東京平版のブログ

東京 神楽坂にある、デザイン・制作/製版・印刷会社


テーマ:


営業部の石川です。
この度ステンドグラス作品展の
ポスター、パンフ等の制作のお手伝いをさせてもらいました。

今年で11回目を数える、小林未季先生を中心とした、
「未季会」というグループの作品展です。

今までステンドグラスがどのように作られるか知らなかったのですが、
今回の販促物の制作を通して
一つの作品を作り上げる大変さを知る事ができました。

(ガラスの光沢感を出すために表面にプレスコート加工をしました。)


今回作品展は、「和を愉しむ」をテーマに
歌舞伎物語を中心に発表をおこないます。


江戸時代、水野忠邦が推し進めた天保の改革は、
綱紀粛正を庶民に求め、庶民の楽しみである祭礼や歌舞伎を締め付け、
人気歌舞伎役者を描く役者絵は御法度となり、
当時の人気役者 市川海老蔵 は江戸から追放されました。

時代に翻弄され、当時の社会現象ともなったのが歌舞伎物語です。

その、隈取りや音の表現、五感を通して訴える
日本の伝統文化「歌舞伎」の迫力を
西洋文化のステンドグラスを通して表現しようとした作品展となります。

(迫力のある歌舞伎絵です。)


デザイン担当の増井奎氏の下絵のもとに、
まずは物語を理解することから始まったそうです。

仇討 、恋 、切腹、 心の葛藤、 忠誠心など
歌舞伎絵の中には題材が数限りなくありました。


それでは、実際はどのようにして製作するのでしょう?


原寸拡大した下絵をフラッシュガラス(被せガラス)上に、
限りのある色の中から配色を考え、ガラス線を入れていく作業をおこないます。

そして、カットしたガラスにカッティングシートを貼り、
使いたい色の部分をマスキングし、
他の部分はサンドブラスト(研磨法)で色をはがし取っていきます。

赤と緑、赤と黄色、緑と黄色など
2色の層になっているガラスのどの部分をサンドブラストで残していくか、
作品によってどのように個性を出していくかが全体の仕上がりにつながっていきます。

次にグリザイユ(ガラスのもととなる石の粉)で線を描き、
615度で15分間の1度目の焼成をします。

髪の毛や細かいところなどを書き足して2度目の焼成し、
全体のトーンを考えて水溶きグリザイユでぼかしを入れて3度目の焼成。

エマーユ(ガラス質の顔料で多くの色がある)で色を
足して580度で4度目の焼成。

温度の低いシルバーステインなど入れて5度目の焼成。

多くの工程を経ていよいよ組み立てにはいります。

中世ヨーロッパの技法の鉛線を使って組み立て、
パテを詰めて磨く事で全体がしっとりした古い感じに仕上ります。
(これらの作業で4か月ほどかかります!



(一般作品も展示します。)



会期:2015年9月30日(水)~10月4日(日)
北とぴあ地下展示ホール
入場無料
http://www.hokutopia.jp/access/
での開催となります。


和と洋のコラボ、両方の力を借りた初めての試みで、
より一層見応えのある作品展になるでしょう。

日頃、見過ごしてしまうステンドグラスですが、
是非この機会にじっくり見てみるのもよいですよ。
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