル:むしろ鳥」


「パウル・クレー だれにも ないしょ。」展
~ 9月6日(日)まで宇都宮美術館で開催されています。
その後兵庫県立美術館に巡回します。
東京には来ないのですが、もしも機会があれば
ぜひ足を運んでみてください。
あと、宇都宮美術館も素敵な場所なので、
ぜひ皆さんにも行っていただきたいです。



最後に、祖父母の家に行ったら
以前プレゼントしたにがおえが壁にかざってあって嬉しかったです。


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