昨日はいろいろあって、帰りが遅くなったので、川崎駅の近くに新しく出来た「すき家」で晩飯を食べることにした。
2月14日には必ず、吉野家で「大盛り、ねぎだく、ギョク!!」を食うぐらいの吉野家ファンであるオレにとって、すき家なんて入るだけで、ものすっごい久しぶりである。2年近く入った事なかったんじゃないか?
というわけで、なんか新しいメニューである、「高菜明太マヨ牛丼」を注文。
・・・なにこれww
九州発とか言ってるけど、ぜったいウソだろww こんなの誰が最初に思いついたんだろう・・・そして、誰が最初に作ったんだろう・・・なんかもう、牛丼バカにしてるとしか思えねえ。
ちなみに、味はなんちゅうか、良くわからんw マヨネーズと高菜が妙に主張しまくって、牛丼食ってるのか、高菜ご飯にマヨネーズかけて食ってるのか、もう意味不明。マズイって訳ではないんだけど、なんちゅうか微妙と言って間違いないでしょうよ。
ところで、すき家ってメニューの数が膨大にあるんですね。その数、牛丼と豚丼だけでなんと
18種類!!カレーとか定食も合わせると、50近いメニューがあるんすよ。でも、実際は、ベースとなる牛丼、豚丼に対して、トッピングがチーズやら、ネギ玉やら、麻婆茄子やら、キムチやら、バジルトマトやら・・・と8種類もあるってわけで、要はその組み合わせで、メニュー数が膨大な数になっているという訳です。
これは、いわゆるモジュラー型のアーキテクチャを牛丼に取り入れているという風に捉える事ができると思います。すなわち、牛丼・豚丼というプラットフォームを規定し、上にのっけるだけというインターフェースを決めてしまえば、後は、牛丼・豚丼自身はそのままでも、上に載せる具だけを開発すれば良いので、短期間に多様なメニューを実現でき、客を飽きさせないという戦略をとっていると考えられます。
んで、そんなことを考えながら、牛丼だけの部分を食べてみると、まあなんか特徴のない味なんすよね。トッピングがどんなものでも、ある程度合わせられる(逆に言うと、トッピング自身の味が強烈に出る)牛丼に仕上げていると言えるのかもしれません。
さて、業界のドンである吉野家の場合はどうでしょう?
吉野家は、すき家と比べると圧倒的にメニューが少ないです。牛丼、豚丼、それに各種定食。店舗によって牛焼き肉丼やカレーなんかがある店もありますが、ほとんどは狂牛病でアメリカ産牛肉の輸入が禁止されたために、仕方なく増やしたというのが、実情です。実際、それ以前までは牛丼と定食のみという、ものすごい少数精鋭の品揃えでした。
これは、自らの専門分野に特化し、強みを活かすという意味合いもありますが、すき家との比較で言えば、牛丼を作るのにインテグラル型のアーキテクチャを取り入れているという捉え方も出来ます。すなわち、「吉野家の牛丼の味」という他社に真似されない一品を作るために、肉、タレ、たまねぎといった各具材を徹底的にすり合わせるという考え方です。吉野家の社長は、たかだか380円(かつては250円)の牛丼の味について、「吉野家の味を守る」という発言をどっかでwしています。事実、狂牛病によってアメリカ産牛肉の輸入が禁止されたとき、他社がOGビーフを使って早々と牛丼を復活したのに対し、アメリカ産でなければ「吉野家の味」を作れないと言って、頑なに牛丼復活を延期したことがその証明と言えるでしょう。
インテグラル型のアプローチによって、オンリーワンの味を追求しているがゆえに、吉野家の牛丼には固定ファンが多くついているとも言えるかもしれません。ただし、デメリットとして狂牛病騒ぎで発覚したように、一つでもパーツが欠けると、全体が作れなくなってしまうというリスクはあります。同じインテグラル型である自動車でも、以前このような事件がありました。
両社の対照的なアプローチを見ることで、たかが牛丼で、なんか経営理論っぽい事を語ってみましたが、結局何が言いたいかというと、オレも吉野家の牛丼が好きなんですよって事を再確認したなぁという、それだけの事でした。